土砂崩れに巻き込まれ、生き残った5人が招かれたのは金崎と名乗る兄弟と母親が暮らすお屋敷。
金崎兄弟が本性を現してからのバイオレンスな展開はスリリングで、“一人多い”と気づいてから誰が「やまのめ」なのかを探っていく同時進行はドキドキの連続。
登場人物それぞれの視点から成る各章も新鮮な気持ちで読めて効果的だったな。
ラストはこう繋がるのか!前作は最後モヤモヤしたけど、こちらは意外とスッキリ!
思った怖さとは違ったが、洋画スプラッターホラーを思わせる設定や展開と日本妖怪の不気味な伝承ホラーの融合の勢いを楽しめた。