原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。
最初は喜んで引き受けた作品でしたが、しかし、短篇を提出するごとに担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのかわかりません。
映画化もされた『火喰鳥を、喰う』でデビューした、原浩さんの現実浸食型連作短篇ホラー。
それぞれの短編も面白いですが、編集さんとの会話を収めた幕間がまた不気味で怖い。何より、以前にホラーアンソロジーに収録された短編が収められているという事を逆手に取って一段上のオチに昇華している所がとても好みです。面白かった!
個人的に好みだったのは、『らくがき』と『828の1』。死を -
購入済み
あっという間に完読
二日間の日中で完読しました。テンポ良く話が進展し、その世界観にのめり込む形で小説の世界観に没頭してしまいました。その世界観を改めて深く理解するために、現在二読中です。
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Posted by ブクログ
知っている作家さん、知らない作家さん含め色々な作家さんの文章にお試しで触れることができるのがアンソロジーの魅力の1つですよね。
澤村伊智先生、原浩先生、小野不由美先生の安定感は流石で、まさかの鈴木光司先生ご本人が登場する鈴木光司先生のお話も面白かったです。
そんななか今回の顔ぶれのなかでは一穂ミチ先生と阿泉来堂先生の著書はこれまで拝読したことが無かったのですが、今回はこのお2人の作品が個人的にはトップ2かなというくらい特に気に入りました。
阿泉来堂先生の読みやすい文章と個性的なキャラクター、一穂ミチ先生の「にえたかどうだか」の恐さ、他の著書も是非買ってみようと思えるもので、良い出逢いでした。