原浩のレビュー一覧

  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    まず"火喰鳥"という単語を目にし、私は反射的に「私は魔境に生きた」を想起したが、本書でもパプアニューギアにおける旧日本兵のサヴァイヴァルの日々が物語の核を成しているのを確認し、おそらくは著者も「私は~」を読んで、そこから"火喰鳥"を重要なモチーフに据えるという着想を得たのだろう…と確信的に思った。
    それほどに、飢餓の極限にあって火喰鳥はこの上ない馳走、まさに"生への渇望"を体現するにふさわしい象徴であったのだろう。

    近年のホラー作品では、超自然的な存在や現象が介在するにせよ、まるでSFのように何らかの"理屈"をあ

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    2026年03月10日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ホラーとしてなら、不条理で理不尽でも、うわぁ後味悪い〜で全然ありなんだけど。今回は前半と後半で空気感が違って、どっちつかずになってしまった。私には、後半ホラー味は全然なかった。

    実現するためにまず物理的にリアルに寄せる。っていうのは実現するための基本だよなって思ってて。もちろん死者の話ではない笑 ポジティブな言葉はポジティブなものを呼ぶと思うし、なのでみんなで文字を書いたり口に出して言ったりするの、こっちの用途でも使えるわけかなるほどねー、と思った。うん、効果があると思う(生死は覆りません笑)

    前半は突如ヘンになる人が多くて。まぁ不気味っちゃ不気味だったけど取ってつけた感じがあってこれどう

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    2026年03月05日
  • 身から出た闇

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    ホラーというか、世にも奇妙よりに感じました。あくまで私の好みの問題なのですが、主人公と打ち合わせした出版社の人達が「どうなったか」の顛末が知りたかった。何かあった風に匂わせながら、更にそれぞれ短編があたかも実は、というメタっぽい雰囲気を醸し出させながら、読者に想像させるというか読んだ人達にも何か起こるかもよ。的な。そんなんじゃなく、出版社の人達が生きてるのは分かったからどんな風になってるのかを書いてそれを読みたかった。日常という中でのホラーという物書きを通して登場人物がだんだんとおかしくなっていく過程を文章で感じたかったのと期待していたので、肩透かしを食らった気分でした。

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    2026年03月03日
  • 火喰鳥を、喰う

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    序盤、発見した大伯父の奇妙な日記の描写は、戦時中の緊迫感や戦争の悲惨さ、それから徐々に狂っていく様子が伝わってきて良かった。
    一方で、中盤以降はSF?超常現象?の要素が強まって、せっかくの序盤の現実にありそうな恐怖感が薄れてしまった印象。
    ただ、複数の要素を織り交ぜている点こそが本書の強みなのかもしれない。
    いつの間にか取り返しのつかない状況に陥る恐怖を味わえる。

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    2026年02月28日
  • 身から出た闇

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    試し読みで先が気になり読んでみた。
    どれも怖くて面白かった。
    個人的には、同じ名前のマンション二棟あるってキレてるのが、ツボでした。そうそう、わかる人にはその二棟の違いが重要なんだけど、知らん人には知らんがなの世界なのよねと。まぁ、デベロッパー似たような名前のマンションばっか作んなよってツッコミたいけどね。

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    2026年02月22日
  • 火喰鳥を、喰う

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    2020年第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞

    火喰鳥とは何だったのかしら?
    作中の火喰鳥は、妖怪というより、生と死の象徴のような存在が必要な時に現れるというような。


    私の仏壇というか、私が面倒見ている仏壇の中に昭和18年の戦死した会った事もない叔父の日記が入っている。その日記は、なぜかたっぷり線香の匂いが染み込んでる。
    ほら、こっちの方が怖いでしょ。
    年に何回か 解読しようと思うのだけど
    悪筆なのと筆記用具が安定してないのと
    読めなくて未だほぼ手付かず。

    この作品は昨年映画化されたようですが、
    よく読み解けたなあと思います。
    ラストの落とし所は 良いなと思いました。
    それならそうと 

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    2026年02月20日
  • 火喰鳥を、喰う

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    SFの要素強めの作品だと思います。
    前半は現実ベースで話が進みますが、後半から一気にSFの世界に引きずり込まれます。
    パラレルワールドといったところでしょうか。
    刺さる人には刺さる作品だと感じました。

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    2026年02月05日
  • 身から出た闇

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    日頃、角川ホラー文庫には お世話になっております。こちら、原浩さんの興味惹かれるタイトルの1冊、ようやく予約が回ってきました。
    ホラー短編5編を書き上げる間に担当編集者達との打ち合わせの数々を挿入したモキュメンタリータッチ。
    工夫しすぎたかなって思うけど
    お若めホラーファンの要求は日々高まっているのかもしれません。

    おばちゃまは ホラーではなく ご担当者さん達は ご病気かしらって方が心配でした。




    そして 以前から荻原浩さんとお名前がかぶりすぎていると思ってます。

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    2026年01月30日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ミステリ、かと思ったらファンタジーホラーモノのサスペンスだった。
    全体的に言い回しが旧く、作者は昔の文学作品が好きなのだろうなぁと思った
    あまり読んだことのないジャンルで面白かった。ただ伏線が回収されなかった点や、結局これはどうなったの?という点がままあったので星3かな。
    最後数ページは読んでいて鳥肌立つ。また読み返すかも。

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    2026年01月29日
  • 身から出た闇

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    作者の原浩本人が、ホラー短編集を書き下ろすまでの過程を綴ったモキュメンタリー。
    短編自体も設定が面白く引き込まれるが、それどころじゃない程、担当者のやり取りが怖い。
    短編は「828の1」が謎解き・不気味さ共に秀逸でした。

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    2026年01月21日
  • 身から出た闇

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    ネタバレ

    読みやすかったです。短編が4つ入っている。なんかどれも「怪異が広がる、どこまでも追ってくる」系で嫌な感じだな。と思ってたら、最後で綺麗にオチがあってゾワっとした。もしこれを読んでこの話に似たようなことが身の回りで起こったら、その怪異を自分な繋げたのもそれを望んだのも私たち。ヒェッ…

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    2026年01月11日
  • やまのめの六人

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    ホラー要素はあまりなく、避難先のおばあさんの一言でその場の空気が変わるところがピーク。

    各個人の視点で進んでいくので、わかりやすく明快。
    誰にも気づかれずにいつの間にか一員になっていたやまのめは誰なのか、割と序盤で目星が着いて白石の章で確信。
    キャラが立っていて誰が誰なのかがわかりやすいがために、白石の章で増えた人物がわかった。

    石の隠し場所もすごくわかりやすく匂わせられていた。
    最後はホラーらしいいいオチ。

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    2026年01月11日
  • 火喰鳥を、喰う

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    このアプリで、「火喰い鳥を、喰う」で検索しても最後の方に出てくるのは何故!?全く関係ない書籍の方が先に検索に上がる。

    火喰い鳥=人喰いかな?

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    2026年01月05日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    正直、主人公に共感できず叔父さんの方に肩入れしてしまったのでラストの展開は嬉しかった。
    北斗はあまり好きではないけれど、感情の強さという点では主人公が負けてしまったのかなと思った。
    チヤコが生まれられたのはよかった。

    チヤコが守ると言っていたことから、2人の北斗が起点のチヤコvs主人公だったという事なんだろうけれど、もっとチヤコ視点が知りたいと思った。

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    2026年01月05日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    雄司、あまりにもやる気なさすぎると思いつつ読み進めてたけど、結局火喰鳥を喰えない人間という設定なら納得できる

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    2026年01月05日
  • 火喰鳥を、喰う

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    久し振りに見事なまでのバッドエンド見た

    と読み終わり直後は思ったけど、
    視点を様々に変えるとそうでもないのかと思い直す。
    見方によって後味が変わる作品かなと。

    あと、怪しい奴が結果黒という別の意味で「お前かい!」という点にも着目してる。

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    2026年01月03日
  • 火喰鳥を、喰う

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    映画化されたので、気になり読んだ。
    なかなか難解で、注意深く読み進める必要あり。
    映画ではより理解が難しいし、薄い内容になるのぇは?と思う。
    パラレルワールド系が好みの方には良いかも。

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    2026年01月02日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    先が気になって、スラスラ読めた。
    何で貞市が存在すると保や雄司の存在が消えるのかよく分からん。ホラーはほぼ読まないので、難解な部分もあった。

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    2025年12月29日
  • 蜘蛛の牢より落つるもの

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    第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>を受賞した代表作『火喰鳥を、喰う』が映画化され、ホラー小説界で今ホットな一人(多分)、原浩。既刊作品が新たに文庫化されると知り、せっかくなので手に取ってみることに。(当方、著者長編作品は『火喰鳥を、喰う』のみ既読。)

    21年前、今ではダムの底に沈む、長野県にある六河原村のキャンプ場で起きた集団生き埋め事件。生き残った3人の証言によれば、彼らは自ら掘った穴に入り、自ら生き埋めになったという。その場にいた、彼らの行動を指示していたという"謎の女"。その女の正体は、その土地に伝わる「比丘尼の怨霊」なのか。オカルト系雑誌を発刊する天竜書

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    2025年12月29日
  • 身から出た闇

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    短編だけど物語としては繋がってるため気軽に読める長編感。
    じわじわと当事者たちを侵食していく様子が日本ホラーっぽい陰湿さでよい。

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    2025年12月23日