原浩のレビュー一覧
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第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>を受賞した代表作『火喰鳥を、喰う』が映画化され、ホラー小説界で今ホットな一人(多分)、原浩。既刊作品が新たに文庫化されると知り、せっかくなので手に取ってみることに。(当方、著者長編作品は『火喰鳥を、喰う』のみ既読。)
21年前、今ではダムの底に沈む、長野県にある六河原村のキャンプ場で起きた集団生き埋め事件。生き残った3人の証言によれば、彼らは自ら掘った穴に入り、自ら生き埋めになったという。その場にいた、彼らの行動を指示していたという"謎の女"。その女の正体は、その土地に伝わる「比丘尼の怨霊」なのか。オカルト系雑誌を発刊する天竜書 -
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ネタバレ角川ホラー文庫編集さんの勧めでホラー短編集を作っていこうとしてるその過程のお話。5つの短編(うち1編は、メールのやり取りという形式で作成途中の様子も提示)と、短編が仕上がった段階での編集さんとの都度のやり取りが載ってました。
短編はそれぞれ色合いが違ってて面白い。
ビーリアル的なお話も載ってて、おばちゃんの私には興味深かったです。怪異抜きにしても、なんか色々大変だなぁって、界隈外の私は思ってしまった。楽しさよりも圧の強さを感じたらもう終わりだよね辛。。
ただ、合間に起こった編集さんの怪異がなんか微妙… それがこの本の骨格みたいなものだと思うんだけど、多分そうなったんだろうなぁって読者が想像 -
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ネタバレ途中はどうなるのかと思いながら読み進めたが、ホラーかミステリーか微妙なところで、評価しづらい。
明らかに怪しい人物のことも、早めに疑っているのに結局騙されているのもなんなんだろう、と思ってしまう。あとは、ヒロインである夕里子自身の意志があまりにも置いてけぼりになってしまっているような。
好きな女性を自分のものにしたいという執着があるのは分かったが、同じだけ夕里子も主人公への離れ難いという気持ちがあったように思うので、舞台装置として設置されているヒロインが悲しかった。それならまだ、戦時中の人物の「生きたい」という気持ちの強さの方が納得がいったというか。
というか、パラレルワールドの自分と対話する -
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読後、なんとも言えない余韻が残る、読み始めて直ぐに物語の着地点が全く見えなくなる、独特の世界観は感じながらも、忍び寄る怪異やこれが人の悪意なのか情報は増えてくるが全く繋がらない、霧の中を歩いているような手応えがなく、少しイライラしながらも何処か惹かれていく、後半に入れば先が気になりドンドン読み進めていく、最期の最期まで答えははぐらかされ、読後の印象は何ともスッキリしたとは言えない想い!
しかし、これはこれで有りだと思う!率直な気持ちシーンによってはホラーの色も強いが、ミステリーではあるのだろう、◯◯レ◯ワールドという楽しみ方が出来るとすれば、非常に面白い物語であった。 -
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緩やかにそして確実に怪異が日常的に侵蝕してくる前半は大傑作!と言う感じだったのだが、後半……そう、ポッと出のキーパーソンが現れてから高揚感は急激に失速していった。様々な可能性(怪異を引き起こした人物)について考えながら読んでいたのだが、うーん……この……物語の構造は面白いのだが、なんかこう結末まで読んでも釈然としない点が多い。
登場人物の一人称や敬称に「ん???」と思う点があり、多分そうなるのは計算づくで伏線というかヒントなんだろう。
モノローグパート着目してみると、まず冒頭から「さてこれはいったい誰なんやろか?」てなるんやけど、コミカライズはともかく映画はこれどう処理したんやろか。 -
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面白かった。モキュメンタリーホラーの体裁をとった今っぽいホラーではありつつも、テーマ性のある怪談話をまとめた短編集でもあるという感じ。著者は決して若い方ではないようで、文体というか書き口も落ち着きがあるし、物語そのものもとっ散らかっていなくてまとまっているから、なんというか信用できる書き手という印象を持ったかも。はじめての1冊だったので、いくつか読んでみたい。どうでもいいけど、ホラー小説の出版社ってきっと怪異に満ちているのだろう、みたいなこと自体は、ちょっと俗っぽい考えというか、言い方わるいけど妙におっさんっぽく思ってしまったかも。でもそれ自体もネタにしているというか、自身の年齢性別とかに言及
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『角川ホラー文庫』
30年も続く角川ならではのジャンル。
私も江戸川乱歩や夢野久作の作品は、角川ホラー文庫のものを持っている。
ホラーというのは、なぜ、求めてしまうんだろうか。
人によるとは思うが、私にとってのホラーは、切っても離せないようなものである。
私に霊感があることも理由の一つだが、YouTubeで怪談を聞いてしまったり、不定期的に怖い本を読みたくなったりするのだ。
純文学作家がたちが何年も前からゾクっとするホラーを書いていること。現在でもホラーを求める人がいること。
やはり人間はホラーというものから逃れられない。
ホラーは、時代と共に求められる作風が変わっていく。
最近で