つるまいかだのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ数え切れないものを支払っていく、という
シビアなモノローグにはっとさせられる。
司が自分ができなかったからこそ、
理解の無さそうな親相手にいのりちゃんが
頑張って言えたことを褒めてくれるところで
もう泣きそうになる。
「頑張っても報われない」と何故決めつけるのだろう。
というか、何を目標にするかによるのだから
報われるか報われないかは本人次第では。
11歳から始めても大成しないから報われない、
というのは、つまらない大人の視線だと思う。
いのりちゃんが真っ直ぐなところが心あらわれる。
そして司がそれにとことん寄り添ってくれるところが最高だ。
そうしてもらえなかったからこそできることだろうけ -
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泣きそう
いつもと違うコンディションのリンクでの初めての大会、実質的にぶっつけ本番での大技への挑戦と成功。大会での優勝と母親から認めてもらえる。こんなの泣きそう。
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話題も納得
アニメ化もされた話題作。
誰もが知っているメジャースポーツであるフィギュアスケートだが、その内実に切れ込んだ作品はあまり多くない。
本作では小学生レベルから上を目指すストーリーが語られており、その内情は非常に興味深い。
一方、絵はややクセがある。
通常時は問題ないが、やたらと強調した絵になることが多々あり、当初はそれがかなり目についた。
もっとも、2巻目に入る頃には慣れてしまい、ほとんど気にならなくなったが。
(実際にそういう描き方が減ったというのもある)
あと、主人公の少女が小5にしてはやたらと大人びた口調なのも気になるところ。
「エモい」シーンには不可欠ではあるが、少なくとも高校生レ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ
司と純の対決、大人だけの表紙カッコいい
神回だぁ(恍惚)
「賭けを見守る」面白さから始まって「奇跡を見守るスポーツ」で締める。
司をアイスダンス出身に設定したのが見事なのだろうなぁ。
2位の夕凪さんの描き方もすばらしい。
自分もまた誰かに「追いかけられる」側でもあるということへの気付き。
焼肉打ち上げの場での鴗鳥慎一郎と司の並び……この2人の「左右」はそういうことか……
スケート激ウマおじさん達の三角関係(妄想)が発生してるのおもしろすぎるwwww
これ子供たち出てこないほうが面白いんじゃ…… というか、大人世代のストーリーも十分にメインだってことだよな。
うわ〜〜 慎一郎→ -
Posted by ブクログ
ネタバレ
これまではスケートをやる側(&コーチする側)の目線でフィギュアスケートを描いてきたが、この5巻では「素人がフィギュアスケート観戦をいかに楽しむか」という観点で描かれており、とても面白い。
偶然座っていたリンク管理人のお爺さんの答えは「賭けを見守る面白さ」。フィギュアスケートのジャンプなどの技の構成をカードゲームに喩えて、トップ5の座をかけて15人の選手たちが各々の技と戦略と覚悟を競い合うさまが描かれる。競技ルールと「審査項目」が厳格に明文化されて定まっているフィギュアスケートならではの奥深さと楽しさが門外漢にも伝わる。
キャラが多いので、4人同時に滑走しているかのようにマンガ的に並列 -
Posted by ブクログ
ネタバレ鴗鳥慎一郎36歳!?!?(最大の衝撃)
理凰くんと司先生の関係いいな
自分に反発してくる子供に向かって大人が圧倒的な実力を見せつけてねじふせる展開は、冷静に考えるとかなり大人気ないというか、要するに引退おじさんの俺TUEEE系では?という気がしないでもない。第一線を退いても、現役世代の若い子に自分を尊敬してもらいたい、という全おじさん(大人)の欲望をうまく突く。 『トップガン』?
まぁもちろん、司と理凰の関係は単にそういうことではなく、対照的なバックグラウンドを持ちながら、天才(夜鷹純)に強烈に憧れて自らの才能の無さに打ちひしがれたという共通点において理解者となれる関係だから良いんだけ -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み西日本大会
小学生を対象にした西日本大会に出場するために京都宇治アイスアリーナにやってきたいのりと司。
いつも練習しているリンクと違ってメインリンクにサブリンクがあり空調がちょうどよく効いているという今までと違う環境にテンションが高くなってしまういのり。
同じくテンションが上がっている広島出身の獅子堂星羅や岡山出身の小熊梨月に話しかけられその勢いにいのり自身のテンションが次第に落ち着いていく。
そこに強豪の蓮華茶FSCのメンバーがやってきて場の空気が一気に変わるのを感じてしまう。
試合に向けて自分のペースを保つためにウォームアップをしようとするいのりだがスケート靴を電車の中に忘れてしまったことにようやく気 -
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不断はスポ根・熱血モノは引いてしまって読まないのだけど、引き込まれてしまった自分がいてビックリ。とても面白かった。
ただ、ビフォー・アフターのコントラストを付けるためか、松岡修造越えのコーチの熱血ぶりや少女の卑屈ぶりが過大に感じた。