夜光花のレビュー一覧
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購入済み
ネタバレなしで読む、を推奨。
オチに「へぇそーだったんだ!」と感嘆するためにネタバレないほうが楽しめます。ただし私のコメ読めば多少露呈しますのでご注意を(笑)まず要がかなり潔癖というか結構な堅物のホモファビア(過去にトラウマありですが)、亮二は色んな意味でユルそーでちょっと不遜な男。そんな2人が読み手にも分からない状況で窓もない部屋に手錠で繋がったまま真っ裸で監禁される訳ですがいわゆる吊り橋効果か要は嫌っていたはずの亮二に惹かれていく。そりゃーおかしくもなるさ、とツッコミつつも妙に心躍るシチュ(笑)8割読んでも一向に謎解きなしで変な焦燥感もありアッという間に読み切りました。夜光さんにしてはオカルティー要素?はロー、でもエロ度は流石のハイレベルなのでご安心を(笑)執着攻めスキーに本作かなりきました、「うわーマジでか〜スゲーなぁ」でした(笑)ところで亮二のお父さんってどなた様なんだろうか?
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泰正完結編。妖怪や幽霊が登場するのでホラーになるはずのところが、すっかりラブコメテイストになっていました。脱力系オカルトって新しいBL。
楽しく読めて満足です。
すべて、泰正のキャラのおかげ。
泰正が天真爛漫で何事もおおらかに受け止めるキャラなので、よく考えたら怖い事件も頻繁に勃発しているのに恐怖感があまり迫ってこなくて、読み終わるとすべてが微笑ましくすらあるんですよね。
泰正ってやっぱり人並みはずれたところ、超越したところがあると思います。その分、弟のマジメで何事も真剣に考える衛が散々な目にwww
不憫でしたがちょっと笑ってしまった。
もっと報われてもいいと思っちゃいました!!家族はどっちかというと泰正よりで、おおらかです。いい家族でした。
家族愛がクローズアップされた結末でした。自分の居場所が無いと思い込んで山に逃げ込んでしまった泰正を、衛や家族が一生懸命捜すシーンでは、不覚にも涙が。
長峰の登場にはほっとさせられました…
衛と泰正の関係に幼馴染みたちが勘付き、不穏な空気が流れ始め嫌な事件が続発して、衛が危険な目に遭ってしまいます。一方で泰正と山神との結びつきも、次第に明かされていきます。過去の陰惨な事件も解明されていって、泰正の生い立ちや、どうしてそんなに天真爛漫なアホの子になっちゃったのかそのわけもわかってきました…
でも、泰正の父親のことなどちょっとまだ納得しにくいところも残されてしまったような気がします。説明不足なのか、今後新しい展開があるのか興味ありますね。
それに、泰正は村から出ないとなると、衛との恋愛はどうなるんでしょうか?遠距離??
エロシーンの上手い夜光花センセでも、さすがに泰正ではどうなるかと心配したけど、衛のがまんできない襲い攻めで難なくクリア。ただ、いつもよりはほのぼのです…
次回は長峰編ということで、好感度あるキャラの恋する相手が誰になるのかめちゃ気になります! -
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ここの、怜士の心理描写は物凄い臨場感だった。うがった言い方をすると、トラウマがどうのこうのと散々煽るのは、トラウマが吹き飛ぶほどに相手の事を愛している、と言う「深さ」のメモリとしてトラウマを利用している様に感じる時がある。それを当然読者も期待して読むわけで、やっぱり駄目だった、としつこく書かれると、話を引き延ばしたいだけなんじゃ…と言う気にもなってくる。当然、怜士がそう願うように、トラウマを払拭し抱き合える事を期待しつつも、あれだけ「トラウマがあるんだ!」と煽っておいて、えらくあっさり乗り越えたな、では、やっぱBLなんだなぁ…と言う気持ちも出てきたりするが、怜士が最後の賭けに出る気持ちで勇気を振り絞り、如何に花吹雪先輩と体を重ねることが出来るだろうか、と言う最終案として、交換条件を振りかざしたところからの下りの臨場感が何とも言えず面白かった。
ふと思い立つのは、花吹雪先輩が実在したと言う事。いや、正確にはフィクションの中の人間が実在する訳はないんだけど、清涼と塚本の話の中だけに居る夢の様な存在、って感じがしてたから、ああ言う、子供の様な好奇心を持つ人物に書きあげた夜光さんの素晴らしさよ…品構成は『忘れないで~』と非常に似ている。だからどうだ、とかどうでもいい、好きな相手に触れて貰う喜び・緊張・不安・快楽・恐怖、そう言う怜士の気持ちの臨場感が素晴らしかった。怜士の心の波打つ感じが手に取るように伝わってきた。 -
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「忘れないでいてくれ」のスピンオフ。前作は一段だったのに、今回は二段組でボリュームがありました。
前回イラスト担当していた朝南かつみ先生への追悼の意を込めて、イラストなしになっています。でも、ちゃんと頭の中では朝南センセの絵で再生されて、驚きました。イラストなしにしたことで、偲ぶことができてよかったと思います。
前作で噂のオトコだった花吹雪先輩が登場します。主人公は清涼の同級生だった怜士です。
こちらの怜士も、過去の失踪事件によりトラウマに悩み苦しみ続けているというのが、前作と似通っていて困惑しました。
トラウマに苦しむという設定が作品に頻繁に登場してくるので、混乱するというか。
でも、花吹雪先輩―――櫻木がかなりの不思議キャラで、しかもすごくカッコよくて、引き込まれました。
夜光センセらしいミステリー仕立てになっていて、怜士が記憶を失っていた間に起きたことが少しずつ明らかになっていきます。怜士は、ゲイだと自覚しつつも接触恐怖症なんです。なので、29歳だけどまともに誰かと付き合ったことがありません。失踪事件が原因なのではと、うすうす気付きますが、原因究明は案外すんなりいかず思ったより複雑な展開。
そんな怜士は、かつて恋焦がれていた櫻木と再会することによって救われていくのです。
櫻木がいいんです!もう、なんて鈍感。でもなんてやさしくてイイ人♥
その上、魔法使いなんですよ。沈んだ心に笑顔を蘇らせる素晴らしい技を持っています。
櫻木の感性はとてもぶっとんでいます。常識で測ってしまうと淡白で薄情な人では?と失望してしまうのですが、実はあふれるほどの愛情の持ち主です。本人も自覚がないようですがww
なので、櫻木と怜士は時に食い違い、時にぶつかってしまい、焦れ焦れさせられました。
Hシーンでの怜士の想いが切なかったです。測り知れない不思議ちゃんに翻弄されまくりな怜士です。
でも、二人のやりとりにはクスッと笑わせるものもあって、力の入るストーリーのところどころで脱力できました。後ろ向きな怜士に、櫻木の妙にあっけらかんとした言葉遣いではゼッタイ気持ちが伝わらないよね~と思いつつ…
二人の、というか櫻木のずれっぷりに呆れつつも、その根底にはゆるぎない愛が感じられたのがよかったです。重いテーマだったのに、超天然な櫻木にほのぼのさせられたのでした。 -
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花シリーズのスピンオフ。あの尚吾と誠が住んでいた村の隣村にいる、これまた兄弟の話です。こちらは、弟×兄。
兄の泰正が、25歳とは思えない子供らしさ?でまさに天真爛漫という言葉がぴったりで、毒気が抜かれます。
元は大人しいお人形のようなお利口さんだったのですが、ある出来事から別人のようになってしまったという過去の持ち主。
どこからどう見ても危なっかしく、心配この上ない兄を、ずっと護ってきた弟の衛の胸の奥には、誰にも言えない激しい想いが秘められていて。
「花」は、ダークミステリーな匂いがムンムンの兄弟モノでしたが、こちらもその花にまつわるストーリーなので、同じくミステリアスです。ただ、泰正のキャラのせいか、かなりとぼけた味になっています。あんなにダークじゃなくて、民話的ファンタジーな世界観が主体です。
怖くないわけじゃないんですが、泰正は「不浄の回廊」の歩を上回るアホの子で、全てをゆるーい感覚で受け止めていて、超越しているかんじ。
なんだかいい意味で調子が狂っちゃいます。
一方、弟の衛は物事を真面目に考え、泰正への気持ちも独りで抱え込んで苦悩するようなタイプです。泰正視点で展開するので、衛がどれだけ辛い思いをしているのかがあんまり伝わってこないのがご愛嬌。
それでも、読んでいると衛と泰正の思考にあまりにも隔たりがあることがはっきりわかるので、弟は報われていないな~と不憫になります。
読後は、まだまだ序章という気がしました。鈍くてお子ちゃまな泰正のせいで、エロ的にもまったくドライな印象です。とは言うものの、これからの進展に大いに期待できそうなムードありあり。
ぜひ、怒涛のラブラブ両想いが成就するのを見てみたいです。
謎が謎のままなので、とてもこれから先が待ち遠しいです! -
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ネタバレ作中では、受が過去の出来事に大きく罪悪感を持っている設定となっていたけれど、自分の父親が攻の母親(かつ隣人)と不倫していたんだから、当時、攻に対しても嫌悪感を抱くのは当たり前なのでは…
中学生の多感な時期だし。
まぁ、攻に対して劣等感も持っていたし、作中の設定としてそうしたんだろうけれど、読みながら「そこまで卑屈にならなくとも…」と思いながら読みすすめていったので、構成などはけっこう好きな作品だけど、☆5つにはなりきれなかった。
むしろ、受が入院している攻を見舞ったときに取り乱していた攻母に対し、「自分のことは棚上げにして一方的に責めるなんて自分勝手なやつだ」と思ってしまった。
+受の言葉を真に受けて歩道橋から飛び降りたのは、攻の責任だと思った。 -
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幼馴染み、執着愛など夜光花センセらしいテーマの話。
世間的にはイケメンでカッコいい人気モデルだけど実はヤンデレな大型わんこの椚×動物は大好きだけど他人への意識が希薄なペットシッターの陽斗。
二人は小学校からの同級生ですがこれといったつきあいもなく、10年ほど経ったある日突然、陽斗の元に椚から犬の世話をしてほしいという仕事の依頼が入ります。
陽斗にとって椚は忘れかけていた存在だったのに、どうやら椚はずっと陽斗のことを忘れずにいたようで、犬の世話にかこつけて何かとしつこく迫ってきます。自分勝手で荒っぽい椚が怖くなった陽斗は、彼から距離を置こうとするのですが。
最初は椚が自己チューで乱暴で鼻持ちならないヤツだと思っていたのですが、読み進むうちにもっと酷いのは陽斗のほうじゃないかと確信しました。椚のアプローチを見事にスルーしています。嫌悪とか怒りとかの反応はなくて、ただの無視です。わざとじゃないんだけど、すべてなかったことにしてるのが冷たいです。
邪険にされると燃えるのが恋心なんでしょうが、そのせいでいっそう椚が煽られることになっています。
犬も訓練して躾けられて立派なわんこに育っていくように、椚も陽斗との再会やパピヨンの飼い主になったことや、元嫁とのトラブルなどをきっかけに人間的な成長を遂げ、お子ちゃまから立派な大型わんこ攻へと変身します。とても良かったポイント。
そして陽斗も、椚と関わることによって愛することや思いやることに目覚めたのが良かったですね。
椚のパピヨンが最初は超凶暴だった。飼い主に似るというやつ?そんな飼い犬ともどもおりこうさんになっていく椚の姿がほほえましかったです。
凶暴といえば、もっとすごかったのが椚の元嫁!!ありえない恐ろしさに驚愕です。元嫁登場シーンだけバイオレンスホラーだった…!
最後はあの酷い男だった椚が、なんだか気の毒でかわいそうなヘタレ男に。それでも幸せ!と断言しそうなラブラブっぷりですけどね。陽斗は感情が希薄な分、Hはあれこれなんでもさせてくれて結構上手くやっていけそうです。 -
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ネタバレ『眠る劣情』のスピンオフ。
恋愛モノとしてみると、☆3つ。
推理小説としてみると、☆5つ。
なので、間を取って☆4つ。
ただ、犯人(?)はかなり早い段階で見えてきた。
串田のキャラが苦手。
けど、あのキャラだから、この本(ストーリー)は成り立っている気がする。
ただ、いまいち串田の感情がつかめなかった。
『恋人』となってからも、ちゃんと守のことを好きなのかは見えてこない。
また、守にしても、串田の中身じゃなく外見が好きなんだとしか見えてこない。
『眠る劣情』よりもこちらを先に読んでしまったけれど、『眠る劣情』を先に読んでいたら、串田のキャラもそこまで苦手ではなかったかも。
「やっぱり順番どおりに読むべきだった…」と思った。 -
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ネタバレ重い… ストーリーが重いんだけど、この重さ、嫌いじゃない。
読んでる途中は、攻のことを
「そんなに長年好きだったのならば、そんなに酷いこと言ったりやったりできないだろう…」
と思っていたし、受のことも
「攻への気持ちが全然見えてこないのに、これでどうやて攻への気持ちをつなげていくんだろう???」
と思っていた。
けれど、そういった疑問もすべてきれいにまとめられていて、納得のいく終わり方でした。
…私には…
ただ、内容として、攻を婚約させる必要があったのか?という疑問が残るのと、
攻は絶対に葛藤しているはずなのに、それが文面上にあまり出ていない
…受視点だからそれが当たり前なのかもしれないけれど見たかった…
ってことで、☆4つとしました。