すんみのレビュー一覧

  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    マジョリティには、マイノリティのことを学ぶ責任がある。学びもせずに検討外れな意見をしてくる連中など無視しよう。差別には怒りの声をあげよう。私たちはもう黙らない。

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    2022年08月20日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    作中でも「そう見えるかもしれない」と幾度か出てきていたが、若干女性と男性の対立をベースにして書かれた本というふうに読めてしまった。
    永遠に続いてきたかのような家父長制社会において女性を奮い立たせるため、言葉を口ごもらせず外に出させることを目的にして書かれた作品。そういう角度が必要なときもきっとある。

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    2022年03月15日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    女性の味方になってくれるような本だと思った。
    数字を示して論理を展開しているものではないし、読んだ後に自分の中にあった疑問が解決してすっきり、となるわけではない。だけど、女性であれば誰しもが感じたことがあるであろう、もやも体験が綺麗に言語化されていて、「やっぱりみんな同じく感じてたよね」と安心出来、大変だったら無理にわからない人に説明する必要はない、と言ってくれ、勇気を持って対話してみようと思う人向けには、そのための武器(言葉)を示してくれている。
    筆者が各シチュエーションで提案している反論の際の言葉の選び方はとても的確で、痛快。もちろん論理の筋を通すことも大切だが、相手に正確に考えを伝えるた

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    2022年02月01日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズムについて男性と語るとき、なぜかこちらが説得しなきゃいけないような、言い訳めいた気持ちで話をすることが多かったけど、そもそもそれっておかしいことに気づけた。相手の態度が良かろうが悪かろうが、女性側に性差別を「知らない」相手に説明する義務なんて一切ないんだから、嫌なら話さなくていいということを強く主張し、いろいろな護"心"術を教えてくれる。
    男性とフェミニズムについて話したことがあり、もやもやしたことがある人には読んでみてほしい。

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    2021年11月16日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    理解する気もない人にわかってもらおうと言葉を尽くしてきたんじゃないか。わからないのはあなたの説明が悪いからじゃないよ。相手にわかる気が、ないんだよ。
    めっちゃ、納得した。

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    2021年11月11日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    韓国はフェミニズムが進んでいるし、日本より全然男女平等に対して考え方が進んでいると思っていた。本書を読んで、そうではなかった事実に驚いた。徴兵制という構造的に男女格差を生み出す機構があり、そこに根差した世代間と男女間の不平等感が問題をややこしくしている。日本の方がまだ、とかいや韓国は進んでいるよ、とかとは別で、あるべきでは無い場所にある不平等というのはその国その国で事情も深刻さも違うんだな、と思った。他国と比べてという議論は出てきた表面しか見ていない。

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    2026年09月10日
  • 敬愛の心

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    “誰も傷つかずにやさしく暮らしていける瞬間は、人生のいつ頃にやってくるものだろうか。”(p.163)

    “記憶を彩るものがあるなら、それは飾るためではなく隠すためだと。中を覗けば、さらに深い悲しみと苦しみがあるはずだと。ただ、その言葉を誰に向けているのかは、自分でもわからなかった。誰が耳を傾けてくれるかも。”(p.271)

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    2026年06月28日
  • そっと呼ぶ名前

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    「文学ラジオ空飛び猫たち」で知った本。大人の恋愛。これ、若い人が読んだらどう思うのかなー。

    ヒョクボムのことを好きだけど、相手の立場も理解できるから自分の気持ちは引っ込めてしまうスジン。どうしようもない気持ちから、自分を好きでまっすぐ気持ちをぶつけてくる年下のハンソルを利用してしまう。
    そんな自分を良しとしているわけではないがそうせざるを得ないやるせなさと、ハンソルに対する申し訳なさ。

    「大抵の場合、何度も別れようと言うほうが、愛の世界では弱者」(p138)とあるが、「申し訳ない」と言う方は強者だな、と思った。

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    2026年06月28日
  • 私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない~韓国、女性たちの労働生活史

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    私もこの本に出てくる女性たちのような母に育てられた。母は非正規労働者でシングルマザーでダブルワークをしながら持ち家を維持して娘2人を育てた。
    色々あってその感謝を伝えられていないんだけど読みながら母を思い出して泣けてきた。
    食堂のおばちゃん、掃除のおばちゃん、受付のおばちゃん、私たちの周りにもいる。私たちを支えてくれている。私たちが知らない人生を生き抜いている。

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    2026年04月03日
  • コマネチのために

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    ネタバレ

    成功しなくても夢が叶わなくても、日々は続いていく…

    子供のときにソウル五輪で体操するコマネチに心奪われてから、マニは体操選手になる事を夢見る。母の勧めで体操教室に通い始めたが実はそこはエアロビ教室だった。でも夢は諦めない。
    母の大きな期待を背負い、私立の体操部のある学校へ転校する。そこで実力の差を思い知ってしまう…
    30半ばになりマニはリストラにあう。裕福とはいえない暮らしの中での出来事に母に叱咤される。
    現在のマニが子ども時代を回想しながら物語は進んでいく。
    世の中には夢を叶えられなかった大人のほうが多い。夢を諦めた後も日々生活は続いていく。

    描写がリアルでマニに共感しながら読めました。

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    2026年02月14日
  • 八重歯が見たい

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    ネタバレ

    主人公のジェファと元彼のヨンギ、それぞれの視点が交互に描かれ、ジェファの章では彼女が書いた短編と、それに因んだエピソードが語られる。それぞれの短編がちゃんと物語として成立していて面白かった。「オオカミの森に腕を忘れてきた」と、「魚王子の伝説」の話が好み。

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    2026年02月13日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    「スイッチ」が特に好き。人の事情が頭の上に表示されたらいいのにな、という感覚とか、お互いのよいところを分け合うようなやさしさとか。
    SF要素のある作品も面白かった。挿絵のタッチがかわいらしくてすきです。

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    2026年01月25日
  • 地球でハナだけ

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    個人的には、大きく感情が揺さぶられるようなこともなく、読み進めるのがつらいところもあったんですが、宇宙人キョンミンとハナの心が通ってからは面白かったです。
    エピソードは宇宙人的でしたが、普通に2人が心を通わせ人生をともにする愛の話で、よかったです。よくも悪くも淡々としているので、ラブストーリーにしては湿っぽくなくて読みやすかったと思います。

    2冊連続で作中で主人公が同じ場所にハネムーンに行く描写があるとは…。少し行きたくなってきました。

    ラストが少し驚かされました。

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    2025年12月05日
  • コマネチのために

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    十年勤めていた会社を今日クビになった。それを私は家族に言えなかった。その時分、父の店がうまく行っていなかったからだ。これ以上母を心配させてたくなかった。毎日仕事に行くように家を出て時間をなんとかつぶして家に帰ってくる。そんなことが続けられる訳がないのに…。

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    2025年10月22日
  • 地球でハナだけ

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    ラストだけ、ちょっと自分の好みではないけれど、惚れた弱み、ロマンチックな寓話ということは、まあ分かる……
    SFの枠を借りた、自然と互いを思いやり尊重し、という理想的な愛の物語。ユリとの友情も素敵。

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    2025年10月08日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    韓国の家父長制、その下で育まれてきた男性性の問題点について、丁寧にわかりやすくまとめられている。批判の一つ一つも極めて鋭く、なるほどと膝を打ったりわが身を省みたりもした。

    ただ批判が先立っていて、考え方を整理していくと一つにまとめられない所も見られる気がした。(例えば能力主義に対する態度; それに乗っかって女性の優位を主張するところと能力主義自体を根本的に批判するところが斑模様だったり)
    あとメガリア的なものについて(理解はできるが)しっぺ返し戦略を続けてると分断が深まる一方ではという疑問も残った。

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    2025年10月06日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    何か(思い出せない)で知って、韓国の作家さんの本、面白いかな?とメモを残しておいた。

    掌篇?小説集でした。

    自分の勝手な韓国のイメージに当てはまってる感じというか、当てはめようとしちゃったかな。
    いろんな媒体からの依頼に応える内容で、理解不十分なもやもやが多かった。
    韓国は好きだけどまだまだ知らないことが多い故にかもしれません。

    閉塞感をどう打破するか、我が国だけではないのだなと感じた。それがない国は世界にあるのかとも。

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    2025年09月28日
  • コマネチのために

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    2016年に出版されたチョ・ナムジュさんの2冊目の長篇小説。著者による要約は「失敗のあとを生き続ける人々の物語」だそうだ。タイトルにあるコマネチは、1970年代に活躍したルーマニアの体操選手。
    主人公のコ・マニ(名前がコマネチに似ている)は、36歳で10年勤めた会社をクビになり、親元に寄生している。実家はソウルでも5本の指に入る貧民街にあり、現在何度目かの再開発話が持ち上がっていた。
    フラッシュバックの手法で現在と過去が交互に描かれ、なかなかにつらい人生を歩んできたマニが痛い。この両親もどうなんだろうと思う。

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    2025年08月01日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    ずっと読めてなかった本をようやく。

    韓国だからなのか、発売された頃の空気なのか、それとも私が比較的恵まれた環境にいるからなのか、詳しくないので分からないが、セクシストとフェミニストが対立している構図が、今、女性である私自身が感じているものより酷く思った。
    少し時間が経って、良い方向に向かっているのだと思いたいけれど、決して女性嫌悪がなくなったわけではない。未だに、この本に書かれているような言葉を投げかけられることはある。
    その時に私は、性別による不平等はあるし、なくなるべきだというスタンスでやってきたし、これからもそうでいたい。だけど、話すかどうかは自分で選んでいい、話さない選択肢もとってい

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    2025年07月13日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    Kカルチャーに興味をもち、違和感も時に感じる中で興味深いジェンダー論。歴史の流れから似ている部分と異なる部分どちらもあるが、誰かを抑圧せずひとりの主体として、他人と連帯して生きていかねばならない我々が向き合い続けなければならない話。対岸ではない。

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    2025年07月06日