すんみのレビュー一覧

  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    韓国はフェミ盛んだなあと思ってはいたけど、その裏には「女性嫌悪犯罪」というものがあるらしい。女性が女性であるという理由だけで、被害にあう事件のこと(小田急のやつみたいな)。

    この本を読んでスッキリしたこと。
    女は男の価値観、権力で苦労していて、
    男は男の価値観、権力で苦労してる。だから男の苦労を引き合いに女の苦労を下げるのは違う。


    今どうしてこんなにフェミニズムが叫ばれるのか。→皆が知らないだけで今までも戦いはあった。内面戦争が社会の変化によって全面戦争になっただけ。すごくわかるなあ。

    「そちらの経験不足と理解力のなさを打ち明けられてもな、何のお役にもたてませんので」って言ってみたい。

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    2021年11月06日
  • 私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない~韓国、女性たちの労働生活史

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    私もこの本に出てくる女性たちのような母に育てられた。母は非正規労働者でシングルマザーでダブルワークをしながら持ち家を維持して娘2人を育てた。
    色々あってその感謝を伝えられていないんだけど読みながら母を思い出して泣けてきた。
    食堂のおばちゃん、掃除のおばちゃん、受付のおばちゃん、私たちの周りにもいる。私たちを支えてくれている。私たちが知らない人生を生き抜いている。

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    2026年04月03日
  • コマネチのために

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    ネタバレ

    成功しなくても夢が叶わなくても、日々は続いていく…

    子供のときにソウル五輪で体操するコマネチに心奪われてから、マニは体操選手になる事を夢見る。母の勧めで体操教室に通い始めたが実はそこはエアロビ教室だった。でも夢は諦めない。
    母の大きな期待を背負い、私立の体操部のある学校へ転校する。そこで実力の差を思い知ってしまう…
    30半ばになりマニはリストラにあう。裕福とはいえない暮らしの中での出来事に母に叱咤される。
    現在のマニが子ども時代を回想しながら物語は進んでいく。
    世の中には夢を叶えられなかった大人のほうが多い。夢を諦めた後も日々生活は続いていく。

    描写がリアルでマニに共感しながら読めました。

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    2026年02月14日
  • 八重歯が見たい

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    ネタバレ

    主人公のジェファと元彼のヨンギ、それぞれの視点が交互に描かれ、ジェファの章では彼女が書いた短編と、それに因んだエピソードが語られる。それぞれの短編がちゃんと物語として成立していて面白かった。「オオカミの森に腕を忘れてきた」と、「魚王子の伝説」の話が好み。

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    2026年02月13日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    「スイッチ」が特に好き。人の事情が頭の上に表示されたらいいのにな、という感覚とか、お互いのよいところを分け合うようなやさしさとか。
    SF要素のある作品も面白かった。挿絵のタッチがかわいらしくてすきです。

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    2026年01月25日
  • 地球でハナだけ

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    個人的には、大きく感情が揺さぶられるようなこともなく、読み進めるのがつらいところもあったんですが、宇宙人キョンミンとハナの心が通ってからは面白かったです。
    エピソードは宇宙人的でしたが、普通に2人が心を通わせ人生をともにする愛の話で、よかったです。よくも悪くも淡々としているので、ラブストーリーにしては湿っぽくなくて読みやすかったと思います。

    2冊連続で作中で主人公が同じ場所にハネムーンに行く描写があるとは…。少し行きたくなってきました。

    ラストが少し驚かされました。

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    2025年12月05日
  • コマネチのために

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    十年勤めていた会社を今日クビになった。それを私は家族に言えなかった。その時分、父の店がうまく行っていなかったからだ。これ以上母を心配させてたくなかった。毎日仕事に行くように家を出て時間をなんとかつぶして家に帰ってくる。そんなことが続けられる訳がないのに…。

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    2025年10月22日
  • 地球でハナだけ

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    ラストだけ、ちょっと自分の好みではないけれど、惚れた弱み、ロマンチックな寓話ということは、まあ分かる……
    SFの枠を借りた、自然と互いを思いやり尊重し、という理想的な愛の物語。ユリとの友情も素敵。

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    2025年10月08日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    韓国の家父長制、その下で育まれてきた男性性の問題点について、丁寧にわかりやすくまとめられている。批判の一つ一つも極めて鋭く、なるほどと膝を打ったりわが身を省みたりもした。

    ただ批判が先立っていて、考え方を整理していくと一つにまとめられない所も見られる気がした。(例えば能力主義に対する態度; それに乗っかって女性の優位を主張するところと能力主義自体を根本的に批判するところが斑模様だったり)
    あとメガリア的なものについて(理解はできるが)しっぺ返し戦略を続けてると分断が深まる一方ではという疑問も残った。

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    2025年10月06日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    何か(思い出せない)で知って、韓国の作家さんの本、面白いかな?とメモを残しておいた。

    掌篇?小説集でした。

    自分の勝手な韓国のイメージに当てはまってる感じというか、当てはめようとしちゃったかな。
    いろんな媒体からの依頼に応える内容で、理解不十分なもやもやが多かった。
    韓国は好きだけどまだまだ知らないことが多い故にかもしれません。

    閉塞感をどう打破するか、我が国だけではないのだなと感じた。それがない国は世界にあるのかとも。

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    2025年09月28日
  • コマネチのために

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    2016年に出版されたチョ・ナムジュさんの2冊目の長篇小説。著者による要約は「失敗のあとを生き続ける人々の物語」だそうだ。タイトルにあるコマネチは、1970年代に活躍したルーマニアの体操選手。
    主人公のコ・マニ(名前がコマネチに似ている)は、36歳で10年勤めた会社をクビになり、親元に寄生している。実家はソウルでも5本の指に入る貧民街にあり、現在何度目かの再開発話が持ち上がっていた。
    フラッシュバックの手法で現在と過去が交互に描かれ、なかなかにつらい人生を歩んできたマニが痛い。この両親もどうなんだろうと思う。

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    2025年08月01日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    ずっと読めてなかった本をようやく。

    韓国だからなのか、発売された頃の空気なのか、それとも私が比較的恵まれた環境にいるからなのか、詳しくないので分からないが、セクシストとフェミニストが対立している構図が、今、女性である私自身が感じているものより酷く思った。
    少し時間が経って、良い方向に向かっているのだと思いたいけれど、決して女性嫌悪がなくなったわけではない。未だに、この本に書かれているような言葉を投げかけられることはある。
    その時に私は、性別による不平等はあるし、なくなるべきだというスタンスでやってきたし、これからもそうでいたい。だけど、話すかどうかは自分で選んでいい、話さない選択肢もとってい

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    2025年07月13日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    Kカルチャーに興味をもち、違和感も時に感じる中で興味深いジェンダー論。歴史の流れから似ている部分と異なる部分どちらもあるが、誰かを抑圧せずひとりの主体として、他人と連帯して生きていかねばならない我々が向き合い続けなければならない話。対岸ではない。

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    2025年07月06日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    掌編を集めた一冊。依頼元のテーマに寄せすぎることなく、著者の一貫した社会への怒りや違和感、様々な社会問題への考えがストレートに表現されており面白い。あとはやはり似て非なる文化の片鱗も感じる。

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    2025年05月15日
  • そしてパンプキンマンがあらわれた

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    韓国の児童文学。カラーの挿絵がふんだんに使用されており、本を読むのが苦手な子にも少しとっつきやすい。メタバース空間を題材にした今っぽい児童文学。

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    2025年02月26日
  • 彼女の名前は

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    ネタバレ

    日本より酷い女性の人権のなさに、暗い気持ちになりながら読んだ。
    多少前向きな流れでそれぞれの物語を締めてはいるが、もちろん何の解決もしていない。

    そんな思いで読み終えようとしていたが、最後に爆弾があった。
    桜庭一樹氏による解説、この中のエピソードが一番おぞましく、吐き気がした。
    都会で育った私ですら、祖父母や父による母の処遇は今思えば許し難いものがあるのだから、田舎という閉鎖的な世界に住む人の考え方は推して知るべし、なのだろうか。

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    2025年02月08日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    ネタバレ

    掌篇小説、いわゆるショート・ショートに詩を二篇加えた本だ。環境破壊、性加害、世代間格差な社会問題にも触れているのが、彼女の長編小説のテーマとも重なるが、しかし、まずは想像力豊かにコピーライターのように器用にクライアントの注文に応えて書いている感じがする。チョン・セランは多才であるという認識を新たにしたが、どうその文才のそれぞれが深まっていくのかを長編小説を読んで確かめてほしいと思った。

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    2024年12月22日
  • ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事

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    閉館間近のクラシックなホテルを舞台にした5つの短編を収録した連作短編集

    閉館間近のホテルという面白そうな設定がそれほど活かされていないかなと思うところもあったけれど、どの作品もちょっと影を感じる哀愁ただよう人間模様を描いていて、面白く読むことができました。

    全体的にちょっとドライな雰囲気のある書き方で、感情移入して読むというよりかは、映画のような感じでその場面を遠くから眺めているような感覚で読んでました。

    収録作品で一番好きだったのは「フランス小説のように」かな。

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    2024年12月18日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    なんか想像と違ったなぁ。
    なんというか、ちょっと不穏というかどのお話も不安が漂っていてあんまり好みではなくて残念

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    2024年12月08日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    感想
    どことなく不安。解決策なんてない。それならいっそのこと開き直って。お茶の時間にしましょう。こんなに景色の綺麗な素晴らしいテラスで。

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    2024年11月11日