すんみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「82年生まれキムジヨン」を数年前に読み、同じ作者の本を手に取った。
キムジヨンの話よりもより多くの世代・異なる時代を生きる女性がフォーカスされていて、それぞれの女性の生きづらさや時代による感覚の差などがありありと描かれている。
自身に置き換えて捉えてみても、学生時代女性の生きづらさや親との感覚の相違を感じ、声を大にしていたにも関らず、社会人として生きていくうちに少しずつ諦めが生じていくのを感じるとともに、その諦めがまた未来の女性を苦しめてしまうのではないかと奮い立たされる感覚がした。
また、同時にフェミニスト的考えを大切にしながらも、周りが見えなくなってしまわないように(男性として生きる生き -
Posted by ブクログ
ネタバレ世界を放浪する癖のある恋人キョンミンが、カナダからハナのところへ帰ってきた。が、箸の持ち方が前より上手いし、嫌いだった茄子を食べる。極めつけはプラスチックかペットか見分けるために目からビームを出していた。これを見たハナはキョンミンが宇宙人ではないかと疑い始める。
SFファンタジー恋愛もの。
数万年前の内乱を逃れて地球の深海に隠れている宇宙人に内乱が終わったことを知らせに行く、とかエピソード一つ一つがユーモラスで、SFといってもガチガチではない。ストランディングしたクジラたちと交信するシーンは泣ける。
エコロジー(ハナの仕事自体が古い衣服を別のものに再生すること)やフェミニズムの視点が、心地よく -
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なんかふしぎな、ほんわかラブストーリー?
設定が少しSFなんですが。
交際歴の長いハナとキョンミンのカップル。
ある日、キョンミンが
ひとりでカナダ旅行へ出かけて事件に巻き込まれ
帰ってきたら別人のようにハナ想いになった。
いや、別人じゃなくて…もしかして宇宙人?
その事件というのが、隕石落下事故で
同じように巻き込まれて行方不明になった
人気歌手のアポロと
彼の長年のサポーターだったジュヨンの話も
同時並行で描かれて
やっぱりキョンミン怪しいわ!で盛り上がって
あっさり三分の一くらいで正体判明。
でも、そこからもまた、なんかおもしろい。
別人キョンミンはハナのことが大好きで
ハナもだん -
Posted by ブクログ
読後 やっぱりチョン・セランが好き
と思った。大好きな『シソンから、』とは違ってSFだし、あまあまな彼が出てくるけれど
著者が26歳の時に書いた小説を36歳で書き直し、もう2度とこれほど甘い話を書くことはできないと思う というこの話は、もともとは『新環境SFラブロマンス』と銘打って出された話。それを現代の著者の目で書き直している。
「大好きな服を生まれ変わらせます」という『洋服直し屋』をしている主人公ハナは、彼に振り回されてばかり
その彼がひとりでカナダに流星群を見に行き、そこに隕石落下の知らせが…
帰ってきた彼はなにか違う。
とてもハナに優しく思いやりを持っていて、今までの彼とはずいぶん -
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男性である自分が読んだ感想です。
まず、女性が声を上げることに対する反発に対する作者の大きな怒りを感じ、男性側が内容についてとやかく言ってはいけないとまず感じました。
文中に何度も出てくる、女性の話を遮り差別をなくす男性像は生々しく、自分も同じことをやっていたなと反省しかありません。
「なにが差別なのかは自分で決める」、「差別される側の経験を否定されると差別がなかったことにされる」といった言葉は重く、それを受けて自分を含めた男性側が変わらなければ社会が変わっていかないと感じました。
そう思った男性に対する処方箋も本書の中には用意されています。まずは、女性に教えを乞い、いままで見過ごしていた周囲 -
Posted by ブクログ
女性の味方になってくれるような本だと思った。
数字を示して論理を展開しているものではないし、読んだ後に自分の中にあった疑問が解決してすっきり、となるわけではない。だけど、女性であれば誰しもが感じたことがあるであろう、もやも体験が綺麗に言語化されていて、「やっぱりみんな同じく感じてたよね」と安心出来、大変だったら無理にわからない人に説明する必要はない、と言ってくれ、勇気を持って対話してみようと思う人向けには、そのための武器(言葉)を示してくれている。
筆者が各シチュエーションで提案している反論の際の言葉の選び方はとても的確で、痛快。もちろん論理の筋を通すことも大切だが、相手に正確に考えを伝えるた -
Posted by ブクログ
韓国はフェミ盛んだなあと思ってはいたけど、その裏には「女性嫌悪犯罪」というものがあるらしい。女性が女性であるという理由だけで、被害にあう事件のこと(小田急のやつみたいな)。
この本を読んでスッキリしたこと。
女は男の価値観、権力で苦労していて、
男は男の価値観、権力で苦労してる。だから男の苦労を引き合いに女の苦労を下げるのは違う。
今どうしてこんなにフェミニズムが叫ばれるのか。→皆が知らないだけで今までも戦いはあった。内面戦争が社会の変化によって全面戦争になっただけ。すごくわかるなあ。
「そちらの経験不足と理解力のなさを打ち明けられてもな、何のお役にもたてませんので」って言ってみたい。