あらすじ
体操界の妖精コマネチに憧れる少女と、30代の日々を生きる私の物語。『82年生まれ、キム・ジヨン』著者初期作品。ファンサンボル青年文学賞受賞。
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Posted by ブクログ
貧しさは残酷で、でもそんな中にも
温かさのある話だった。
子どもがやりたいことを一つはやらせてあげたい気持ちなのよ。
何一つうまくいかなくても、どんなに貧しくても母親が言ったこの言葉が心に残った。
全ての親が言えるものでは無いことも知っているから
マニにとって人生の支えになる言葉だと思う。
Posted by ブクログ
切ない話だった。韓国と日本の社会には、もちろん違うところもあるが、1964年の東京オリンピック後の日本社会と、1988年のソウルオリンピックの後の韓国社会の雰囲気は本当によく似ているのだなと思った
Posted by ブクログ
通勤電車で眠い目を擦りながら、朝ごはんの吉牛をかき込みながら読んだ。
人生の先が見えてるような気がしていたところだったので、嘘くさくない、物語の平坦さがありがたかった。
平均台からは一度落ちたのかも知れないけど、
続いていく日々があるわけで。
転がしながら前に進むしかないのよね。
Posted by ブクログ
成功しなくても夢が叶わなくても、日々は続いていく…
子供のときにソウル五輪で体操するコマネチに心奪われてから、マニは体操選手になる事を夢見る。母の勧めで体操教室に通い始めたが実はそこはエアロビ教室だった。でも夢は諦めない。
母の大きな期待を背負い、私立の体操部のある学校へ転校する。そこで実力の差を思い知ってしまう…
30半ばになりマニはリストラにあう。裕福とはいえない暮らしの中での出来事に母に叱咤される。
現在のマニが子ども時代を回想しながら物語は進んでいく。
世の中には夢を叶えられなかった大人のほうが多い。夢を諦めた後も日々生活は続いていく。
描写がリアルでマニに共感しながら読めました。
ソウル五輪で急速に経済発展を進めた裏では、住民の立ち退きなど影の部分もあったんですね。
後書きもおもしろかった。
Posted by ブクログ
十年勤めていた会社を今日クビになった。それを私は家族に言えなかった。その時分、父の店がうまく行っていなかったからだ。これ以上母を心配させてたくなかった。毎日仕事に行くように家を出て時間をなんとかつぶして家に帰ってくる。そんなことが続けられる訳がないのに…。