【感想・ネタバレ】私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯のレビュー

あらすじ

仕事はぼちぼちで、海外旅行なんて行けないけれど、ルームメイトと乾杯する小さなテラスはある──『フィフティ・ピープル』のチョン・セランが、明るい未来が見えない世界だからこそ、ささやかな希望を失わずに生きる人々をおかしみをもって描く、掌篇小説集。

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Posted by ブクログ

短くてほっこりする話が多いので集中して読んでリフレッシュできる。「マリ、ジェーン、クレール」、「M」が特に好き。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

作者の考えがストレートに伝わってくる掌編集。

難しいものもあったけど、全体的に好きな雰囲気だった。チョン・セランさんのことを好きだなと実感できた。

終盤の2編、『恋人は済州島生まれ育ち』『ヒョンジョン』が特に好き。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

様々な媒体に発表された短いストーリー集
日常の何気ない一コマを切り取ったチョン・セランさんの文章が好きです。
一つ一つのストーリーのあとに、書かれた媒体と説明があるので、それを読むとなるほど、と思います。
その意図を知ってからストーリーを読みかえしてみるとまた違う理解になったりして楽しめました。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

「チカ」
静かで穏やかで、やさしさのような、不穏なような、歪な自由について。どんな経緯であっても、故人だったとしても、人間の要望の方がロボットの存在(いのち?)より重い世界であることも含めて、結末にはればれとした自由と心ざわめく気持ちがしました。
チカのバレンタインさんは「苦痛を感じられないものは本物とは言えない」と言いつつ、痛みを知っていたのかしら。それとも、バレンタインさんの言う「苦痛」は身体の感覚としての痛みだけなのかしら。チカはバレンタインさんにとって本物だったのかしら。

あとは「恋人は済州島生まれ育ち」「ヒョンジョン」が好き。ヒョンジョンは無事だとよい。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

何か(思い出せない)で知って、韓国の作家さんの本、面白いかな?とメモを残しておいた。

掌篇?小説集でした。

自分の勝手な韓国のイメージに当てはまってる感じというか、当てはめようとしちゃったかな。
いろんな媒体からの依頼に応える内容で、理解不十分なもやもやが多かった。
韓国は好きだけどまだまだ知らないことが多い故にかもしれません。

閉塞感をどう打破するか、我が国だけではないのだなと感じた。それがない国は世界にあるのかとも。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

掌編を集めた一冊。依頼元のテーマに寄せすぎることなく、著者の一貫した社会への怒りや違和感、様々な社会問題への考えがストレートに表現されており面白い。あとはやはり似て非なる文化の片鱗も感じる。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

掌篇小説、いわゆるショート・ショートに詩を二篇加えた本だ。環境破壊、性加害、世代間格差な社会問題にも触れているのが、彼女の長編小説のテーマとも重なるが、しかし、まずは想像力豊かにコピーライターのように器用にクライアントの注文に応えて書いている感じがする。チョン・セランは多才であるという認識を新たにしたが、どうその文才のそれぞれが深まっていくのかを長編小説を読んで確かめてほしいと思った。

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

なんか想像と違ったなぁ。
なんというか、ちょっと不穏というかどのお話も不安が漂っていてあんまり好みではなくて残念

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2024年12月08日

Posted by ブクログ

感想
どことなく不安。解決策なんてない。それならいっそのこと開き直って。お茶の時間にしましょう。こんなに景色の綺麗な素晴らしいテラスで。

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2024年11月11日

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