【感想・ネタバレ】私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯のレビュー

あらすじ

仕事はぼちぼちで、海外旅行なんて行けないけれど、ルームメイトと乾杯する小さなテラスはある──『フィフティ・ピープル』のチョン・セランが、明るい未来が見えない世界だからこそ、ささやかな希望を失わずに生きる人々をおかしみをもって描く、掌篇小説集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

掌篇小説、いわゆるショート・ショートに詩を二篇加えた本だ。環境破壊、性加害、世代間格差な社会問題にも触れているのが、彼女の長編小説のテーマとも重なるが、しかし、まずは想像力豊かにコピーライターのように器用にクライアントの注文に応えて書いている感じがする。チョン・セランは多才であるという認識を新たにしたが、どうその文才のそれぞれが深まっていくのかを長編小説を読んで確かめてほしいと思った。

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2024年12月22日

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