すんみのレビュー一覧

  • 地球でハナだけ

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    ネタバレ

    宇宙規模の恋愛。ハナの恋人キョンミンは、少年ぽく、いつもハナをおいて好奇心のおもむくままにさっさと旅立ってしまう。それが、隕石落下事故があったカナダからの帰国後別人のようにハナを大切にして優しくなる。実は、カナダから帰ってきたのは二万光年離れた星から望遠鏡でのぞいて見えたハナに恋をしてやってきた宇宙人だった!本物のキョンミンは、自分についての情報と交換に宇宙フリーパスを手に入れて銀河系の外を探検中?!新しいキョンミンは、40パーセント位鉱物でできているらしい。最初は到底受け入れられないハナだったが、結局は宇宙規模の愛を与えてくれる新キョンミンと幸せな結婚生活を送る。そして、年をとり最期のときの

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    2022年11月06日
  • 地球でハナだけ

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    ネタバレ

    「互いへの信頼が築けない社会だ。上の世代がぶっ壊してしまったものを、僕たちの世代で元に戻せるだろうか」

    ボロボロになっても、もうこれ以上続けることは出来ないと思えても、再生の可能性を諦めず、作り直していく。洋服も社会も地球も人との関係も。
    優しくて爽やかで、そして終わりの淵まで行っても、作り直せる可能性はあるという力強さがある作品だった。

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    2022年09月12日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニストを自称する人でも、そうでない人でも、一読して欲しい。

    特に女性は、セクハラや痴漢について男性と会話する時の"噛み合っていない感覚"や"何となく不快に感じる"理由をこの本から見つけられると思う。

    説明が不十分だったからでも不出来だったからでもなく、そもそも相手に理解する気がなかったのかもしれない。
    そう思えるだけど救われる過去の自分が沢山いた。

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    2022年08月12日
  • 地球でハナだけ

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    はじめからおわりまで、ふんわりやさしい空気をたもちつつ、ワクワクした気持ちで読めた。ラストの一文が印象的。装丁もすごくかわいい。K文学は装丁素敵なもの多いなーとあらためて感じた。チョン・セランの他の作品も読んでみたい!

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    2022年07月27日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    まず、議論することはしてもしなくても良い、私が説明したくないと思ったらしなくても良いと書いてあって、楽になった。理解できない人には一生理解できないのだから、私がわざわざ説明してあげることもないか、と思った。攻撃された時に返せるような言葉をいくつかもっておきたいとも思う。
    本当に私たちには言葉が必要だ。言葉があるのに何で建設的に議論ができないんだろう。

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    2022年07月26日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    「82年生まれ、キム・ジヨン」と併せて読んで、これからもずっと大切にしたい本。

    「なにが差別かはあなたが決める」

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    2022年06月13日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    女性専用車両や東北大学女性教員採用促進は男性差別!という言説に対し、そもそもそういう謎な思考の持ち主と、私では視点が違いすぎるので、会話できないな?と思っていましたが、この本があればいけるかも!これはセクシストが失礼・不勉強・差別構造を温存したくてコメントしてきた場合に特化した、かなり実践的な本です。
    ま、でもこれもこの本にあるように、セクシストを説得する義務もないので、相手が”無関心でいられる立場を悪用したい”場合以外は、無視しておこう…

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    2022年05月02日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズム。
    過激な言葉を使っているフェミニストを少し怖いな、と思っていた。
    この本を読むのもずっと躊躇っていた。
    けれど、今が読むタイミングだなと思って読み始めたら、なぜ過激に見えるのか、いや過激に見えるのは自分がフェミニズムについて何も知らなかったからなのだと思った。
    自分は女性だけれど、自分の中にも潜在的にあった女性嫌悪。気付かされたとき、自分でも意識しないまま行動してしまったこと、なんとなく感じていた違和感。燃えるような感情になった。
    もっとはやく知っていたら、あんな行動しなくてすんだのに。自分ばかりが悪いと思っていたけれど、実はそうではなかったのでは?

    一度読んだだけでは理解が追

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    2022年03月14日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    私が受けた差別は、私が差別かどうか決めるしその大小を決めるのも私。決してあなたが決めていいものでは無い。

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    2022年03月05日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    ネタバレ

    タイトルに反して、自分を尊重しない・理解する気がない相手との対話は打ち切ってもなんの問題もない、というのがメインの内容。

    「理解」とはするものであり、現状において権力を持つ側が弱者に差別について説明させて理解させてもらうという態度であるのは思い違い。

    ミラーリングにだけ関心を持ち怒り出す女性嫌悪者たちは日本でも多い。
    権力構造上、男性嫌悪ミラーリングは女性嫌悪のパロディとしての力しか持たない(誰の命も脅かさない)のだが、解像度が低いせいで低レベルのやり方にしか反応できない。

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    2022年01月10日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズムを説明する本ではなく、性差別に傷ついてきた女性に護身術を伝える本です。

    よって、性差別を受けたことがない男性はピンとこなかったり、内容にイラつくと思います。それこそが、加害者である権力者側にいる証拠です。お前たちのせいで我々は傷ついてる!と言われたら、心穏やかではいられないですよね。

    私はつい、そんな男性にも女性差別の現状がわかるように受け入れやすいように、更には気分を害さないように言葉を選んで心を配って説明しようとしてしまいます。

    しかし著者は、わかってもらう必要はない。説明する義務はない。相手が教えてほしいと言ってきた時だけ相手してやればよい。と断言しています。

    もう、

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    2021年11月07日
  • 失われた賃金を求めて

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    自分の中で蓋をしていた記憶、なんとなく女性だから諦めた憧れの職業、その「なんとなく」をもう一度掘り起こして自分がいるべきだった場所、得られるはずだった賃金、名誉について考えられた。
    本当に読んで良かったと思う一冊。

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    2021年05月02日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    韓国男性史を韓国人男性がフラットに事実として述べ考察してる内容だと思った。ただ全員ではないだろうけど、想像以上に韓国男性が女性に抱く感情が拗れすぎていて、受け止めきれない。端的には、男性ほど兵役を含む義務のプレッシャーもないくせに、女性は結婚などで自分たちよりも上流生活を営むのが許せないってことなのか?女性の方が社会的に搾取されて虐げられてるんじゃないかと思うのだが。この風潮になるに至った背景や過去の韓国の黒歴史の一端を知ることはできた。そこに日本の植民地支配が影響も及ぼしている。日本もまだ韓国ほど顕在化してない問題かもしれないが似通ったものは多々あると思った。

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    2026年08月08日
  • 八重歯が見たい

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    素敵な八重歯を持つ主人公は会社員であり小説家で、これまでの短編で元彼をモデルにした登場人物を何回も殺している。主人公と元彼とで視点が切り替わってくんだけど、不思議現象として元彼の身体に主人公作の小説で彼にあたる人物が死ぬ文が浮かぶようになってきて…という話。

    いや、面白かった〜。
    同作家の『フィフティ・ピープル』もよかったけどあそこまで暴力的ではなく、だけど女性が生きるうえでの理不尽なリスクは描かれてて、頼もしい女友達とのシスターフッドもあって、よかった…。
    会社員として働くことの安心、結婚という幸せ、色んな普遍的な要素にまつわる台詞や地の文の言葉がめっちゃよかった。
    特にp.171の、もう

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    2026年07月28日
  • 彼女の名前は

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    ここに描いてあるのは私の物語だ。ついついそう感じてしまう。韓国と日本で国は違うし、年齢も置かれている環境も、いろんなところが全然違うのに、そう思う。
    私は私で生きるべきで、誰かの○○というポジションで生きたくはない。

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    2026年06月06日
  • 八重歯が見たい

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    ネタバレ

    不器用で愛想があんまりなさそうな、人から好かれることをそんなに求めてない、ただ可愛い八重歯を持っている、、そんな主人公がヨンギに心を許した最後のシーンが愛おしすぎた。ソニさんみたいな友達ほしいな。

    ・女性が多い部署だ。高くない年収が理由だろうが、その特有の雰囲気が好きだった。誰かが突然デートにでも行くことになろうものなら、香水をかけてやったり、スカーフを貸したりして、シンデレラのネズミのように嬉々として世話をした。

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    2026年05月30日
  • 私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない~韓国、女性たちの労働生活史

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    母への感謝の気持ちと、果たして私は、「母親」という肩書も母の一つの肩書きにすぎないということを尊重できていたのかと我が身をかえりみた。

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    2026年05月27日
  • 彼女の名前は

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    この作家さんは女性の苦境を描くのがうまいなぁ。

    「離婚日記」の最後、離婚する姉を心配し、自分も結婚すべきかどうか迷いが出てきた妹に言う、

    「結婚して。いいことのほうが多いから。ただ、結婚しても誰かの妻、誰かの嫁、誰かの母になろうって頑張らないで。自分のままでいて。」

    ってセリフがめっちゃよかった!!!!!


    あとは韓国ってストが多いんだなぁと。

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    2026年05月03日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

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    詩と短編の作品集。表題作、アラの傘(アラ世代のリアルな生き方、価値観が浮き彫りに)、恋人は済州島生まれ育ち(大好きな恋人の地元の済州島で過ごすひとときと、みかん畑)、ヒョンジョン(地震が起きた本屋でたくさんの読書する話)が特に好き。美術館でアルバイトをする学生が不思議な体験をするSFチックな話も好きだった。性被害や今の時代の生きづらさをテーマにしながらも、強くしなやかな登場人物に勇気をもらう。訳者さんも書いていたとおり、私も、いつか終わろうとする世界で祝杯の乾杯ができるように、今を大切に生きたいなと思う。

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    2026年04月28日
  • 八重歯が見たい

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    話の流れも中の小説のすじも全く展開が読めない不思議。身体に文字が浮かんでくるって耳なし芳一?って思っていたら、一番怖いのは生きてる人間だった。麻酔無しで全部の歯を引っこ抜いてやれ!

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    2026年03月26日