すんみのレビュー一覧

  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    まず、議論することはしてもしなくても良い、私が説明したくないと思ったらしなくても良いと書いてあって、楽になった。理解できない人には一生理解できないのだから、私がわざわざ説明してあげることもないか、と思った。攻撃された時に返せるような言葉をいくつかもっておきたいとも思う。
    本当に私たちには言葉が必要だ。言葉があるのに何で建設的に議論ができないんだろう。

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    2022年07月26日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    「82年生まれ、キム・ジヨン」と併せて読んで、これからもずっと大切にしたい本。

    「なにが差別かはあなたが決める」

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    2022年06月13日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    女性専用車両や東北大学女性教員採用促進は男性差別!という言説に対し、そもそもそういう謎な思考の持ち主と、私では視点が違いすぎるので、会話できないな?と思っていましたが、この本があればいけるかも!これはセクシストが失礼・不勉強・差別構造を温存したくてコメントしてきた場合に特化した、かなり実践的な本です。
    ま、でもこれもこの本にあるように、セクシストを説得する義務もないので、相手が”無関心でいられる立場を悪用したい”場合以外は、無視しておこう…

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    2022年05月02日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズム。
    過激な言葉を使っているフェミニストを少し怖いな、と思っていた。
    この本を読むのもずっと躊躇っていた。
    けれど、今が読むタイミングだなと思って読み始めたら、なぜ過激に見えるのか、いや過激に見えるのは自分がフェミニズムについて何も知らなかったからなのだと思った。
    自分は女性だけれど、自分の中にも潜在的にあった女性嫌悪。気付かされたとき、自分でも意識しないまま行動してしまったこと、なんとなく感じていた違和感。燃えるような感情になった。
    もっとはやく知っていたら、あんな行動しなくてすんだのに。自分ばかりが悪いと思っていたけれど、実はそうではなかったのでは?

    一度読んだだけでは理解が追

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    2022年03月14日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    私が受けた差別は、私が差別かどうか決めるしその大小を決めるのも私。決してあなたが決めていいものでは無い。

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    2022年03月05日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    ネタバレ

    タイトルに反して、自分を尊重しない・理解する気がない相手との対話は打ち切ってもなんの問題もない、というのがメインの内容。

    「理解」とはするものであり、現状において権力を持つ側が弱者に差別について説明させて理解させてもらうという態度であるのは思い違い。

    ミラーリングにだけ関心を持ち怒り出す女性嫌悪者たちは日本でも多い。
    権力構造上、男性嫌悪ミラーリングは女性嫌悪のパロディとしての力しか持たない(誰の命も脅かさない)のだが、解像度が低いせいで低レベルのやり方にしか反応できない。

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    2022年01月10日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズムを説明する本ではなく、性差別に傷ついてきた女性に護身術を伝える本です。

    よって、性差別を受けたことがない男性はピンとこなかったり、内容にイラつくと思います。それこそが、加害者である権力者側にいる証拠です。お前たちのせいで我々は傷ついてる!と言われたら、心穏やかではいられないですよね。

    私はつい、そんな男性にも女性差別の現状がわかるように受け入れやすいように、更には気分を害さないように言葉を選んで心を配って説明しようとしてしまいます。

    しかし著者は、わかってもらう必要はない。説明する義務はない。相手が教えてほしいと言ってきた時だけ相手してやればよい。と断言しています。

    もう、

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    2021年11月07日
  • 失われた賃金を求めて

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    自分の中で蓋をしていた記憶、なんとなく女性だから諦めた憧れの職業、その「なんとなく」をもう一度掘り起こして自分がいるべきだった場所、得られるはずだった賃金、名誉について考えられた。
    本当に読んで良かったと思う一冊。

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    2021年05月02日
  • そっと呼ぶ名前

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     設計事務所「コード・アーキテクツ」で働く建築士のスジンは、休日出勤で出社したある日、オフィスビルにある室内庭園の造園作業に来ていたハンソルと偶然出会う。ハンソルはスジンに一目惚れするが、スジンの心には長年思いを寄せてきた建築士の先輩・ヒョクボムがいた。8歳年下のハンソルは、まっすぐで透き通るような愛情をもってスジンに近づいてくるが、スジンは距離を置こうと努力する。けれど、過去の傷によって心に壁を築いているヒョクボムとの関係に孤独を感じていたスジンは、ハンソルのひたむきな愛に次第に心を揺さぶられていく。

     ハンソルは28歳の造園業者。スジンは36歳の設計事務所勤務。ヒョクボムは44歳の設計事

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    2025年12月23日
  • 彼女の名前は

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     チョ・ナムジュさん、『82年生まれ、キム・ジヨン』に次いで2冊目。韓国社会の性差別問題を扱った『キム・ジヨン』は、#Me Too運動からフェミニズムへと社会の潮目を変える契機となったとか…。本作はその延長線上にある短編集です。

     60人余りの様々な年代の女性への取材をもとにした、「私」の一人称で展開する物語です。『キム・ジヨン』よりも更に視野が広がったこと、そして女性たちが目の前の難題に抗い、声を上げ行動している描写が印象に残ります。

     4章立てで、次第に年齢層が上がり、立場や社会的責任の異なる28人の女性が紹介される構成になっています。"目の前の難題"は多様で、深刻

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    2025年12月11日
  • 私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない~韓国、女性たちの労働生活史

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    “譲ることが美徳とされていた時代もあったけれど、今は違います。私はもう譲りたくないですね。”(p.37)


    “自分の人生って何だったんだろうと振り返った時、いつも誰かの母、誰かの妻でしかないのでは、と感じてきましたが、私もなかなか素敵な人なんだなと思えるようになりました。今まで話を聞いてくださってありがとうございます。私がやってきたことについて尋ねてくれてありがとうございます。”(p.72)


    “目標を立てて、欲張りすぎさえしなければ、誰でも自分が成し遂げたいものを手にすることができると思います。「成功させる」という考えに集中して、少しずつ続けていけばいい。今は何もうらやましいと思いません

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    2025年12月10日
  • 地球でハナだけ

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    最初の方はなんだかわかりにくいのか、たるいのか、読むのをやめようかなと思ったけど、入れ替わった辺りから面白くなってきた。嫌いな地球人より感じのいい宇宙人の方が絶対いい。そこは国でも星でも種でもみんな同じ。誠意の無い男に対してはっきり拒絶するユリが好き。友達の意見は大事にしよう。

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    2025年12月03日
  • 地球でハナだけ

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    なんとも甘いラブストーリーだった。ラブストーリーが苦手なおじさんにもすんなり読めるカラリとしたSFラブストーリー。設定のぶっ飛び度が甘々度を上手い具合に中和している。何作目かになるけど、気持ちの表現が上手いなぁ、この作家さんは。またしばらく経ったら別の作品を読んでみよう。

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    2025年09月30日
  • 八重歯が見たい

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    初めて読む作家さんだったけど、その時点で2作品買った。本屋の棚で物色しているときに「すっごく面白い」と思って、読み終わった今も「すっごく面白い」と思えた。
    かつての恋人、ジェファとヨンギに関する物語が交互に編まれ、大きなストーリーが紡がれる。かつ、ジェファパートではジェファの書いたバラエティーに富んだ、それでいてひたすらただ一人のことを追い求めた短編が読めると言うお得っぷり。茶目っ気と真摯さのバランスが好きな小説だった。
    なかなか読む時間が取れずに、この小説を読み終えるまでにこの他に数冊のチョン・セラン著書を積読してあるので、楽しみに読んでいきたいです。

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    2025年09月27日
  • コマネチのために

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    切ない話だった。韓国と日本の社会には、もちろん違うところもあるが、1964年の東京オリンピック後の日本社会と、1988年のソウルオリンピックの後の韓国社会の雰囲気は本当によく似ているのだなと思った

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    2025年09月19日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    これは勉強になる。特に女性嫌悪しながらも
    理想の(実在しない)女性を求め、それに当てはまらなければ叩くというやり方を考えるとなんとも言えない気分になる。

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    2025年08月26日
  • コマネチのために

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    通勤電車で眠い目を擦りながら、朝ごはんの吉牛をかき込みながら読んだ。
    人生の先が見えてるような気がしていたところだったので、嘘くさくない、物語の平坦さがありがたかった。

    平均台からは一度落ちたのかも知れないけど、
    続いていく日々があるわけで。
    転がしながら前に進むしかないのよね。

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    2025年08月03日
  • コマネチのために

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    ネタバレ

    貧困が付きまといながらもコ・マニがエアロビ教室や体操部で一生懸命取り組んでいた場面が良かった。頑張って取り組んだり、大変だった時の事は振り返ると将来糧になったり案外いい思い出だったりする。お母さんもしっかりしてるのか危なかっしいのか分からないけど、コ・マニの為に動いてくれるところが良い。お父さんのラブラブな返事も良き。3人共、新天地で幸せに暮らして欲しい。

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    2025年08月02日
  • 私たちが記したもの

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    ここのところの姑の体調不良を見ているせいか、どうも年を取ることに対して臆病になっている自分がいる。60を越えた自分の顔を鏡で見るたびがっかりするし、鏡よりひどいのは写真に写った自分の姿。がっかりなんてもんじゃないので、なるべく撮らないようにしている。
    息子はもう自立しているし、細々やりたいことはあれど、やらなきゃならないこともない。もうこの辺でいいかなあなんて思ってみたりする。こんなことを書くと怒られるかもしれないが、私は、自分の命の最後は自分で決めていいと思っているので。病院でたくさんの管に繋がれて生き延びるなんて絶対やだ。
    と思っていたら、この本に出てくる卒寿に近いおばあさんが、

    「長~

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    2025年07月29日
  • 韓国、男子――その困難さの感情史

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    現在の韓国におけるフェミニズムと、それに対する男性からのバックラッシュの歴史と現状について述べた本。フェミニズムの立場からの本なので、ある程度のバイアスがかかっていると想像されるが、正直、韓国社会との接点をあまり多く持たない私には、何が真実なのか、判断する術は無い。
    しかし、現代韓国社会の一面として、このような問題が提起されていることを知っておく事は重要なことだと思われる。
    なお、男性である私としては、読み通すのに、それなりの苦痛があった事を告白しておく。

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    2025年07月10日