すんみのレビュー一覧

  • 韓国、男子――その困難さの感情史

    Posted by ブクログ

    Kカルチャーに興味をもち、違和感も時に感じる中で興味深いジェンダー論。歴史の流れから似ている部分と異なる部分どちらもあるが、誰かを抑圧せずひとりの主体として、他人と連帯して生きていかねばならない我々が向き合い続けなければならない話。対岸ではない。

    0
    2025年07月06日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

    Posted by ブクログ

    掌編を集めた一冊。依頼元のテーマに寄せすぎることなく、著者の一貫した社会への怒りや違和感、様々な社会問題への考えがストレートに表現されており面白い。あとはやはり似て非なる文化の片鱗も感じる。

    0
    2025年05月15日
  • そしてパンプキンマンがあらわれた

    Posted by ブクログ

    韓国の児童文学。カラーの挿絵がふんだんに使用されており、本を読むのが苦手な子にも少しとっつきやすい。メタバース空間を題材にした今っぽい児童文学。

    0
    2025年02月26日
  • 彼女の名前は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本より酷い女性の人権のなさに、暗い気持ちになりながら読んだ。
    多少前向きな流れでそれぞれの物語を締めてはいるが、もちろん何の解決もしていない。

    そんな思いで読み終えようとしていたが、最後に爆弾があった。
    桜庭一樹氏による解説、この中のエピソードが一番おぞましく、吐き気がした。
    都会で育った私ですら、祖父母や父による母の処遇は今思えば許し難いものがあるのだから、田舎という閉鎖的な世界に住む人の考え方は推して知るべし、なのだろうか。

    0
    2025年02月08日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    掌篇小説、いわゆるショート・ショートに詩を二篇加えた本だ。環境破壊、性加害、世代間格差な社会問題にも触れているのが、彼女の長編小説のテーマとも重なるが、しかし、まずは想像力豊かにコピーライターのように器用にクライアントの注文に応えて書いている感じがする。チョン・セランは多才であるという認識を新たにしたが、どうその文才のそれぞれが深まっていくのかを長編小説を読んで確かめてほしいと思った。

    0
    2024年12月22日
  • ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事

    Posted by ブクログ

    閉館間近のクラシックなホテルを舞台にした5つの短編を収録した連作短編集

    閉館間近のホテルという面白そうな設定がそれほど活かされていないかなと思うところもあったけれど、どの作品もちょっと影を感じる哀愁ただよう人間模様を描いていて、面白く読むことができました。

    全体的にちょっとドライな雰囲気のある書き方で、感情移入して読むというよりかは、映画のような感じでその場面を遠くから眺めているような感覚で読んでました。

    収録作品で一番好きだったのは「フランス小説のように」かな。

    0
    2024年12月18日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

    Posted by ブクログ

    なんか想像と違ったなぁ。
    なんというか、ちょっと不穏というかどのお話も不安が漂っていてあんまり好みではなくて残念

    0
    2024年12月08日
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

    Posted by ブクログ

    感想
    どことなく不安。解決策なんてない。それならいっそのこと開き直って。お茶の時間にしましょう。こんなに景色の綺麗な素晴らしいテラスで。

    0
    2024年11月11日
  • 八重歯が見たい

    Posted by ブクログ


    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他

    チョン・セランさんの作品、初です。
    どんな物語を書く方なのか、何の情報も入れずに読んでいきました。
    作中の短編を短編として楽しみ、
    そういえばストーカーの存在がチラチラ描かれていたけれど、どこかに関わってくるのかしら…
    とぼんやり読んでいたら、
    最後に予想外の展開。

    他の作品も読みたい。

    0
    2024年05月25日
  • 私たちが記したもの

    Posted by ブクログ

     『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者の短編集。「家出」「オーロラの夜」「初恋2020」が特に印象深かった。そして充実のあとがきと解説。
     安易に爽やかな気持ちになったり勇気をもらったりはできない。
     『〜キム・ジヨン』もいつか読んでおきたいとは思ってはいる。

    0
    2023年09月14日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

    Posted by ブクログ

    セクシスト的な人への対応の仕方マニュアル。
    男性に対して丁寧に説明する中で古傷に塩が塗り込まれるような感覚になるから、一般の女性が、「それについては話したくない」という選択肢を当然持っていることに光を当てたのはよいと思う。
    もし本当に社会を変えていくなら、女性全員がこの語り口でバサバサ斬っていくのはあまり得策ではない気がした。一般女性はこの書にあるような言葉で心身を守りつつ、活動家たちが男性やセクシスト向けに丁寧に説明していくことは必要だと思う。対立を深めるのではなくて、権力者側にいる男性の中に味方を作っていくことこそが社会を変える元になると思うので、その努力は必要。女の言うことは聞かなくても、同じ男から言われたら説得力も増す。
    毅然とした態度を取ることと喧嘩腰になることは違う。私たちにはことばが必要、で、そのことばは平等と平和の礎になるべきものだ。その場で身を守るためのことばはこの本にたくさんあるが、本当に良い社会を築くためのことば、対話することばは別にある気がする。
    ルサンチマン感が強い。

    0
    2022年08月20日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

    Posted by ブクログ

    フェミニズムについて知りたくて読んだ。2冊目。なかなか読んでてしんどい箇所もあった。口喧嘩で勝つ方法のマニュアル書。
    フェミニズムって呼ぶ理由とか、結局本人(私)がそう主張したいからそう主張する。他人(男)がどう思うかは関係ない。みたいな部分が大きいのかなと思った。
    こんな男がいるんですよ〜に自分が重なることが多くて当事者意識が強かった、反省

    0
    2022年05月04日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

    Posted by ブクログ

    正直な気持ちを書き記します。
    今後、何度も読み返す必要があり
    その時、どこまで自分が理解を深められたか
    把握する為。

    日本はまだまだ女性軽視が根深く存在しており、
    女性自身が差別を受けているという認識を
    持てていない‥、そういう方が多いと日々感じています。

    私自身、女性差別を受けた経験があります。
    残念ながら、その時に相手に対して
    女性差別発言であると指摘することは出来ませんでした。

    本書では相手から差別発言を受けた際の
    対処方法が記されています。
    ただ、全ての差別発言に対して反論、指摘しなければならないと言っている訳ではなく
    見極めて相手にする必要がないと思ったなら
    無視しても良い。
    私達はその選択が出来るとも書かれてあります。

    自分自身の気づきとして
    女性自身が女性差別に加担している‥という記述を読み、確かにその通りだと思いました。

    女性なのに‥
    女性のくせに‥

    こんな風に相手に対して思うことが
    これまで何度もありました。
    これ自体、女性差別的考え方だとあらためて気付かされました。

    こういった考え方、発言は
    幼い頃から、大人や社会から得たものです。
    私達は無意識のうちに差別的言動を
    周りの大人達やマスコミにより植え付けられており
    自分で気づかなければ、そんなつもりもなく
    同じ女性に対して差別的発言をし続けるのです。

    これでは世界から女性差別を無くす事は
    難しいでしょう。
    私はまだフェミニズム、フェミニストの入口の扉ドアを開けただけに過ぎず、その本質への理解は足りていません。

    ただ、長い間に癖付いてしまっている
    差別的な考え方を変えて行きたいと思っています。



    0
    2022年04月10日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

    Posted by ブクログ

    41.

    「言葉の温度」ということばを今日たまたま見かけたのだけど、この本はかなりアツアツの温度で語られています。作者の方が今までぶつかってきた壁を想像してしまった。私もまだこの本をきちんと読むにはあまりにもアツくてちょっと難しかった。一方的な好意を寄せられた時の恐怖、相手が期待する対応をしなかった時の掌の返し方、そんな相手に私には拒絶する権利があるのだと言ってもらえて涙がでた。
    まだアツアツの言葉をしっかり読むのがちょっとこわいけど、またいつか、今度はしっかりと読み返すことになる気がする。

    0
    2021年11月30日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

    Posted by ブクログ

    スタンス
    全く違う主張をすることがなんだ、何が差別かは自分が決める。
    確固たる態度が必要。よかれが悪いこともある。
    世の中はほとんど女性差別なのかもしれない。

    0
    2021年11月15日
  • 失われた賃金を求めて

    Posted by ブクログ

    ・差別は、「女性だってできる」を誰かが証明したときでなく、そのことばが「男性だってできる」に言い換えた時と同じくらい変に聞こえるようになった時に、初めて姿を消す。

    ・「管理職は男性ばかり=さしたる理由もなく男性に重責が任されるようになっている」ことの例
    15人くらい(男は1人)で作業中、来賓が来ることになり来賓を迎える役(=最も目立つ栄誉ある管理者的役目)は流れで当然のように男性になった。筆者も全くそれをおかしいと思わなかった。彼にその適性があるのか、その根拠はなにか、誰も何も尋ねなかった。あまりに当然のように序列が決まった。もちろん、女性の誰かがやろうと思えばできただろうが、男性がすぐに立ち上がったときにくらべ多少の不自然さがうまれただろう。

    ・女性は、男性よりも大きな成功をおさめないと同じ職級にいけない。(学校の先生、女性の方が多いのに校長になると、あれ?)
    管理職は男性ばかり。「なんとなく男はこのくらいの待遇にしておくべき」という心理、男だけじゃなく女にもある。こうした固定観念は、自分の意思を超えてもっと強く作用する。

    ・女性が多い職種は低賃金が多い。この問題を論ずる時、1人の女性がその職業を選ぶ際に社会的プレッシャーが大きく作用したのか、自ら選択したのかを判断することはそれほど重要ではないし、そもそも不可能。重要なのは選択肢が様々な限定されている現状。


    ・「ガラスの天井」とは、女性の昇進を阻む障害物がガラスのように透明で、あたかも存在しないかのように見えないかたちでおかれているという意味。
    「割れば壊れる障害物」という意味ではない。


    ・「男は家長だから女性より多くの賃金を与えるべき」という考え方。「家長だから」であるならば逆に同一賃金にしなければならない。シングル家庭が沢山ある今日。

    0
    2021年05月19日
  • 失われた賃金を求めて

    Posted by ブクログ

    男女の賃金格差を通して社会や企業。制度に隠れている女性差別、ジェンダー問題を浮かび上がらせる。就職活動している大学生には特に読んでほしい。

    0
    2021年05月03日
  • 失われた賃金を求めて

    Posted by ブクログ

    “この「それでも」の威力を、女性があじわう「とはいえ」とくらべると違いは歴然だ。男性なら多少能力が低くても、かなりの欠点がない限り、「それでも」人柄は悪くないから、みたいな理由で数多くの関門をパスすることができる。他方女性はかなりの欠点どころか十分有能だったとしても、「とはいえ」気が強い、とかいう理由で足止めを食らう。私たちはそんな場面をさんざん経験してきた。とはいえ性格がイマイチだ。それでもイケメンだから。とはいえ家事が苦手だ。それでも売春はしないから。とはいえ面倒くさい性格だ。それでも仕事は有能だから。とはいえ気が強すぎる。それでも背が高いから。”(p.35)

    0
    2021年04月08日