一木けいのレビュー一覧

  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    10代の瑞々しい恋愛だと思うじゃん。最後、泣いている自分にびっくりしたし、絶対有島武郎読む流れできたよね。私は誰かを本当に大切にしたことはないかもしれない。愛するって幸せだ。愛したい。

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    2026年09月13日
  • あなただけに許す距離

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    濃密な恋愛小説でした。
    私の経験則では語れないことがこの小説に描かれていて、色んな恋愛の形があるんだなと思いました。
    恋愛小説があまり得意でない方にはちょっと刺激が強いかもしれないですが、個人的にはこういう作品も好きだなと思いました。
    紡がれている文章が素敵で書き留めながら読んでいました。

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    2026年09月13日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    ネタバレ

    短編集。

    どれも面白い。全部元カレの名前が書いてあって話が進んでいく。

    どの話も好きだけど、町田その子さんのすべてはカーテンの中と山内マリコさんの2つ年上がよかった。

    すべてはカーテンの中は浜崎あゆみのappearsの歌詞みたいなことを話しているところが印象に残った。どんなにオープンなカップルでもそういうカーテンをしてるだけっていう表現。たしかにそう。結局付き合ってる者同士にしかわからんことばかりだもんね。

    2つ年上は恋愛の話なんだけど無職の私に刺さった。失敗なんてしたくない、最短ルートで進みたい。これって恋愛だけじゃなく人生の全てに通じるから。でも、無理なんだよね。最短ルートでは進め

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    2026年08月26日
  • 彼女たちが隠したかったこと

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    何度か読み返したけど私は好きだったな。
    細い糸が所々絡み合うような各短編。

    彼女「たち」、と複数形になっている意図はなんだろう?
    エリコ以外、その被害者となった女性たちが隠しかったことだろうか。

    書くことへの一木さんの自問自答も含まれている。

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    2026年08月25日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    椎名林檎女史が絶賛する理由がよくわかる。彼女のファンとして、彼女が表現する世界が、ここにも在る。彼女が本作に嫉妬する理由がよくわかる。
    女性は人生の途中で別の生き物になる。それが「母親」だ。女として生きてきて、子供を産み母親になる。その境。女と母親の境。ただ、もちろん母親であると同時に女でもある。その状態への困惑、迷い、、
    なんと秀逸に表現できているか。
    私が一番好きな場面は、高山のシーン。だらしのない人間であるはずなのに、言葉にできない魅力があり、ダメなはずなのに、会いたくなってしまう。それがたとえ私を破滅へと誘う存在であっても。もちろんこの感情に共感できるのは、私が似たような人に恋をしてい

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    2026年08月18日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    彼女の家に行ってこの本が置いてあるのを彼氏が見たらどきり。とするんじゃないか..!?って妄想を膨らませながら発売を楽しみにしていました。
    がしかし、一木先生のお話を読んでいる時に私自身彼氏と別れ話になり(嘘みたいですがまさかなんです。こんなにタイムリーなの私だけか..!?ネタ風に書いてますが、実はしっかり落ち込んでたりします。あとちょっと恥ずかしくてこのことを書くか迷いました。)本当に4人の先生に救われました。
    元カレの名前なんて忘れたくても忘れられないもんだと思います。忘れたと自分に言い聞かせて、たくさん散らばってる思い出をそっと置いて、少しずつで良いんだと思えました。

    青山先生らしさのあ

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    2026年08月18日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    ネタバレ

    4人中3人好きな作家さん(青山美智子、町田そのこ、山内マリコ)いるから買いだ!!と思って買った。
    が、結論、この本の中で一番好きだったのは初見の一木けいの「三月なんて前世」だった。(すいません全員敬称略)

    なんで浮気しといて、米粉はボソボソする〜とか言っといて、米粉パン作って商売やってんだ、、?
    元カノから米粉の構想得て、これで行ってみよう!ってやったらヒットして、元カノの話美談として語ってるんだよな?!うぜえ〜的な感じでした笑
    なんかこう付き合ってた時はお互いがお互いのこと好きなんだな、なくてはならない存在なんだな、って思えた文章だったけど、それはあくまで女性目線で、実は男は同じくらいのめ

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    2026年08月16日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    あの時こうしていれば、今あの人はどうしているだろうか、誰しも考えたことがあること。もどかしさと苦しみの中で、全てが明らかにならないのも好き。面白かったです。

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    2026年08月15日
  • 嵐の中で踊れ

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    避難所で巻き起こる多様な群像劇

    避難所という逃げ場のない場所で、会いたくない人に出会ってしまう。例えば、それは自分の好きな人だったり、かつての不倫相手やワンナイトの相手だったりする。
    そんな不穏な人間模様が、視点となる人物を切り替えながら描かれる。

    物語の視点となる人物たちは、みんな悩みや隠し事などがあり、どこか停滞している。ところが、避難所での不思議な出会いが彼らを前に進ませる。
    特に、不倫をしていた二人のエピソードは興味深かった。互いに溺れていたのに、相手には振り向いてもらえないなどと思ってすれ違う様子は面白かった。
    いったい何が隠されているのか、どんな気持ちなのか。どの人物に対しても

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    2026年07月14日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    良すぎてびっくりした。なんだろう、プロットだけだとよくある話のようなのに、キャラたちの気持ちが痛いほど伝わってくる。人間を描くのがうまい。
    あと性描写が、むちゃエロ。

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    2026年04月16日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    読み終えた直後、魚の骨が喉につっかえたようなもどかしくてスッキリしない不思議な気分になった。幸せのために何かを諦めたり妥協したりしてるのがリアルで、みんな過去の後悔に思いを馳せてるのかなと感じた。

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    2026年04月11日
  • 結論それなの、愛

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    タイで生活する日本人女性たち。
    言葉よりも相手を知ろう、寄り添おうという気持ちの大切さ、人は自分を受け入れてくれる人をいつも探しているのかもしれない。

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    2026年03月21日
  • 彼女たちが隠したかったこと

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    ネタバレ

    寝る前に少しずつ読んでおり、途中分からないところは読み返していたので、読書期間は長めになった。二度読み必至の作品だ。
    章ごとに主人公が変わる構成だが、物語の終盤で点と点が結ばれていく。すべての出来事の元凶となるのは、ある一人の狂った女。その女がそれぞれの主人公に執着し問題を起こしていく。

    読後はもしこんなサイコパスな女が、身近にいたらどうしようと、そんな恐怖を感じた。
    自分の子どもの頃にいじめをしていたあの子も、もしかするとこの女のように、執拗に人の惨めさや悲しみを見て愉しむ人間なのではないか。そんな疑念すら抱いてしまう。

    この女に関わった人間は、疑心暗鬼に陥るように変わっていく。
    だから

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    2026年03月08日
  • 嵐の中で踊れ

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    ストーリーの設定はあんまり好きではなかったが、それぞれの登場人物の心情がすごくリアルで良かった。いや、かなりリアルだと思うなぁ。
    作者はいろんな恋愛をしてきたんだろう。
    「常に幸運を先取りして」って言葉好き。

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    2026年02月13日
  • 嵐の中で踊れ

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    よかった、とても。登場人物が多いから初めは混乱しつつも、各々がきちんと立っているのもあってすぐに馴染む。そきて点と点が線で繋がった時には嵐がおさまって、それぞれが自分で選んだ道を歩もうとしてるところ、ラストの余韻もとても好きだった。
    会いたくない人、今いないな…でも10年前とかならいたのかな?それとも10年後とか?今が多分私は一番幸せなんだろな

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    2026年02月04日
  • 結論それなの、愛

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    タイ旅行に行ったから、知っている地名や料理名が出てきて親近感が湧いた。カオニャオマムアン(マンゴーと餅米のスイーツ)、私と母のお気に入り。
    内容は、わりとシビア。娼婦になった女の子、逃亡劇、不倫の相手が自死する話……幸せとは何なんだろう。でも、この本を読んで、目の前の人と、通じ合うことをあきらめてはいけないと感じた。通じ合うために、お互いのことを知ったり、楽しませたいと思ったり、幸せを祈ったり…そういうことが必要なんだと感じた。

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    2026年01月12日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    2016年に、「西国疾走少女」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞した、一木けいさんのデビュー作。
    なるほど、女のための読み物である。
    一人の女性の人生を主軸に、思春期の瑞々しさ、二十代の混沌、四十代の…その時その時の心情が痛い程伝わってくる。
    自分はこんな風に疾走してきただろうか。若い頃を怠惰に過ごすと、後からちゃんと皺寄せが来る。人生はうまくできている。
    それに早く気づけた人が勝ちかな。
    短編集か?と思っていると、「ああ!あの時のあの子か!」などと、どの話も本筋から枝分かれしているだけで、現在過去未来が絡み合い、しっかり繋がっている。伏線も張られていて、読み進める楽しみがあっ

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    2025年12月26日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この小説のなかにある恋は、リアルな恋だと思う。
    少しでも恋を経験した人が読んだら、追体験させられるほどのリアルさだと思う。

    大人になってから出会って好きになった人に対して( もし学生の頃に同じクラスだったら好きになってたかな? )って考えてみたり、

    こんなに好きな人でいっぱいの毎日を過ごしていて、この人に出会う前は自分は何を考えてどうやって過ごしてたんだろう?って考えてみたり、

    喫煙者の彼と電話をしてるときの、タバコを咥えながら話すくぐもった声にキュンとしたり、

    みんな同じことを感じて、考えて、生きてるんだなって思った。

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    由井の今の旦那さんもとてもい

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    2025年11月05日
  • 結論それなの、愛

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    舞台はタイ。南国の果物の皮をむいた時の香りのような魅力的で色気のある文章の数々に魅了されました。「やりたいことは全部やれる」という素敵なメッセージが込められた作品でした。一木けいさんの作品を読むのは初めてでしたが、ハマりそうです。他の作品も読んでみたくなりました。

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    2025年10月14日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ハァー...。読んだことを後悔するくらい心に刺さる本だった。だいぶ好き。
    無限の選択を繰り返す中で、過去の後悔や痛みごと包んでくれる人に出会ったり、抱えたまま堕落していったり。正しい選択をしたから幸せになれるわけでもないし、生きる道も出会う人もまた枝のように無限に広がっている。

    私も久しぶりに初恋の人のことを思い出したわー。あの頃の感覚もまんま蘇ってきて不思議な気持ちになった。笑って生活できてるといいなぁ。

    「潮時とは、漕ぎ出すのに潮が安定している、好いタイミングということ」

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    2025年10月13日