一木けいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ初めて一木さんの作品を読みました。
本屋さんで表紙に惹かれてなんとなく選んだけど、読む!って決めてよかった、素敵な作品でした。
誰が愛を知らない話なんだろう、と読み始めて
この子かな?と思ったところから
後半で転調、世界がひっくり返った。
でも、ひっくり返ってなかった。
愛がほしい者同士だったんだなと最後まで読んで感じた。
好きなセリフがたくさんあった。
『別の引き出しにしまう』そうすることで、
人をよく見過ぎたり、悪く思い込もうとしたりせずに、大事なままとっておけるなと教えてもらいました。
感情表現が繊細で、わたしの好きなタイプの本でした!
『優しい嘘って言葉、あたし大っ嫌い。そ -
Posted by ブクログ
ネタバレどうして主人公はこんなにも夫の飲酒へ過敏になっているのだろう?と匂わせながら次章では父親目線や自分の幼少期の目線で話が進んでいく。
2人のボタンの掛け違い、或いは掛け違いに気付いていてもどうしようもないことへの切なさが読んでいて苦しかった。確かに、愛はあった。選択したことのひとつひとつ、気持ちの弱さや脆さが積み重なり心が壊れていく、家族が壊れていく。
最後まで宇太郎目線で話が進むことはなかったから、主人公が一番大切な人を信じることに気付いたラスト、宇太郎が、今の家族が、どうなっていくかは千映のこれからの"ゆるす"形なのだと思う。
ゆるすことは、酒を許すことではない。
酒を許 -
Posted by ブクログ
前作「一ミリの後悔もない、はずがない」が良かったので読みました。
読み終わって感じたのが、この作者さんは感性で読ませる人だなぁと。
物語自体はそれほど突飛でもなく、どこかにありそうな青春ものであり、登場人物には裏がありそうだなと読み始めから予想はついていたので、あぁやっぱりか、という展開でした。まず主人公の男子が良い子すぎるし、クラスの皆も平和だし、ピアノの先生はやたらきれいな感じだし、物語の鍵となる芳子おばさんも当初は良い人すぎるので、序盤は退屈で先にレビューを見てしまいました。ただ読みやすいし情景は浮かびやすいし、橙子だけが異質なのでおもしろくなりそうかな、と読みすすめました。
後半からは