一木けいのレビュー一覧

  • 結論それなの、愛

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    日本を離れて生活する女性達の苦労が生々しくてリアルだった。恋愛においてずっと幸せが続く訳ではない、当たり前だけど忘れてしまいがちな事実に気付かされる。テオとマリの話を読んでて、自分の気持ちに正直に向き合ってリスクのある行動ができるマリは強いし美しいと思った。

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    2025年04月20日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    主人公がアル中の父や、その予備軍のような夫に振り回されている場面は、なぜ「全部ゆるせたらいいのに」なの?と感じてしまうほど。けれども、愛とは信頼、信頼は積み重ねるものでしょ、と実感している人こそ知らないうちに雁字搦めになってないだろうか?と問われる。コントロールできないものを手放す勇気がほしい。

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    2025年03月03日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    アルコールにまつわる苦しい家族の物語が描かれています
    千映は毎晩のように泥酔する夫・宇太郎に対して強い怒りと絶望を感じている…とよくある夫婦ものと思って読んでいたら、父と娘の話になっていく
    3、愛で選んできたはずだったはもう凄絶です
    1、愛に絶望してはいけないで千映がどうして夫に対して激しい感情を抱いていたのかという答えが書かれています
    読んでる最中ずっと苦しくてたまらなかった
    総ページは240ページと少なめですが、中身はかなり重くて濃い
    『全部ゆるせたらいいのに』という千映の祈りはただひたすらに悲しい
    ラストは未来への希望を感じられて良かった

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    2025年02月09日
  • 9月9日9時9分

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    恋愛要素は私の中ではあくまでもオマケ的な感じで
    自分と他者との境界線や
    自己認識を得る時に起こる痛みを丁寧に書いた本だと感じた。

    救済を受け入れて、助けてもらうのも勇気がいる事だよな。
    差し伸べてもらった手を握れるのは
    本当に助けを求めてる自分を知ることから始まるんだと、しみじみ思う。

    タイでの様子や現地の人たちの描写にとても愛があって、きっと作者はタイに特別な思いがあるんだろうなと想像した。

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    2024年12月03日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    最後の手紙で声を出して泣いてしまった。
    後悔したことは?と聞かれたらなんで答えるだろう
    沢山ありすぎてわからない

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    2024年11月13日
  • 9月9日9時9分

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    ネタバレ

    タイトルに因んで、9月9日に読みました。

    ロミオとジュリエット現代版なような作品です。
    互いに想い合いながらも、互いの背景が、家族がそれを許さない、でも好きな気持ちは抑えられない、そんな状況に感情移入してしまい、泣きました。

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    2024年10月15日
  • 愛を知らない

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    うまくいかない自分を認められない気持ち、それを必死に他者から隠そうとする気持ち、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。そんな気持ちが狂気的な行動に繋がってしまうのは他人事ではないように思います。
    恩には時効がある。素敵な考えですね。

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    2024年07月07日
  • 9月9日9時9分

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    一木けい(いちきけい)さんは初めて読みました。とても読みやすい文章ですぐに小説の中に入れた。

    テーマはDVと重く、心に響く言葉がところどころにあった。『生きているではなく、ただ死んでいないという暮し』『この人は自分にとって唯一無二って相手に出会ってしまうのって幸せなことじゃないのかも』人生は楽しいことと辛いことを比率で言うと1:9なのかも知れない。思い通りに行かないことしかない。

    その中で家族がDVされたら、家族にDVされたら、私だったら。。。主人公のようには思えないし出来ない。主人公はDVした人が変われるかもしれないと信じている。私は絶対変わってほしくないと思う。でないとDVを受けた人は

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    2024年05月06日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    全部許せることはないと思うんです。

    アルコール依存症の父親と娘の長く、壮絶な戦い。娘は、夫のアルコールへの依存にも悩み始める。
    娘は幼児の頃から 暴言と暴力と理不尽な要求に耐えながら成長していく。働き始めても、一人暮らしを始めても 家族からの呪縛は解けない。
    父親を説得して病院へ連れて行くが 移動中でさえ飲み続ける。
    彼女は、許せない父親をなぜここまで治そうとできるのか。酒に溺れる前の幸福な時間への執着なのか。たぶんどこかに残る愛情なのかとは思う。
    家族だった義務感である方が、生きやすいだろうな。
    無理難題を突きつけ愛情を確認する試し行動をとる大人もいる。対応を誤るとより深刻になる。
    前作の

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    2024年04月19日
  • 9月9日9時9分

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    ネタバレ

    漣が好きになった人は、姉の別れた旦那の弟だった。
    彼と付き合うことは、自分の家族を不幸にすると悩む漣。
    漣の彼氏の朋温がいいやつで、私も好きになってしまいそうだった。
    登場人物の中で米陀さんがいいやつだと思った。米陀さんは、自分がたくさん傷ついてきたからこそ、他人を思いやれる人。漣は私も同じなのだが、幸せな家族があるからこそ、他人の痛みに気づくのが遅れてしまうタイプ。自分がどんな境遇であっても、周りの人のことを想い、幸せを願う気持ちは大事にしたいと思った。
    解説を高知東生が書いているが、これもなかなかよかった。おすすめの本

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    2024年01月28日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    重度のアルコール依存症の父親をもつ千映。
    そして夫にも酒への執着が見られる…

    他人から見て、千映が置かれてる状況を考えたら、ゆるすなんて不可能だと思う。だけどそこで「全部ゆるせたらいいのに」と思うのは家族だから、愛がある(あった)からであって…なんとももどかしくて、切ない気持ちになる小説だった。自分の努力でどうにもならないことと向き合うのは、難しいよなあ…。幼い頃、父からたしかに全力で愛されていたのに、本人はそれを覚えていないのも、悲しかったな。
    宇太郎と千映の物語だと思っていたら、千映と父親の壮絶な人生の物語だった。
    切なく重いけど、目が離せない展開に夢中になって読んだ。

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    2023年09月05日
  • 愛を知らない

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    ネタバレ

    初めて一木さんの作品を読みました。
    本屋さんで表紙に惹かれてなんとなく選んだけど、読む!って決めてよかった、素敵な作品でした。

    誰が愛を知らない話なんだろう、と読み始めて
    この子かな?と思ったところから
    後半で転調、世界がひっくり返った。

    でも、ひっくり返ってなかった。
    愛がほしい者同士だったんだなと最後まで読んで感じた。

    好きなセリフがたくさんあった。

    『別の引き出しにしまう』そうすることで、
    人をよく見過ぎたり、悪く思い込もうとしたりせずに、大事なままとっておけるなと教えてもらいました。

    感情表現が繊細で、わたしの好きなタイプの本でした!

    『優しい嘘って言葉、あたし大っ嫌い。そ

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    2023年08月15日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    余韻…真ん中ぐらいからぐわっとノンストップで読んだんだけど感情移入してしまって今もくるしい ネタバレしないようにするとなんも書けない

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    2023年08月09日
  • 愛を知らない

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    ネタバレ

    一度世界に入ったら読み終わるまで続けて読んでしまった。
    あの年齢のそれぞれの悩みがリアルに書いてあって
    思い出してしまった
    自分と生まれてくるかもしれない子供のことも考えさせられた。

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    2023年05月14日
  • 愛を知らない

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    感情を整理してタンスの引き出しに分けて入れるみたいなことを書いていて、私は出来てないなぁと思った。人って見方を変えたら違った人になるな。その人のことをもっと知りたいと思う心が強くなった。

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    2023年05月06日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どうして主人公はこんなにも夫の飲酒へ過敏になっているのだろう?と匂わせながら次章では父親目線や自分の幼少期の目線で話が進んでいく。
    2人のボタンの掛け違い、或いは掛け違いに気付いていてもどうしようもないことへの切なさが読んでいて苦しかった。確かに、愛はあった。選択したことのひとつひとつ、気持ちの弱さや脆さが積み重なり心が壊れていく、家族が壊れていく。
    最後まで宇太郎目線で話が進むことはなかったから、主人公が一番大切な人を信じることに気付いたラスト、宇太郎が、今の家族が、どうなっていくかは千映のこれからの"ゆるす"形なのだと思う。
    ゆるすことは、酒を許すことではない。
    酒を許

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    2023年05月06日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    愛ってなんなのか。
    家族ってなんなのか。
    他人から見たら異常なものでも、本人からすると普通なのか。
    見たいものを見たいようにしか見ていないからなのか。
    愛、家族にはどうして人をこんなに執着させるのだろう。

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    2023年04月20日
  • 愛を知らない

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    よくある青春もの、
    のようで違う、のがよい。
    合唱コンクールに向けて練習に励む学生たち。
    を描いただけの青春物語…ではなくて、
    痛みを伴う母娘の関係を軸にした話で、
    単純なハッピーエンドではない読後感もよかった。

    正しくあろうとすればするほど
    陥る闇もあるのか。
    そんなことを考えさせられた。

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    2025年12月06日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    アルコール中毒、のさまをまざまざと見せてもらい、自分もそうでないか、家族に迷惑かけてないか、不安にさせられた。襟を正していこう。

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    2023年04月19日
  • 愛を知らない

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    ネタバレ

    途中からなんとなく背景は推測できたけれど、明らかになったシーンにはぞわりと鳥肌がたった。1種のホラー。
    自分の記憶にある遠くは無いシーンが浮かんで、重い気持ちになった。

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    2023年03月04日