一木けいのレビュー一覧

  • 結論それなの、愛

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    連作短篇3篇
    タイを舞台に駐在員の妻たちのそれぞれの人生模様。それらがゆるく繋がり愛や理解し合うこと、コミュニケーションなどが響きあっている。

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    2025年09月18日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    割と好みの読み心地だったのだけれども、あまり印象に残っていない。
    確かめる意味で他の著作も読んでみたいな。

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    2025年09月03日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    かつて
    「うしなった人間に対して1ミリの後悔もないということがありうるだろうか」という雑談をした最愛の人と、後悔しかない別れ方を強いられた由井。
    大人の事情に振り回されて、叶わなかったあの頃の思い
    過去と今
    あの頃の同級生たち
    オムニバスで綴られるストーリー

    私が今、人生で1番後悔してる事ってなんだろうな
    もしもあの時、一瞬早く(遅く?)アレをしてたら運命は変わっただろう…って転機、実はみんなたくさん持ってるはず
    そういうのを知っちゃったら、後悔することめちゃくちゃたくさんありそう~

    ラストはてっきり彼の視点の章で締めくくられると思ってたのに…
    でもそれがなかった構成が、より余韻を楽しま

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    2025年08月26日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    筆者・一木けいさんのデビュー作で、『女による女のためのR-18文学賞』の読者賞受賞作。恋愛というか、青春というか。ほろ苦いです。連作短編ですが、主人公そして時代がズレるので、空想で補わざるをえなかった。

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    2025年08月24日
  • 結論それなの、愛

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    ネタバレ

    2025/06/09予約11
    駐在妻もタイも出てくる固有名詞も、うまく飲み込めず残念。異国でコロナ禍になり実母の最期にも葬儀にも出られなかったのは気の毒に思うが、だからといって不倫していい理由にはならない気がした。狭い駐妻コミュニティはキツそうだけど…

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    2025年08月02日
  • 結論それなの、愛

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    タイの駐妻達の虚無とそれを埋めようとする恋愛模様の話。
    大事な人を失ってからその大切さに気づいたり、人と通じ合うことを諦めたら心から通じ合う人が現れたり。
    人は誰しも心のどこかに虚無を抱えていて、それを埋めようともがくか、それを抱えたまま生きるかの選択をしているのかもしれない。
    「伝えたい、伝わらない、伝わった、それっていったいなんなんだろう。これだけは伝わってほしいと祈った言葉も、相手が受け取れる状態になかったら?受け取る意思がなかったら?たとえ伝わったと思える一瞬があっても、相手がそれをすててしまったら?」

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    2025年07月04日
  • 結論それなの、愛

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    登場人物たちの喪失感、焦燥感の凄まじさに圧倒された。特に紗也子さんの話は身につまされてしまった。夫婦関係に悩んでいた時期に紗也子さんと同じ状況だったら、間違いなく同じような行動をとっていただろうと思う。機会が無くて良かった。平凡で平穏な日々に感謝したくなる読後感を持たせる作品だった。

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    2025年07月02日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    苦しい。苦しすぎる。言い気分をしない読者もいるかもしれないけど、これ現実。依存症は脳を壊す。元夫はギャンブル依存症だった。だから信用を失って絶望しながらも簡単に手放せない辛さはひしひしと伝わってきてしまう。響きすぎて苦しい。

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    2025年06月22日
  • 結論それなの、愛

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    主に駐妻やそれ以外の女性が、主にタイ人やそうでない男性と不倫するはなし。セで始まり、クスで終わるシーンが多め

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    2025年05月31日
  • 結論それなの、愛

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    タイの空気や湿度だけじゃなくて、登場人物たあちの情愛が、読みながらねっとり肌にまとわりつく感じだった。

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    2025年05月04日
  • 9月9日9時9分

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    序盤はバレてはいけない主人公の恋愛を見ているのが面白かった。一目惚れをしたことがある人は特に共感できると思う。後半は正義を振り翳す主人公に共感できない部分も多くあって少し残念だった。

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    2025年04月20日
  • 愛を知らない

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    ネクストブレイク作家として期待をしている一木けいの最新刊。
    これ、良かったんだよー!面白かった!もっと売れてもいいと思うんだけどなぁ。。個人的にプッシュしていきたい作家さん。

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    2025年04月14日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    一木けいさんの作品を初めて読んだが、良かった。

    連作短編集だが、緩くお話は繋がっており、最後まで楽しい。楽しいというか、じんわり感動する。群像劇でもあり、ひとりの少女が大人になる物語でもある。この作家さんは巧い、と思う。

    個人的には「高山」の飄々とした中にある寂しさや優しさが好きだった。

    オッサンが読んでも感動するのだから、女性が読んだらさぞ感動するのだろう。

    有島武郎の「小さき者へ」を読みたい。

    星は4つと悩んで、3つ。3.9とする。

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    2025年04月10日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    中学時代を思い出した
    初恋
    背が高くてゴツゴツした手、モテてたな
    小学校の時は仲良かったけど中学になって不登校になった友達

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    2025年03月23日
  • 9月9日9時9分

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    タイからの帰国子女の主人公の初恋のお相手がDVを理由に姉と離婚した男の弟だったというお話でここだけ書くと許されない恋系の青春恋愛小説みたいな感じ(実際そうなのだけど)ですが、DVのところを割と掘り下げて描いていて、そこにタイの文化的なサイドストーリーが絡むというちょっと不思議な小説でした。

    主人公の言動に冷や冷やする場面が多くて結構体力を奪われる作品だったな。

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    2024年12月19日
  • 悪と無垢

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    話の展開がうまく頭にイメージできなくて混乱気味のまま何とか読み切った

    誰が何のためにどんな行動をとったのかを整理して考えるのが難しいのは、英利子の嘘に特に意味がないから?
    合理的でなくても嘘をつくことに何かしらの意図とか目的がある、という論拠がぐらついた

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    2024年09月16日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    星3.5
    タイトルから受ける印象通りの本だった。
    でも、この気持ちは分かるな。由井の中で美化された人との記憶、あの手紙をタイムリーに受け取れていれば…
    あの時の一瞬のすれ違いが、判断が、選択が、と思うようなことが自分にもあります。

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    2024年09月07日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

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    主人公の千映は
    夫の宇太郎と一歳の娘の恵と三人暮し
    宇太郎は毎日のように泥酔して帰宅する
    宇太郎とアルコール中毒の父と重なる

    タイトルから複雑な感情と切なさを醸し出している

    どうしようもない父
    愛されたい
    自分も父を愛したい
    たまに見せる父の優しさ
    でも、、、

    自分の生まれながらある家族と
    自分が作る家族の物語

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    2024年06月23日
  • 9月9日9時9分

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    主人公の少女は、父親の転勤に伴いバンコクで中学まで生活して帰国。忙しない日本になかなか馴染めない。
    バンコクでの観光でない生活感がうまいなと思っていましたら一木さんバンコクにお住まいとか。

    少女の姉が元夫のDV(精神的肉体的経済的!)で精神的に追い詰められて離婚。
    それを知らなかった少女は元夫の弟に恋してしまう。DVについて知った後でも なかなか彼のことを諦めきれない。少女の家族は当然大反対。
    DVに堕ちていく状況、共依存となっていく恐怖、別れるための裁判と その後の精神的打撃を濃厚に読める。
    そして、他のDV系の小説と違うところは DVを病気として認識して 更生プログラムや施設の存在に言及

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    2024年04月21日
  • 愛を知らない

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    愛を知らない高二の少女
    高校の合唱コンクールを通して 信じられる友人を得る

    一木さんは、信じている者に裏切られる時の状況を 息を飲ませて読ませてくるんだなと思う

    施設から引き取られ養女となった少女の不適合性を思わせておいてからの 反転
    ここが 良いです

    重松サンらのぐっと我慢して正論で生きる学校物も良いけど 脆弱な家庭の子供達が 何かしらに生きる糧を見つけて 正面から生きようとしていく感じが魅力的

    愛される事ができなかった少女と
    愛する事ができない、あるいは愛し方がわからなかった養母

    「恩に時効があっていい」これは、実の親子であっても有効なのではと思う深い意味合いがある
    いろんな家庭

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    2024年04月18日