一木けいのレビュー一覧

  • 彼女たちが隠したかったこと

    Posted by ブクログ

    ------------------------------------
    あ、だめだ。
    この女、
    まともじゃない。

    彼女は
    ハイヒールの音とともに
    やって来る。
    めくるめく邪悪に
    戦慄が走る
    ノワール・サスペンス!
    ------------------------------------
    最近仕事が忙しくて
    気持ち的に落ち着かない(たぶん過緊張)ので、
    穏やかな本が読めなくて。
    (気持ちを落ち着かせたいとかにも至らない苦笑)

    短編集という感じですが、
    どの物語にも共通した一人の女性が登場します。

    最初から不穏で、
    じわじわ来るホラーみたいでした。

    ただ、慌てて読んでいたからか(積読のプ

    0
    2026年04月11日
  • 嵐の中で踊れ

    Posted by ブクログ

    嵐が近づき、期せずして同じ避難所に集まった人たち。
    彼ら彼女らは、「いちばん会いたくなかった相手」と再会する羽目になる。
    それぞれの抱えている事情は違えど、会ってしまったら…。

    修羅場になるのか、逃げるのか、すべてを無かったことにはできないわけで…

    気を揉むほどではなかったことに安心できた。

    人は、予測不能な場において、他者と通じ合い、自分の新たな側面に気づくのかもしれない。
    それぞれが新たな気持ちで動きだす。

    不倫相手に対して、わたしを忘れて。わたしを忘れないで。という気持ちに未練はあるが未来を歩くことにするという思いが込められているのだなと感じた。

    嵐のあとは、人の気持ちまでも清

    0
    2026年03月31日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今はとても幸せでも、過去を遡れば1ミリ以上の後悔があって。きっと誰もがそんなことを思いながら生きているんだろうなと思ったら少しだけ息がしやすいなってかんじた。

    どうか、みんなが穏やかに過ごせますように。
    どうか、後悔も思い出になりますように。

    0
    2026年02月22日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大学生の時読んだ本を再度手に取ってみた。
    前読んだ時はどこか全てが遠い世界の話で理解ができなくて、愚かに感じてしまうような感覚で、印象にあまり残っていなかった。
    約5年経って読んでみて、自分自身の考え方の変化も知れたような気がする。
    例えば、この文章の登場人物は私にも私の周りにもいないような人が多いが、5年分の感情の幅で重ねられるものが増えたようなそんな感覚がした。

    0
    2026年02月12日
  • 彼女がそれも愛と呼ぶなら

    Posted by ブクログ

    3人のイケメンの恋人と同居する母。高校生になった千夏自身は初めての恋人との距離感に迷う。それを親友にも相談できず。

    3分の2くらいまでは傑作だと思ってたんだけどなぁ。千夏の告白の場面もないし、氷雨の決断もよくわからない。絹香と針生もまたしかり。一番?なのは太呂。行動が最初から最後まで意味不明。雑すぎやしないか。

    0
    2026年02月02日
  • 結論それなの、愛

    Posted by ブクログ

    異国という環境だからこそ、周囲に自分を知る人がほとんどいないからこそ、人は理性よりも本能で愛に溺れていくのではないかと思った。
    また、母国語ではない言葉で相手と向き合うからこそ、「何を伝えたいのか」を強く意識せざるを得ない点も印象的だった。言葉がスムーズに出てこないからこそ考えて話す。その不自由さが、かえって相手への想像力や誠実さを生んでいるように感じられ、この捉え方はとても素敵だと思った。

    一方で、人生においてお金や生活の安定が占める割合は大きいと考えるので、最終的にタイ人の男性についていく駐在妻の選択は理解できなかった。これは男女の違いなのか、それとも置かれた立場や価値観の差なのか。

    0
    2026年02月01日
  • 嵐の中で踊れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     台風に襲われて避難所である体育館に避難した人々。一夜を共にする相手は家族だけではなく。そこから過去の恋や後悔やが外の暴風雨に負けないくらいに渦巻く。いやー。いたたまれない気持ちが湧き起こる。大人たちはなんだかもっとしっかりしろよって気持ちになったけど、どうにもならないこともあるってのもわかるからなんだかなーでした。子供たちは。生き辛さを抱えていてどうにかしてあげたい気持ちになった。
     「嵐の中で踊れ」そうできれば、そう生きられたらと羨望する。

    0
    2026年01月21日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「うしなった人間に対して1ミリの後悔もないということが、ありうるだろうか。」
    5つのストーリー全てがこの問いに繋がるような小説だった。
    『西国疾走少女』の由井の物語が最後の『千波万波』に繋がっていたことは良かったけど、桐原の手紙を読んだことで由井の後悔はより一層深いものになったような気がする。ただ今の生活にはきっと後悔はしていないはずなので、後悔の連続の先にある幸福が描かれていたように感じた。
    桐原視点の物語はないのであくまで想像だが、桐原の問いへの答えを最終的に桐原本人が出すという構成がとても良かったと思う。
    個人的には、由井の父と由井の夫の父の描写がたまらなく切なかった。2人はお互いの境遇

    0
    2025年12月20日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    初めて読む一木けいさんの本、章ごとに時代や登場人物の視点が変わるので少し混乱したが文章は読みやすかった。 
    あのときのあの選択がこうだったら…
    なんで今こうしているのか…
    そんなふうに考えることはある程度年齢を重ねた人ならみんな思ったことはあるだろう。
    ラストの手紙はせつないけど今が幸せそうでよかった。

    0
    2025年12月08日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1章目は良かった!
    この人の文章好きかも!
    青春時代独特のもどかしい感じが表現されてて、キュンとしながら読み終わった。あっさり終わりすぎて、物足りない。もっと読みたかった。

    2章目からは、登場人物リンクされてたけど、
    話があちこちに飛んで今何の話してるかわからなくなって流し読みしちゃった。笑

    「今、何してる?という言葉は不思議で、相手に対する自分の気持がわかる。会いたい人なら絶対うれしい。会いたくない人なら絶対うれしくない。」
    ↑この文章めちゃくちゃ刺さった。
    たしかに、ほんまにそう(´・ω・)

    この小説は途中まで読んで読むの辞めちゃったけど、次はこの人の長編の作品読んでみようかな!

    0
    2025年11月30日
  • 彼女がそれも愛と呼ぶなら

    Posted by ブクログ

    ドラマがとても良かったので、原作も気になり読んでみることに。千夏ちゃんと太呂くんの関係は幼さも手伝い痛々しかった。太呂くんには適切なケアがあってほしいよ。千夏ちゃんもかなり傷ついていて切ないね。子どもが苦しんでいるのは悲しい。亜生くんの明るさは助かるけど紙一重でもあって(笑)いい子であることは間違いないんだけどね。到さんかっこいーな。氷雨くんの余裕のなさは若さゆえもあるんだろうけどそもそも伊麻さんとはあまりにも目盛が違いすぎたんだろうね。それを知るためにも交際した意味はあったんだろうな。無駄なことなんてない、って思ってほしい。ディベートのように愛や恋や嫉妬について話し合うシーンはおもしろかった

    0
    2025年11月25日
  • 愛を知らない

    Posted by ブクログ

    昔、同級生に、理解しがたいような行動をとる子がいた。

    この本をもっと早く読んでいたら、その子の印象はもっと違ったかな。

    0
    2025年11月13日
  • 全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    アルコールに弱い両親の家庭に育ち、アルコールに弱い夫と家庭を気づいたので、お酒を飲むことは年に数回あるかないか。なのでこの主人公の家庭環境は想像つかないが、感情移入はしやすかった。誰もが愛を持っていて、愛のために生きてたのにと思うと切ない。

    0
    2025年09月27日
  • 結論それなの、愛

    Posted by ブクログ

    連作短篇3篇
    タイを舞台に駐在員の妻たちのそれぞれの人生模様。それらがゆるく繋がり愛や理解し合うこと、コミュニケーションなどが響きあっている。

    0
    2025年09月18日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    割と好みの読み心地だったのだけれども、あまり印象に残っていない。
    確かめる意味で他の著作も読んでみたいな。

    0
    2025年09月03日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    かつて
    「うしなった人間に対して1ミリの後悔もないということがありうるだろうか」という雑談をした最愛の人と、後悔しかない別れ方を強いられた由井。
    大人の事情に振り回されて、叶わなかったあの頃の思い
    過去と今
    あの頃の同級生たち
    オムニバスで綴られるストーリー

    私が今、人生で1番後悔してる事ってなんだろうな
    もしもあの時、一瞬早く(遅く?)アレをしてたら運命は変わっただろう…って転機、実はみんなたくさん持ってるはず
    そういうのを知っちゃったら、後悔することめちゃくちゃたくさんありそう~

    ラストはてっきり彼の視点の章で締めくくられると思ってたのに…
    でもそれがなかった構成が、より余韻を楽しま

    0
    2025年08月26日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    筆者・一木けいさんのデビュー作で、『女による女のためのR-18文学賞』の読者賞受賞作。恋愛というか、青春というか。ほろ苦いです。連作短編ですが、主人公そして時代がズレるので、空想で補わざるをえなかった。

    0
    2025年08月24日
  • 結論それなの、愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/06/09予約11
    駐在妻もタイも出てくる固有名詞も、うまく飲み込めず残念。異国でコロナ禍になり実母の最期にも葬儀にも出られなかったのは気の毒に思うが、だからといって不倫していい理由にはならない気がした。狭い駐妻コミュニティはキツそうだけど…

    0
    2025年08月02日
  • 結論それなの、愛

    Posted by ブクログ

    タイの駐妻達の虚無とそれを埋めようとする恋愛模様の話。
    大事な人を失ってからその大切さに気づいたり、人と通じ合うことを諦めたら心から通じ合う人が現れたり。
    人は誰しも心のどこかに虚無を抱えていて、それを埋めようともがくか、それを抱えたまま生きるかの選択をしているのかもしれない。
    「伝えたい、伝わらない、伝わった、それっていったいなんなんだろう。これだけは伝わってほしいと祈った言葉も、相手が受け取れる状態になかったら?受け取る意思がなかったら?たとえ伝わったと思える一瞬があっても、相手がそれをすててしまったら?」

    0
    2025年07月04日
  • 結論それなの、愛

    Posted by ブクログ

    登場人物たちの喪失感、焦燥感の凄まじさに圧倒された。特に紗也子さんの話は身につまされてしまった。夫婦関係に悩んでいた時期に紗也子さんと同じ状況だったら、間違いなく同じような行動をとっていただろうと思う。機会が無くて良かった。平凡で平穏な日々に感謝したくなる読後感を持たせる作品だった。

    0
    2025年07月02日