一木けいのレビュー一覧
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この世の片隅に潜む、切なく、歪な優しい愛や恋をかき集めたような短編集。
30歳になっても結婚を決めてくれない彼氏と一度自然消滅し、婚活アプリで出会った柊介に夢中になる綺梨。
しかし柊介には30歳年上の恋人がおり、柊介の中でその人以上の存在にはなれないことを悟る。柊介は、結婚後もその恋人に会い続けることを許してほしいと言うのだ。
その時はその変な結婚を受け入れることをできなかった主人公は、柊介と別れを告げ、元彼とよりを戻す。
そして、柊介と30歳年上の恋人のことをほろ苦く、懐かしく、切なく思い出し幸せを祈る。
懐かしさや嫉妬が混じる複雑な感情がうまく描かれていて、切なかった。
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一木けいさんの書く恋愛小説が好きです。
なんでこんなに、わかるわかる!
と共感できる表現ができるんだろうと、焦がれるような気持ちでページをめくりました。
恋をしてる時のじりじりと切ない気持ちや焦燥感
相手のさりげない行動で、その人の日常に入りこめたと思うときめく気持ち
私は、パーソナルスペース と 星
の話が好きかな。
一木けいさんの小説では、脇役も素敵なことが多くて。星 に出てくる、主人公の主婦が出会う女子高生にキュンとした。ギャン泣きする赤ちゃんに、ヒヤッとしたとき、一緒に電車に乗ってた女子高生が泣きやましてくれるの。そんな優しい世界に触れたいし、作っていきたいなぁと思いました。ちょ -
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椎名林檎さんの帯に惹かれて手に取りました。
『私が50分の円盤や90分の舞台で描きたかった全てが入っている。』
5つの短編集。最初は中学生の由井の恋愛から。各物語の主人公が変わりながらも、繋がりのある一つの物語となっています。
タイトル通り、どんな幸せな人生を歩んでいても、1ミリも後悔がない人なんていない。
どの話も切ないけれど、一気読みされられましたし、読後の余韻はとてもよかった。特に3つ目の潮時が1番刺さりました。
また、大きな後悔にぶつかっても、それだけが自分の全てではない事を感じられるような生き方をしたいと前向きな力を頂いた。
R-18文学ということで、そういう描写もあることや -
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『姉ちゃん』青山美智子
有名俳優になった"姉ちゃん"との話。青山美智子さんらしい言葉と、優しい雰囲気が素敵な話。
「あの頃の私を知っていて、愛してくれた人って、すごく特別なポジションなんだよね。」
『三月なんて前世』一木けい
「人生をあらすじにされるって厭なものだね」
元カレが、自分をきっかけに米粉パン職人になったことを知る。自分との出会いをプラスの経験に変えられるの嫌だなと思った。出会わなければ良かったと思われている方がいい。いい経験にするなよ。
『すべてはカーテンの中』町田そのこ
「恋人って、カーテンの中の関係なんだよね。」
本当にそうだと思う。周りは好きなように解 -
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私は小さな嘘をつくのが得意な人間だと自負している。
生まれてこの方、異性関係に困ったことがない。
なんの自慢だ?と思うかもしれないが、
私は人の欲しい言葉を嗅ぎ取って吐ける人間だ。
それゆえ、異性が欲しがるような、それが私の感情と違っていていた小さな嘘だとしても言葉でも、平気で口にすることができた。
そうやって「いい女」を構築できる。
嘘は実に都合がいい。
上手くつけばつくほど、自分にとって都合がよくなるしそれがあたかも本当だった気さえする。
誰が傷ついたとしても、私の嘘は結果として本当になったのだと言えてしまうような。
そんなものが「嘘」だと思う。
本作「彼女たちが隠したかったこと -
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ネタバレ私がついた嘘・誰かに嘘をつかれた経験
それに対して腹立たしかったり
仕方の無い嘘だったなとか感情があったけれど
もしかしたら私は嘘をついたことも
誰かに嘘をつかれたことも、体験したことも
無いのかもしれないって錯覚する。
浩司さんの本心も彼女の本心も
私には上手く見抜けなかったし
彼ら自身もわかっていないのかもしれないし
深く追求することがとても怖い…!
自分が囚われて決めつけていた価値観を
別の視点からも教えてくれて
〜するべき!を少し変えてくれて嬉しかったな
私も、全く話の通じない人が身内にいて
それを文章でも 話が通じない人だ と
他者に理解してもらえてる(?)というか
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ネタバレ一木けいさんの小説が好きです。
重たいテーマが多いけど、身体の中を素手で探られているような辛さの中に、どうしようもなく震える感情が確かにあって、そこを希望にして主人公も、その周りの人物も成長している。
主人公の蓮が好きになった人。それはDVが原因で別れた姉の元旦那の弟だった。
テーマはDVと重い。姉の傷は読んでいて痛い。何なら蓮と彼の恋愛を執拗なまでに監視したりもする。あの人の弟だから同じではないかと。あの家族には関わってもらいたくないと……。でも、蓮にそれを分かれだなんて、少々厳しすぎるようにも見える。姉の辛さはもちろん分かるのだけど。
交換したハチマキが、どれだけ嬉しいか。胸が熱くな -
Posted by ブクログ
バンコクのあの濃厚な風、匂い、鮮やかな色や神様と共に、、、みたいな特有の雰囲気を思い出して懐かしく思った。
タイに住んだことがある人なら、いろいろな場所や食事も出てくるし、懐かしく思い出すところがあるんじゃないかな?
内容的には海外赴任の夫に帯同する駐在妻が不自由な生活なく満たされてるかと思いきや、、、そうでもないんだよ。的な話で。
グイグイ引き込まれてあっという間に読み終えた。
なんせ妻は働くことができないのよね。海外なのに狭い日本人社会があって、周りを気にして生きなきゃならない。
時間が有り余る妻の生活をよくリサーチされていると思ったし、これから駐在妻される方、したことある方は特に面白く