【感想・ネタバレ】彼女がそれも愛と呼ぶならのレビュー

あらすじ

美容好きの両性愛者、頼りがいのある料理人、博識な大学院生。シングルマザーの伊麻
は三人の恋人と暮らしている。娘の千夏は、高校で人生初の彼氏ができるが、家庭事情を
隠していた。一方、伊麻の友人の絹香は、伊麻を参考に不倫を考え始める。自由恋愛に生き
る女性と、その周囲。正しい恋路を外れた先にあるのは――。価値観を揺さぶる不純文学。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

圧倒的にマジョリティが正しいという風潮が残る日本で、それの正反対を行くような家族のお話。伏線もしっかり貼られているし、途中で驚きもあるし、何よりそれぞれのキャラクターがものすごく個性的で読んでいて脳内ドラマが炸裂していた。絹香さんのお話も本当に素敵だった。読書中、めちゃくちゃ絹香さんを応援してしまった。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

キモいシーンがあるけど、全体的には面白かった。
学生向けではないかも。
でも、いろいろな人がいると知るのは悪くない。
同じことをするにも、相手によって全く違うのだ。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

男女の関係に言葉をつけようとすると苦しくなったりするのだろう。
自分に何か明確なものがあるとそんな事も気にならないし、憧れる。
「2人の関係」について深く考えたくなる物語だった。

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

文庫本としてはなかなかの長編小説だったが、するすると読めてしまったし、寝る前の読書時間が楽しみになる本だった。

登場人物達が皆魅力的で愛おしい。
誰しも自由でありたいと願っているであろうが、自由だから魅力的な訳ではない。
その自由を得るために、常に自問したり他者を思いやる想像力を働かせたりしながら戦う人が魅力的なのだと思う。

目盛りが合う、合わない、合わせる、合わせられない。
それが心地良いものか、そうでは無いのか。

相性というものを言語化するのは難しいけれど、こういった捉え方があるのかと納得した。

愛と嫉妬と執着、これらは必ずしもセットなのか?

「同担拒否じゃない愛は軽い」というストレートな作中のセリフに、絶賛推し活中の私はどこか嗜められたような、背中を押されたような、肯定されたような、否定されたような、安心させてもらったようでいて、ばっさり区切られたような気持ちになった。


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2025年08月06日

Posted by ブクログ

ドラマがとても良かったので、原作も気になり読んでみることに。千夏ちゃんと太呂くんの関係は幼さも手伝い痛々しかった。太呂くんには適切なケアがあってほしいよ。千夏ちゃんもかなり傷ついていて切ないね。子どもが苦しんでいるのは悲しい。亜生くんの明るさは助かるけど紙一重でもあって(笑)いい子であることは間違いないんだけどね。到さんかっこいーな。氷雨くんの余裕のなさは若さゆえもあるんだろうけどそもそも伊麻さんとはあまりにも目盛が違いすぎたんだろうね。それを知るためにも交際した意味はあったんだろうな。無駄なことなんてない、って思ってほしい。ディベートのように愛や恋や嫉妬について話し合うシーンはおもしろかった。いろんな人の考え方を見られれのは楽しい。
絹香さんは針生さんのところに行ってほんとうにしあわせになれるのか?なってほしいけど、難しそうだよね。夫のことはどうでもいいけど娘のことはわりと放置でドラマのほうがよかったな…と思う。しあわせになってほしいよ。
全体的にドラマのほうが各キャラクターの掘り下げが深くて話もスムーズだったなーと思いました。テーマとかは好きなんですけど。ボリュームがあると思ったけどわりとさらっと読めました。

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2025年11月25日

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