北山猛邦のレビュー一覧

  • 私たちが星座を盗んだ理由

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    ラスト数行の衝撃が魅力の短編集。
    「恋煩い」のみ既読。

    「恋煩い」ラスト一行の切れ味!
    「妖精の学校」オチが分かりづらい。
    「嘘つき紳士」オチが読める。
    「終の童話」切ないラスト。
    「私たちが星座を盗んだ理由」ほろ苦い結末。

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    2026年02月08日
  • 『アリス・ミラー城』殺人事件

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    ネタバレ

     鏡の国のアリスの世界を思わせるアリス・ミラー城を舞台とした、「そして誰もいなくなった」風のミステリ。筒井道隆の「ロートレック荘事件」のような叙述トリック一本で作られた作品。
     アリス・ミラー城に集まった探偵は、10人ではなく11人であり、犯人の「アリス」が存在しないように感じさせるべく、叙述トリックが駆使されている。
    北山猛邦らしく、物理トリックを使った密室も出てくるが、作中で軽く扱われているし、それほど驚けるトリックでもない。
     アリスの存在は、読者には隠されているが、作中の人物には当然に存在しているはずなのに、全く犯人として疑われている描写がないなど、「んん…」と思われる点はあるが、こういう読者を騙そうとするサービス精神溢れる作品は好みの作風である。
    とはいえ、アリスが犯人であるという真相を見てもそこまで驚愕できなかったのは事実。読者としてすれた読者になってしまったのかもしれないが、叙述トリックとして、もう少し「おお」と思われる部分が欲しかった。★3かな。

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    2025年05月14日
  • 『瑠璃城』殺人事件

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    本作は北山先生が「SF」[ロマンス][歴史][推理]その4つのキーワードをフィーリング ラッキーした産物かな?

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    2015年09月09日
  • 少年検閲官

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    書物が禁じられた世界という、特殊な設定が導入された幻想的なミステリー。主人公のクリスと探偵役の少年検閲官・エノが不可解な事件を解明していきます。
    舞台設定の作り込みが甘いせいか、卜リックや動機がやや強引に感じるものの、ある真実が露見されることによって数々の謎が氷解してしまうところは良く出来ていると思いました。
    特異な世界観の作品は個人的に苦手ですが、本作はきちんとミステリーとしてのケリをつけているので楽しめました。

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    2015年07月01日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    <がまくら市事件>シリーズ(1)の「晴れたには謎を追って」よりも,全体にミステリーというかホラー寄りで,読んでいてゾクッとする作品が多かった。

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    2015年03月01日
  • 『ギロチン城』殺人事件

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    イントロからあやしい世界に引き込まれてしまい、あれよあれよというまにギロチンで殺されて行ってしまう人々。
    まさかの大規模トリックにびっくりしてしまった。

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    2015年02月06日
  • 少年検閲官

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    なんだか妙な透明感のある不思議な話だった。「ミステリのない世界」とはこーゆーことかと思うものの、ちょっとしっくりこない気もする。

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    2015年04月03日
  • 踊るジョーカー

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    北山氏の著作では2冊目、短編集。彼の創造した探偵「音野順の事件簿シリーズ」としてシリーズ化されている。

    氏の作風として物理トリックにこだわるところは短編も同じであり、その都度ニヤリとしてしまう。それより今作の大きな特徴は作品の構成そのものにあると思う。

    ひきこもりの名探偵音野順が探偵で、ワトソン役は友人であり彼の手がけた事件を小説にしている作家白瀬である。探偵とワトソン役のキャラ造詣には一工夫あり、過去の類型を見ないよう努力はしているのだろう。まぁ、ラノベ的であり、二人のやりとり、さらに岩飛警部などもからみ、ユーモアの点でも楽しめる。

    しかしながら探偵の様式美に徹底的にこだわった作風であることが殊に嬉しく思えた読後感だった。様式美は解説で言及されており、作風を一言で表すなら正鵠を射ている。

    事件が起きて不可思議があって、探偵登場、手がかりが発見、探偵の推理完了、一同揃ったところで種あかし、犯人確保、という一連の流れが共通して存在する。そこに氏お得意の物理トリックが絡む。お約束だけど飽きない、「寅さん」の世界がそこにある。お気楽に読めながらもクセになる味が確かにある良品であった。

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    2014年09月09日
  • 少年検閲官

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    書物が失われた時代、ミステリという概念がない世界のファンタジックミステリー。

    ああでも終わってみれば、一応きっちりそこは物理の北山、ミスリードもフーダニットもハウダニットもミステリーのそれであった。

    〈探偵役〉〈犯人〉〈語り手〉ここに加わるのが〈少年検閲官〉、彼の登場から物語が秩序をもって整頓され始める。

    エノ可愛い。

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    2014年07月17日
  • 踊るジョーカー

    購入済み

    読んで損した

    全然面白くない。
    時間の無駄。

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    2014年05月23日
  • 少年検閲官

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    ネタバレ

    ー書物が禁じられた世界ー

    書物は、人々に悪い知識を吹き込み
    道を外れさせるものとして厳しく管理・焚書されてしまう

    相次ぐ戦争・天災でもって安寧の住処を追われた人々は
    今や検閲の入ったラジオやテレビからもたらされる情報だけを頼りに
    先の見えない生活を送るのだった

    事故で両親を失った少年クリスは故郷の英国を離れ
    単身とある島国へたどりついた

    そこは、父から教えられた物語
    『ミステリ』が最後に眠る場所


    *


    情報統制モノ
    書物が禁止され、検閲の行きとどいた情報のみが人々に伝えられる世界
    海面上昇というので、近未来の話かと思いきや
    大戦が終わったあたり?の年代のよう
    私たちの世界がたどったかも知れないパラレルワールド的なものとして身近だ

    主人公のクリスは、旅先の集落で
    失われたはずのミステリに深く関わるとされる事件に遭遇する
    事件を解き明かすことに使命感と高揚を覚えるものの、
    やがて直面する『ミステリの本質』に向き合ったとき
    彼の意思はどう変化するのか……?

    続きが楽しみ

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    2013年11月25日
  • 踊るジョーカー

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    古典的な香りがするライトミステリー。
    多少なりとも人が死ぬのに、なんだかほのぼのとした作品です。

    さらりと読めるので初心者向けかな?
    感動した、とか、あのトリックには度肝を抜かれた、とかはありません。が、時々読み返したくなるようなタイプ。

    たまに食べたくなるお茶漬けみたいなものでしょうかね。お茶漬けミステリー。

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    2013年05月16日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    名探偵の音野順は引きこもりの内気ぃな青年。
    彼に何かと絡む白瀬くん。

    二人のやり取りは、やさしくて面白いけれど、
    事件は結構ハードな事件。
    その落差が、魅力かも。

    「ゆきだるまが殺しにやってくる」がよかったかなぁ。

    怖そうだけど、意外と親切な感じの岩飛警部が
    いい味を出していた。

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    2015年05月07日
  • 踊るジョーカー

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    推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで、仕事場の一角に探偵事務所を開いた。
    今日も白瀬は泣き言をいう音野をなだめつつ、お弁当のおにぎりを持った名探偵を事件現場へ連れてゆく。
    殺人現場に撒かれた大量のトランプと、凶器が貫くジョーカーが構成する驚愕の密室トリック(「踊るジョーカー」)、令嬢の婿取りゆきだるまコンテストで起きた、雪の豪邸の不可能殺人(「ゆきだるまが殺しにやってくる」)など五つの難事件を収録。

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    2012年10月11日
  • 踊るジョーカー

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    キャラで読むにもネタで読むにもどっちもちょっと物足りない。主人公名探偵の心情がもっと読みたいと思うんで、次も文庫化待ちます。

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    2012年04月03日
  • 踊るジョーカー

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    お兄さんハイパー

    引きこもりのはずだけど、ひとりで材料揃えに行ってるよ…?
    犯人の人生を壊すことを気にしてるのが面白かった。

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    2012年03月22日
  • 踊るジョーカー

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    5話連作になってます。
    なかなか面白い探偵像が出来上がってますね。
    音野は性格的には充分ひきこもりです。
    事件現場に行く時は必ずお弁当を自作して持っていくという、
    周囲の人の言動や行動にびくつく臆病っぷりにもかかわらず、
    マイペースというか空気を読んでないというか。
    そんな音野を毎度小突き回す岩飛警部の存在も楽しい。
    白瀬はこの作品の中でワトソン役にあたり、
    小説家として音野をモデルにして書いているという設定です。
    でも学生時代からの友人にしても音野に入れ込みすぎな気がします。
    そのあたりが音野の人格形成と共にもう少し分かると、
    人物像にもっと厚みがでて心に残る気がします。
    さらっと読めて楽しかったのですが、
    読後少し時間を置いて書いている所為か、
    トリックも含めてあまり印象に残っていないことに気が付きました。
    ちょっと残念です。

    次回作も出ているようですね。
    文庫になったら読もうと思います。

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    2017年10月14日
  • 踊るジョーカー

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    おもいもしないトリックが多い。
    奥ゆかしい名探偵音野順が読んでるこっちがやりきれない気持ちになるくらい引っ込み思案 笑
    名探偵ものとしては珍しい主人公。

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    2012年02月28日
  • 踊るジョーカー

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    片山さんの画集から流れてきて読もうかと。
    内容はかなり軽めな感じでした。軽すぎる?どうだろう。ファンタジィと思えばまぁ…。

    坂木司さんとは違って、主人公のひきこもり原因とかは明かされない感じでたんたんと進むのかな??

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    2012年02月14日
  • 踊るジョーカー

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    ネタバレ

    気弱で引きこもりの名探偵、音野順と、音野の解決した事件を題材に小説を書く、ワトソン役の白瀬白夜。そんな二人が活躍するユーモアミステリ短編集。気楽に読めるものを、と手に取った。音野&白瀬コンビの友人関係が、ほんわかしていて、心地よい。こなれてくれば、もっと良くなるのでは。今後の名探偵たちの、さらなる活躍に期待。

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    2024年08月18日