スオウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすく、設定が面白いが春の舞上下巻の上は、プロローグ的というか、人物紹介予備知識で、物語の始まる前の予習のような感じがする。が、面白い。個人的に基本、スタッツだけの攻略本とか無心に読めるタイプなので、問題ない。
春夏秋冬代行者世界は、季節を現人神が顕現させるという形態をとっている、いわゆる人間で季節をコントロールしている世界。10年前に”春”がテロリストに誘拐されたことにより、10年間春のない状態だったのが、春自力帰還し、国に春が戻ってきた、というところから物語はスタート。春だけでなく、各季節の代行者(季節を降ろす現人神)やら、能力やらが語られる。夏がええねぇ。で、春が戻ってきて、世界の -
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Posted by ブクログ
放火魔、出現した死体、知人の妻を殺した犯人の殺害。
放火魔は、話の運び方が上手いというか…。
読んでいるこっちも、まさか!? という思いで
いっぱいになってしまってました。
柵がないのも問題ですが、勝手に入って…なので
逆恨み以外の何物でもないです。
可愛ければ、きちんとしつけなければなりません。
そりゃ死体が出現すれば驚き以外の何物でもないです。
しかも落ちが、それはあり?! というもの。
陰湿と言えばそうですが、これは…どうなのでしょう。
もっとも怪しいのは、確かに、です。
ここからこうなっていった展開に、驚きを通り越して
そうなんだ~だけが。
確かに、そちらに気が付きにくいです。 -
Posted by ブクログ
大和の国には春夏秋冬の四季があった。四季は四季の代行者がもたらすものだったがこの10年「春」はなかった。10年振りの春の帰還、春の代行者・花葉雛菊はようやく大和の春を届けに戻った。
日本の四季を題材にし、季節は人神が人によってもたらされるものという設定が作者の発想力の豊かさを表していると思った。文章そのものは柔らかく、ゆったりとしていて読みやすい。
私は題名から代行者たちが主役だと思っていたが、姫鷹さくらが主人公だと思った。とにかく雛菊と自分には甘く、周りには厳しい。その自覚があり自分はこんなに苦しい、辛い、だから仕方ないということを何回も何回も読まされるので嫌になった。子どもにも厳しいくせに -
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購入済み
上巻とは違って戦闘メイン!
戦う意志を感じ取れた上巻から、一気に物語は戦闘メインの展開に。
ただそこには狂気に満ちた思想や裏切りなど厳しい現実を突き付けてくる戦闘シーンが目立った。
上巻で感じた春の暖かなイメージからは想像出来ないような過酷で現実的だなぁという印象をもった。
物語はこれで終わりのようにも思えるし、まだ続けられるような部分もあるのかな? -
購入済み
春夏秋冬の趣きと戦う意志
四季の訪れを神代行者である人が管理するファンタジー小説。
最近、春とか秋がなんだか曖昧になっているなぁと感じていた私だったので、春夏秋冬を明確に意識できて、またそれぞれが趣きのあるものだなぁと感じれたのが良かった。
神の力を持つ人っていうのは特別扱いされるだろうし、沢山の人達の生活にも大きな影響を与える訳で色々な反発や敵を作ってしまうのは想像に難くない。そんな敵達と戦う意志を力強く感じることが出来る作品であった。可憐なイメージのある春からそんな力強い意志を感じたというギャップも良かったのだと思う。
物語としては下巻に移っていく訳だが、そんな力強い意志を感じ取れただけに上巻の終盤での引きが強く、 -
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Posted by ブクログ
届けなければいけない手紙があれば
それを片手にどこへでも。
連続、といえば連続ですが、どこの話から読んでも
そう困った事にはならないかも?
人間ドラマ、というか、歴史の中での交差。
最後まで読むと、これはもしや…という接点が。
重要なのは手紙を届ける事。
なので、話によっては不思議状態で終わっていますが
どこかしらの話で、どこかしら顔をのぞかせています。
それを見つけるのが、ちょっと楽しかったですw
しかし…世界のどこかで暮らしている彼ら。
己の分屋に特化しすぎている輩というのは
それはそれで非常に…。
好きなのは4話目。
子供達わんさか、罠わんさか
分かりやすい大人わんさか♪ -
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