スオウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
春、夏、暁、秋に続き、黄昏の現人神の物語
抱きしめられるように、心がしんみりするそんな黄昏の射手の物語は、昔誰しも持ち合わせていた幼い心が想起する
大人に振り回される子供たち
そして、幼心を忘れてしまった大人たち
いつから私たちは大人なんだろうか?
そんな風に問いかけられて、成人したら!働き始めたら!と各々の考えがあるとは思うけれど、結局は父母の前では誰しも子供になってしまうんだ
黄昏の射手である現人神である輝矢様
今代の現人神の中では最年長の神様で、今まで凄く大人な人である印象を持っていたし、実際に大人なんだと思う
だけど物語を通して幼い頃に蓋をしたものも多いこと、彼の心を窺い知ると彼も -
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Posted by ブクログ
ラノベシリーズで紹介を続けましょう。
『春夏秋冬代行者』
…ん?なにそれ?萌えないタイトルだな…?
と思ったあなた!正しいけど正しくない!
今や私は、このタイトル見ただけで代行者の面々を思い浮かべて胸キュンになります。
─まず世界に冬があった。冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた─。
というのがこの世界。舞台は「大和」、時代は現代。
四季の代行者は国を巡り四季を顕現させる現人神。さらに、四季の巡りとは別に、朝と夜の巡りには、暁の射手と黄昏 -
Posted by ブクログ
春夏秋冬代行者シリーズは毎巻大ボリュームで面白いですが、今巻もとっても良かったです!!
今回の焦点は黄昏の射手、輝矢様。
喬国事件が落ち着いたと思ったら今度は輝矢様誘拐事件。。。冒頭から何事だ...?!とページをめくる手が止まりませんでした...!!
闇狼事件以降ちょっぴり大人になって誰かを頼ることを覚えた慧剣くんの忠犬っぷりが健気で可愛いです。今回は家族について考えさせられるお話でした。狭い世界で生きる無知な子供にとって親は全てであり、どんな親であっても最初は甘えていい存在で後をついてまわる、大好きな存在であったはず......それがいつしか確執や周りの環境に左右され非難を浴びることで1番 -
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輝矢メインのお話。外伝認識してる人がいるらしいけど、ちゃんと本編です。
ネタバレギリギリを攻めつつ今回の魅力を伝えるならば、怪盗王子シマエナガが可愛く、ドキドキカーチェイスに護衛官の剣舞だろう。
まずこの怪盗王子シマエナガ。大和で人気の作品で、シマエナガとエニシ鹿が出る物語。扉絵にイラスト付きで紹介されていた。度々出る。
ドキドキカーチェイス……と言ったが、決して楽しいものではない。ガチなカーチェイスである。ドキドキをつけたのは私の心臓がバックンバックンしたため。恐怖の体験だった……。
そして最後に護衛官の剣舞。これはそのままの意味で、剣(模擬刀)を持って舞う。さくらと凍蝶と竜胆と雷 -
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ネタバレ春夏秋冬代行者シリーズの中で一番涙が止まらなくなったお話でした。
今までは代行者と護衛官を取り巻く環境はあまり良いと呼べるものではなく、家族仲もさほど良いイメージを持っていませんでした。ご両親に良い印象を抱いていたのは、葉桜姉妹くらいでしょうか。
ただ今回は花矢ちゃんのご両親、弓弦くんのご両親、どちらも素敵な優しい方だからこそ苦しくてたまりませんでした。
弓弦くんのお母様の気持ちも想像しただけで胸が痛くなりますし、花矢ちゃんのご両親の気持ちも分かります。
世界や運命への不条理に、懸命に、泥臭く足掻きながらたったひとりの大事な人のために命すら差し出せる覚悟を見せる花矢ちゃん。とても立派でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレカクヨミに出てからずっと読みたかった暁主従の物語!!
弓弦を守るため奮闘する花矢たちを最後のページまでずっと応援していた。
神事を行えない花矢の代わりに輝矢がやればいいという発送はなるほどと思った。
飛行機や車といった乗り物が発達した現代だからこそ出来たんだよなと感心した。
海外の代行者の話も出てきて興味深かった。
読んでいて疑問に思ったのは、なぜ輝矢はエニシへ移動しなければいけないのか。
竜宮岳で朝の天蓋を打ち落とせばいいじゃんと思ってしまった。
霊脈を使うから回復するのに一日空けなくてはいけないのか?その部分がずっと謎だ。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙に惹かれて読み始め
冒頭からおもしろそうっとわくわくした
60p
なずなちゃんの雪かきって...
ある意味雪かきではあるけどゾワッってしたなずなちゃんは素直なだけ異常だけど理解はできるかも
よかった儀式成功して狼星かっこよき
代行者つらい任務が重すぎる命かかってる
神様になりかけてた雛菊様を救ったのは従者さくら
特別な絆できるよなー
誰かのために命かけるってかっっこいい
216p
春の里都合よすぎ
220p
心が痛いでもよかった挿絵がよすぎる
雛菊様は自己犠牲しすぎもっと他の人を頼って
286p
雛菊様つらいことでも自分と向き合ってえらい
368p
先代の代行者が雛菊母で子を守るために自 -
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ネタバレ誘拐された撫子とリアム。犯人はリアムの護衛官、ジュード。しかも竜胆と侍女の真葛を射殺した。目の前で、家族同然の侍女が頭を打たれて血を盛大に噴き出していたら、普通の子供なら錯乱するだろう。だが撫子は蘇生に踏み切った。しかも人の生命は吸い取らずに植物からだけという離れ技だ。その描写が古語や形容詞を使って描写し、そして「喰っている」という言葉で表されている。その後の雷鳥とのカーチェイスは読み応えがある。前巻で、橋国の代行者達が二十にもならない子供達ばかりであると明かされたが、ジュードがなぜ事件を起こしたのかと繋がっている。それは代行者達を保護するはずの機関が、金目的で代行者達を次々と殺していて、代替
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ネタバレ秋、開幕。夏の舞で黄昏の射手、前巻で暁の射手が登場し、大和の現人神が全て出揃ったのはこの巻への伏線だったようだ。それぞれが知り合い、親交を深めて、秋の橋国行きを支えて、送り出している。本編に直接関係ないが、黄昏の射手の巫覡輝矢が、元護衛官の荒神月燈が出発前に報告と帰国後の約束をしているシーンや、暁の射手、巫覡花矢が春主従と親交を深めてて、また会うのを楽しみにしているシーンは物語に深みが出ている。橋国への交流訪問を依頼された撫子は、橋国の秋の代行者、リアムから求婚される。橋国の国土は広大で人の流れも激しいから、代行者達の地盤がなく管理する機関によって代行者の生活が左右されるようだ。リアムの求婚も
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