スオウのレビュー一覧

  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手

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    黄昏の射手・巫覡輝矢に降りかかる困難。大人に振り回される子どもと、環境のせいで幼心を忘れてしまった大人たちの姿が切なく、暁先生があとがきで書いていた「大人は実はそれほど大人ではない」という言葉にもハッとさせられる。何事も達観して"大人”だった輝矢様が感情を顕にするラストが印象的だった。

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    2025年01月07日
  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手

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    春、夏、暁、秋に続き、黄昏の現人神の物語
    抱きしめられるように、心がしんみりするそんな黄昏の射手の物語は、昔誰しも持ち合わせていた幼い心が想起する

    大人に振り回される子供たち
    そして、幼心を忘れてしまった大人たち
    いつから私たちは大人なんだろうか?
    そんな風に問いかけられて、成人したら!働き始めたら!と各々の考えがあるとは思うけれど、結局は父母の前では誰しも子供になってしまうんだ

    黄昏の射手である現人神である輝矢様
    今代の現人神の中では最年長の神様で、今まで凄く大人な人である印象を持っていたし、実際に大人なんだと思う
    だけど物語を通して幼い頃に蓋をしたものも多いこと、彼の心を窺い知ると彼も

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    2025年01月07日
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 上

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    大和国の四季代行者達が巻き込まれる外交問題のお話。代行者の皆がそれぞれの事件を経て成長している姿が頼もしいが、自分よりも他人を想い優先しようとする姿は見ていてなんだか切なくなる。雷鳥さんのキャラクターが好きだなと改めて。下巻も楽しみ!

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    2025年01月04日
  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手

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    ラノベシリーズで紹介を続けましょう。

    『春夏秋冬代行者』

    …ん?なにそれ?萌えないタイトルだな…?

    と思ったあなた!正しいけど正しくない!
    今や私は、このタイトル見ただけで代行者の面々を思い浮かべて胸キュンになります。

    ─まず世界に冬があった。冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた─。

    というのがこの世界。舞台は「大和」、時代は現代。
    四季の代行者は国を巡り四季を顕現させる現人神。さらに、四季の巡りとは別に、朝と夜の巡りには、暁の射手と黄昏

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    2024年12月29日
  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手

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    春夏秋冬代行者シリーズは毎巻大ボリュームで面白いですが、今巻もとっても良かったです!!
    今回の焦点は黄昏の射手、輝矢様。

    喬国事件が落ち着いたと思ったら今度は輝矢様誘拐事件。。。冒頭から何事だ...?!とページをめくる手が止まりませんでした...!!
    闇狼事件以降ちょっぴり大人になって誰かを頼ることを覚えた慧剣くんの忠犬っぷりが健気で可愛いです。今回は家族について考えさせられるお話でした。狭い世界で生きる無知な子供にとって親は全てであり、どんな親であっても最初は甘えていい存在で後をついてまわる、大好きな存在であったはず......それがいつしか確執や周りの環境に左右され非難を浴びることで1番

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    2024年12月25日
  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手

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    ネタバレ

    輝矢が本当に優しくて、幼い頃の彼を想像するだけで涙が出ました。
    序盤の暁主従のカーチェイス、冬主従の安定感に笑顔をもらいつつ、後半は涙無しでは読めずテッシュを大量消費してしまいました。
    ラスト一鶴ちゃんと慧剣くんを見ていると様々な事件を経て慧剣くんの成長を垣間見れたような気がして引っ込みつつあった涙が再来。
    そして輝矢本当、本当頑張ったねって…いやもう、上手く言語化できないので是非読んでいただければと…
    大人だけど、大人すぎなくていいんだよって輝矢の背中をさすりたくなりました。

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    2024年12月13日
  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手

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     輝矢メインのお話。外伝認識してる人がいるらしいけど、ちゃんと本編です。
     ネタバレギリギリを攻めつつ今回の魅力を伝えるならば、怪盗王子シマエナガが可愛く、ドキドキカーチェイスに護衛官の剣舞だろう。
     まずこの怪盗王子シマエナガ。大和で人気の作品で、シマエナガとエニシ鹿が出る物語。扉絵にイラスト付きで紹介されていた。度々出る。
     ドキドキカーチェイス……と言ったが、決して楽しいものではない。ガチなカーチェイスである。ドキドキをつけたのは私の心臓がバックンバックンしたため。恐怖の体験だった……。
     そして最後に護衛官の剣舞。これはそのままの意味で、剣(模擬刀)を持って舞う。さくらと凍蝶と竜胆と雷

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    2024年12月11日
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 上

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    春の現人神、雛菊ちゃんに負けず劣らず優しすぎる撫子ちゃん。八歳の女の子が背負うにはあまりにも辛く苦しい重荷に、涙が出ました。
    自分の不幸や理不尽には耐え忍び、他人の不幸や理不尽には嘆き悲しみ涙を流す撫子ちゃんが健気で彼女を取り巻く大人達に対して竜胆が抱いたものと近しい怒りを私自身も感じます。
    ようやく手に入れた束の間の幸せと平穏が、外交問題により大きく揺らいでしまいました。
    どうかこれ以上、撫子ちゃんの宝物が減りませんように。
    緊張しつつ、下巻と向き合いたいと思います。

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    2024年10月12日
  • 春夏秋冬代行者 暁の射手

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    ネタバレ

    春夏秋冬代行者シリーズの中で一番涙が止まらなくなったお話でした。
    今までは代行者と護衛官を取り巻く環境はあまり良いと呼べるものではなく、家族仲もさほど良いイメージを持っていませんでした。ご両親に良い印象を抱いていたのは、葉桜姉妹くらいでしょうか。
    ただ今回は花矢ちゃんのご両親、弓弦くんのご両親、どちらも素敵な優しい方だからこそ苦しくてたまりませんでした。
    弓弦くんのお母様の気持ちも想像しただけで胸が痛くなりますし、花矢ちゃんのご両親の気持ちも分かります。
    世界や運命への不条理に、懸命に、泥臭く足掻きながらたったひとりの大事な人のために命すら差し出せる覚悟を見せる花矢ちゃん。とても立派でした。

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    2024年09月17日
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 下

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    ネタバレ

    みんなが幸せになれて良かったと、心の底から思います。
    たったひとりの好いた女の子のために、全てを擲つ男達。本当にかっこよかったです。内容は和風ファンタジーですが、必ずしも私と無関係ではない部分があって置いてけぼりになることもなく楽しめました。
    連理くんとあやめちゃんがちゃんと両思いになってくれて嬉しかったです。凍蝶にももっと頑張っていただいてですね、さくらちゃんを幸せにしてあげてほしいなと思います。
    この残暑が続く毎日に辟易していましたが、私は今初めて夏を少し愛せた気がします。

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    2024年09月16日
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 上

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    ネタバレ

    どうか葉桜姉妹が幸せになれますように、と願わずにはいられませんでした。
    連理さんとあやめちゃんの関係があまりにも切なくて、もどかしくて、こんなにお互いを想いあっているのにどうしてそれを一番最初に知るのが読み手の自分なんだとあまりの悔しさに地団駄を踏みたくなるほどです。
    葉桜姉妹を竜宮へ呼び寄せたのは誰なのか、下巻も楽しみです。

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    2024年09月16日
  • 春夏秋冬代行者 春の舞 上

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    分厚さを感じさせないほどあっという間に読み終わってしまいました。
    雛菊様とさくらちゃんの抱えているトラウマと共依存とも呼べる愛が、苦しくて愛おしいのです。
    全ての登場人物に影があって、だけど優しさがあります。どこまでも美しい代行者と従者達、だけど彼らも"ひと"なのだと思うと泣きそうになりました。
    暁佳奈先生のあとがきも優しくて、落ち込む心に寄り添ってくれる言葉たち。
    こんなにも文字に温度が宿るのかと驚きました。

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    2024年09月13日
  • 春夏秋冬代行者 暁の射手

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    ネタバレ

    カクヨミに出てからずっと読みたかった暁主従の物語!!
    弓弦を守るため奮闘する花矢たちを最後のページまでずっと応援していた。
    神事を行えない花矢の代わりに輝矢がやればいいという発送はなるほどと思った。
    飛行機や車といった乗り物が発達した現代だからこそ出来たんだよなと感心した。
    海外の代行者の話も出てきて興味深かった。
    読んでいて疑問に思ったのは、なぜ輝矢はエニシへ移動しなければいけないのか。
    竜宮岳で朝の天蓋を打ち落とせばいいじゃんと思ってしまった。
    霊脈を使うから回復するのに一日空けなくてはいけないのか?その部分がずっと謎だ。

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    2024年09月12日
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 下

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    ネタバレ

    あやめと瑠璃が無事に結婚できて本当によかった!!!!
    老獪亀の妨害、現人神としての役割等々、みんなそれぞれ困難に立ち向かい、幸せを勝ち取る姿がとてもかっこよかった!
    春と冬の恋もどうなるのかな楽しみだ。

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    2024年09月02日
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 上

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    ネタバレ

    四季の代行者という大きな力を持っていても、現実的なしがらみや政治に巻き込まれていくのはリアルだなと思って読んでいた。

    狼星が言った「神は俺たちに興味無い代わりに罰することも手を差し伸べることもしない」という言葉で、結局は人間として努力するしか道は開けないのだなと感じることが出来る。

    あやめと瑠璃が周囲から傷つけられ孤立するなか、婚約者達が彼女たちを救おうと動く姿に感動した!
    あやめと連理は互いの思いが通じて幸せになってほしい!!

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    2024年08月27日
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 下

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    ああどうしよう。
    各キャラの語るエピソードがしんどい。
    何度泣いたことか。
    現人神であるというだけで10歳にも満たない、成人にもなっていない少年少女が追い込まれていく。
    途中から憤りを覚えるほど無慈悲な展開が続くので、もうやめてくれ!と思いながら読んでいた。
    全員の心が救われることを、ひたすら願った。
    撫子と竜胆、リアムとジュード。
    ホント永遠に幸せになってほしい。

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    2024年07月22日
  • 春夏秋冬代行者 春の舞 上

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて読み始め
    冒頭からおもしろそうっとわくわくした
    60p
    なずなちゃんの雪かきって...
    ある意味雪かきではあるけどゾワッってしたなずなちゃんは素直なだけ異常だけど理解はできるかも
    よかった儀式成功して狼星かっこよき
    代行者つらい任務が重すぎる命かかってる
    神様になりかけてた雛菊様を救ったのは従者さくら
    特別な絆できるよなー
    誰かのために命かけるってかっっこいい
    216p
    春の里都合よすぎ
    220p
    心が痛いでもよかった挿絵がよすぎる
    雛菊様は自己犠牲しすぎもっと他の人を頼って

    286p
    雛菊様つらいことでも自分と向き合ってえらい
    368p
    先代の代行者が雛菊母で子を守るために自

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    2024年06月12日
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 下

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    ネタバレ

    誘拐された撫子とリアム。犯人はリアムの護衛官、ジュード。しかも竜胆と侍女の真葛を射殺した。目の前で、家族同然の侍女が頭を打たれて血を盛大に噴き出していたら、普通の子供なら錯乱するだろう。だが撫子は蘇生に踏み切った。しかも人の生命は吸い取らずに植物からだけという離れ技だ。その描写が古語や形容詞を使って描写し、そして「喰っている」という言葉で表されている。その後の雷鳥とのカーチェイスは読み応えがある。前巻で、橋国の代行者達が二十にもならない子供達ばかりであると明かされたが、ジュードがなぜ事件を起こしたのかと繋がっている。それは代行者達を保護するはずの機関が、金目的で代行者達を次々と殺していて、代替

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    2024年06月05日
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 上

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    ネタバレ

    秋、開幕。夏の舞で黄昏の射手、前巻で暁の射手が登場し、大和の現人神が全て出揃ったのはこの巻への伏線だったようだ。それぞれが知り合い、親交を深めて、秋の橋国行きを支えて、送り出している。本編に直接関係ないが、黄昏の射手の巫覡輝矢が、元護衛官の荒神月燈が出発前に報告と帰国後の約束をしているシーンや、暁の射手、巫覡花矢が春主従と親交を深めてて、また会うのを楽しみにしているシーンは物語に深みが出ている。橋国への交流訪問を依頼された撫子は、橋国の秋の代行者、リアムから求婚される。橋国の国土は広大で人の流れも激しいから、代行者達の地盤がなく管理する機関によって代行者の生活が左右されるようだ。リアムの求婚も

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    2024年06月05日
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 下

    匿名

    ジュード様の過去が明らかになり、背後の理不尽な力に茫然としてしまいました。二人には今後、穏やかな時を過ごしてほしい。

    #切ない

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    2024年05月02日