春夏秋冬代行者 春の舞 上

春夏秋冬代行者 春の舞 上

759円 (税込)

3pt

「春は――無事、此処に、います」
世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。
暁 佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

春夏秋冬代行者 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 春夏秋冬代行者 春の舞 上
    759円 (税込)
    「春は――無事、此処に、います」  世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。  いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。  暁 佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。
  • 春夏秋冬代行者 春の舞 下
    803円 (税込)
    「独りにしないで。お願い帰ってきて」  世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。  『春』の少女神雛菊には生涯の忠誠を誓う剣士が居た。名を「さくら」。職位は代行者護衛官。愛する主を拐かした者へ、悲劇を傍観していた者へ、自分達を傷つけた全ての者に復讐すべく刀を抜く。主を守って死ぬと決めた。だからもう迷わない。師と仰いだ男への恋慕は捨てた。これより先は、覚悟ある者だけが進める戦場なり。いざや、春の舞を踊ろうぞ。  暁 佳奈が贈る、春を世に顕現する役割を持つ少女神の物語。堂々完結。
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 上
    825円 (税込)
    「汝の名は『夏』、春に続く者」――  かつて、神々たる四季は、人間の一部にその力を与えた。春、夏、秋、冬。それぞれの季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た彼彼女らは、人の身でありながら季節そのもの、つまり、現人神となった。  時に黎明二十年、大海原に浮かぶ島国『大和』は激震に見舞われる。春の少女神、花葉雛菊の十年ぶりの帰還。過激派【華歳】による夏、秋への襲撃。そして、過去に類を見ない春夏秋冬の共同戦線。  数多の困難を経て、勝利を収めた四季陣営だったが、ここで一つの問題が起きる。夏の代行者、葉桜姉妹が史上初の「双子神」となってしまったのだ。これは吉兆か、あるいは、凶兆か。季節は夏。いま再び、代行者たちの物語が幕を上げる。
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 下
    825円 (税込)
    「暗狼事件を解決しにきました」  瑠璃と、あやめ。二人の夏の代行者は、荒唐無稽な「天罰説」に端を発した現人神への非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄という決定を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす。だが、「暗狼事件」を巡る闇は、想像以上に深く――  現体制を維持しようとする保守勢力【老獪亀】。対して、四季の里の革新と改革を訴える【一匹兎角】。様々な思惑が蠢く中、この動乱に巻き込まれた者たちが一つの場所に集結していく。  葉桜瑠璃の婚約者、君影雷鳥。  葉桜あやめの婚約者、老鶯連理。  そして、季節の代行者たち。  再会は叶うのか? 竜宮岳での死闘の先、夏姉妹の恋の行方は……?
  • 春夏秋冬代行者 暁の射手
    792円 (税込)
    「彼の者の名を『花矢』と言う」  季節は、如何にして齎されるのか?  その問いに人の子らはこう答える。 「四季の代行者」が神々より賜りし権能で春夏秋冬を大地に巡らせるからだと。  では朝と夜は? 同じく人は告げる。 「巫の射手」が空に矢を放ち、その矢が朝と夜の天蓋を切り裂くのだと。  黎明二十年、島国『大和』の北端に位置する大地エニシに一人の少女がいた。  姓に神職を冠す巫覡の一族の末裔、代行者と同じく神の御業を担う者。大和に朝を齎す「暁の射手」その人だ。  少女花矢は今日も民に紛れ学舎に通う。  傍に美貌の青年を従える彼女が、大和にただ一人の『朝』だとは誰も知らない。  花矢と弓弦。少女神と青年従者の物語は、いま此処から始まる。
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 上
    836円 (税込)
    「汝の名は『秋』、夏に続く者」――  かつて、神々たる四季は人間の一部に自らの力を与えた。春夏秋冬の季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た者達は、人の身でありながら季節そのもの、つまり現人神となった。  時は移り変わり黎明二十一年仲春。  大和国の秋の代行者、祝月撫子は春を満喫していた。傍らに控えるのは護衛犬の花桐、侍女頭の真葛美夜日、若き側近の白萩今宵。そして撫子の初恋の人であり、代行者護衛官でもある阿左美竜胆の姿があった。彼らの和やかな日々は、ある外交問題によって突如霧散していく。  彼の国の名は橋国。海を挟み、大和から遠く離れた場所にある異郷の地。  陰謀蠢く橋国からの要求は、秋陣営をかつてない窮地へと追い込んでいく……。
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 下
    880円 (税込)
    「きっと、貴方に恋をする為に――」  異国の地にて勃発した神を巡る大事件。それは二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んでいった。  大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋であるリアム。幼き秋達は運命に翻弄されていく。と同時に、容赦なく訪れる理不尽な暴力に対し、座して待つことを良しとしない者達が奮起していた。  冬の代行者、寒椿狼星。  夏の代行者、葉桜瑠璃。  さらには、大和からの随行陣や橋国佳州の四季の代行者も加わり、事件は国家をも巻き込む事態へと発展していく。  やがて明らかになる、巨悪の存在。  撫子の護衛官、阿左美竜胆は主を救う為に戦場を駆け抜ける。  少女の愛と罪を巡る物語の答えは如何に。
  • 春夏秋冬代行者 黄昏の射手
    880円 (税込)
    「夜を統べる者。その神名は――」  世界に安らかな朝と夜を授ける為に三百六十五日空に矢を射る者。神の御業を託された『巫の射手』。  大海原に浮かぶ大和と呼ばれる列島の国では、射手はこう呼ばれている。  朝を齎す者、『暁の射手』。  夜を齎す者、『黄昏の射手』と。  黎明二十一年五月、黄昏の射手・巫覡輝矢は囚われていた。目覚めたとき、そこは自分の部屋ではなかった。春夏秋冬の代行者達と同様に神に力を与えられた彼が、なぜ見知らぬ地に? 加えてなぜ、彼を守る従者・慧剣は傍にいない? 「輝矢様」  そして響く少女の声。それは現人神たちに降りかかる新たな苦難を告げるものだった――。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

春夏秋冬代行者 春の舞 上 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アニメ化されることを知り手に取った作品
    ただ四季の美しさを描くだけでなく、人間模様やキャラクターが抱える苦しみ等読んでいて辛くなることもあった。
    さくらも雛菊もそれはお互いが大事になりすぎるよねと感じた
    今後ストーリーが展開されていく楽しみが増えるので、追って読んでいきたい

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    季節の美しさや優しさ、強さを感じる作品
    400ページちょっとあったけどそんなにいっぱい読んだ感じがしない不思議
    季節の代行者たちの運命や環境に辛さを感じながらも生きていく姿が美しくて素晴らしい!文章もきれいでその分際立つ辛さと美しさ!

    キャラクターのデザインもきれいでみんな大好き!

    何よりあとが

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    内容はヘビー。読んでて苦しい。でも優しくて美しい。文才があるってこうゆうことなんだなと思わされる。全行面白い。
    みんなそれぞれの苦しみがあるけど、さくらの苦しみが1番つらい。

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    分厚さを感じさせないほどあっという間に読み終わってしまいました。
    雛菊様とさくらちゃんの抱えているトラウマと共依存とも呼べる愛が、苦しくて愛おしいのです。
    全ての登場人物に影があって、だけど優しさがあります。どこまでも美しい代行者と従者達、だけど彼らも"ひと"なのだと思うと泣きそ

    0
    2024年09月13日

    匿名

    初めて暁佳奈先生の本を読みました。こんなに美しい文章を書かれる方なんだ!と感動しました。さくら様がめちゃくちゃ好きです。

    #切ない

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    ヴァイオレット・エヴァーガーデンで号泣したので、作者買いした今作。
    やっぱり感情を揺さぶられた。
    想像以上の純粋さと美しさ、依存的といえる程の強い愛に溢れた物語だった。
    四季を顕現する現人神や彼らを護衛する従者達との関係性に、何度泣かされたことか。
    苦い過去と重い役目を背負った人間しか出てこないけれ

    0
    2023年12月12日

    Posted by ブクログ

    暁佳奈先生の繊細な文章表現で心が洗われました。
    表紙が美しく惹きつけられて手に取りました。四季の誕生、季節を世に顕現する四季の代行者など世界観にも引き込まれます。四季の代行者それぞれが抱える孤独に切なさを感じました。誘拐されていた春の代行者が帰ってきたところから物語が始まったため、どのような物語にな

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    四季の代行者がいる世界で春の代行者が誘拐され世界から春が消えてから10年後の話。めっっっちゃくちゃ好きすぎる。世界観も、代行者とお守りする護衛官も皆好き。春の主従の想いに胸が引き裂かれ、夏の主従で号泣し、秋も冬も、各々の想いにとても胸が揺さぶられる。妹おるから夏姉妹が気になるし、春の強い絆を守りたい

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    ファンタジーでもあり、恋愛小説でもある
    苦しみをかかえてもなお、周りを心配して周りのことだけを考えてる雛菊様の姿勢に涙
    みんなのお互いへの思いやりの心、愛情、涙が止まらない

    0
    2022年10月25日

    購入済み

    悲しくて切なくて美しいお話です。
    途中は苦しくて何度も泣いてしまいました。
    でも強くあろうとする、主従たちが愛おしくてたまりません。

    #泣ける #切ない #感動する

    0
    2022年08月16日

春夏秋冬代行者 春の舞 上 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

春夏秋冬代行者 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

電撃文庫 の最新刊

無料で読める 男性向けライトノベル

男性向けライトノベル ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す