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「汝の名は『秋』、夏に続く者」――
かつて、神々たる四季は人間の一部に自らの力を与えた。春夏秋冬の季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た者達は、人の身でありながら季節そのもの、つまり現人神となった。
時は移り変わり黎明二十一年仲春。
大和国の秋の代行者、祝月撫子は春を満喫していた。傍らに控えるのは護衛犬の花桐、侍女頭の真葛美夜日、若き側近の白萩今宵。そして撫子の初恋の人であり、代行者護衛官でもある阿左美竜胆の姿があった。彼らの和やかな日々は、ある外交問題によって突如霧散していく。
彼の国の名は橋国。海を挟み、大和から遠く離れた場所にある異郷の地。
陰謀蠢く橋国からの要求は、秋陣営をかつてない窮地へと追い込んでいく……。
「春夏秋冬代行者 春の舞」
2026年3月~ TOKYO MXほか
声の出演:貫井柚佳、青山吉能、上坂すみれ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
ついに舞台は外国へ
今回の主役はどの巻でも活躍してきた秋主従。
橋国からの外交問題により、夏、秋、冬主従たちが共に向かうことに。
秋の代行者、祝月撫子の過去が提示されたり、橋国の秋の代行者、リアムから婚約されたりと新たな仲間(犬の花桐)なども増え、展開されていった。
特に面白かったフレーズは、
「どう考えても、肉体言語で語る男二人と仲睦まじい娘二人を比較してはいけない。」
→春主従を見ている冬の護衛陣たちの場面のこの言葉がものすごく面白かった。
あとがきの暁佳奈さんの
「『あの日傷ついていた貴方』に贈る物語です。」
という言葉にはぐっとした。作中の人物の感情に共感でき、自分と重ねた箇所があったから。
人の愚かさや美しさを抉るように緻密に表現された物語だと、私は思う。
追記:世界観をもっと感じたいのならば、漫画がオススメ。
Posted by ブクログ
季節を現人神が届けるという世界観のなか、外国のような大陸ではどのように管理しているのか気になっていた。
橋国にも代行者がおり、広義では国ごとだが狭義では地域ごとに存在するという説明になるほどと思った。
秋の舞にして舞台は海外へ!
唯一神との信仰や神社との関係など現実世界の宗教観にも通じるような話がしっかりされていて、作者は相当に勉強されたんだなと感じた。
撫子がネグレクトを受けているとはこれまでの巻で何となく感じていたが、
今回、その詳細を知ると予想以上の放置ぶりに胸が痛くなった。辛い過去があるなかで優しく振る舞う撫子が見ていてどこか痛々しい。今までの見方ががらりと変わった。
それなのに、突然の求婚や竜胆とのすれ違い、2度目の誘拐に従者の殺害などヘビーなことがありすぎて読んでいて辛い。
まだ8歳の女の子に経験させていいことじゃない!
下巻では幸せになってほしいがどうなるの?!とあっという間に読んでしまった。
「春夏秋冬代行者 春の舞」
2026年3月~ TOKYO MXほか
声の出演:貫井柚佳、青山吉能、上坂すみれ
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