春夏秋冬代行者 春の舞 下

春夏秋冬代行者 春の舞 下

803円 (税込)

4pt

「独りにしないで。お願い帰ってきて」
世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
『春』の少女神雛菊には生涯の忠誠を誓う剣士が居た。名を「さくら」。職位は代行者護衛官。愛する主を拐かした者へ、悲劇を傍観していた者へ、自分達を傷つけた全ての者に復讐すべく刀を抜く。主を守って死ぬと決めた。だからもう迷わない。師と仰いだ男への恋慕は捨てた。これより先は、覚悟ある者だけが進める戦場なり。いざや、春の舞を踊ろうぞ。
暁 佳奈が贈る、春を世に顕現する役割を持つ少女神の物語。堂々完結。

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春夏秋冬代行者 のシリーズ作品

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1~7件目 / 7件
  • 春夏秋冬代行者 春の舞 上
    759円 (税込)
    「春は――無事、此処に、います」  世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。  いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。  暁 佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。
  • 春夏秋冬代行者 春の舞 下
    803円 (税込)
    「独りにしないで。お願い帰ってきて」  世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。  『春』の少女神雛菊には生涯の忠誠を誓う剣士が居た。名を「さくら」。職位は代行者護衛官。愛する主を拐かした者へ、悲劇を傍観していた者へ、自分達を傷つけた全ての者に復讐すべく刀を抜く。主を守って死ぬと決めた。だからもう迷わない。師と仰いだ男への恋慕は捨てた。これより先は、覚悟ある者だけが進める戦場なり。いざや、春の舞を踊ろうぞ。  暁 佳奈が贈る、春を世に顕現する役割を持つ少女神の物語。堂々完結。
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 上
    825円 (税込)
    「汝の名は『夏』、春に続く者」――  かつて、神々たる四季は、人間の一部にその力を与えた。春、夏、秋、冬。それぞれの季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た彼彼女らは、人の身でありながら季節そのもの、つまり、現人神となった。  時に黎明二十年、大海原に浮かぶ島国『大和』は激震に見舞われる。春の少女神、花葉雛菊の十年ぶりの帰還。過激派【華歳】による夏、秋への襲撃。そして、過去に類を見ない春夏秋冬の共同戦線。  数多の困難を経て、勝利を収めた四季陣営だったが、ここで一つの問題が起きる。夏の代行者、葉桜姉妹が史上初の「双子神」となってしまったのだ。これは吉兆か、あるいは、凶兆か。季節は夏。いま再び、代行者たちの物語が幕を上げる。
  • 春夏秋冬代行者 夏の舞 下
    825円 (税込)
    「暗狼事件を解決しにきました」  瑠璃と、あやめ。二人の夏の代行者は、荒唐無稽な「天罰説」に端を発した現人神への非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄という決定を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす。だが、「暗狼事件」を巡る闇は、想像以上に深く――  現体制を維持しようとする保守勢力【老獪亀】。対して、四季の里の革新と改革を訴える【一匹兎角】。様々な思惑が蠢く中、この動乱に巻き込まれた者たちが一つの場所に集結していく。  葉桜瑠璃の婚約者、君影雷鳥。  葉桜あやめの婚約者、老鶯連理。  そして、季節の代行者たち。  再会は叶うのか? 竜宮岳での死闘の先、夏姉妹の恋の行方は……?
  • 春夏秋冬代行者 暁の射手
    792円 (税込)
    「彼の者の名を『花矢』と言う」  季節は、如何にして齎されるのか?  その問いに人の子らはこう答える。 「四季の代行者」が神々より賜りし権能で春夏秋冬を大地に巡らせるからだと。  では朝と夜は? 同じく人は告げる。 「巫の射手」が空に矢を放ち、その矢が朝と夜の天蓋を切り裂くのだと。  黎明二十年、島国『大和』の北端に位置する大地エニシに一人の少女がいた。  姓に神職を冠す巫覡の一族の末裔、代行者と同じく神の御業を担う者。大和に朝を齎す「暁の射手」その人だ。  少女花矢は今日も民に紛れ学舎に通う。  傍に美貌の青年を従える彼女が、大和にただ一人の『朝』だとは誰も知らない。  花矢と弓弦。少女神と青年従者の物語は、いま此処から始まる。
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 上
    836円 (税込)
    「汝の名は『秋』、夏に続く者」――  かつて、神々たる四季は人間の一部に自らの力を与えた。春夏秋冬の季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た者達は、人の身でありながら季節そのもの、つまり現人神となった。  時は移り変わり黎明二十一年仲春。  大和国の秋の代行者、祝月撫子は春を満喫していた。傍らに控えるのは護衛犬の花桐、侍女頭の真葛美夜日、若き側近の白萩今宵。そして撫子の初恋の人であり、代行者護衛官でもある阿左美竜胆の姿があった。彼らの和やかな日々は、ある外交問題によって突如霧散していく。  彼の国の名は橋国。海を挟み、大和から遠く離れた場所にある異郷の地。  陰謀蠢く橋国からの要求は、秋陣営をかつてない窮地へと追い込んでいく……。
  • 春夏秋冬代行者 秋の舞 下
    880円 (税込)
    「きっと、貴方に恋をする為に――」  異国の地にて勃発した神を巡る大事件。それは二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んでいった。  大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋であるリアム。幼き秋達は運命に翻弄されていく。と同時に、容赦なく訪れる理不尽な暴力に対し、座して待つことを良しとしない者達が奮起していた。  冬の代行者、寒椿狼星。  夏の代行者、葉桜瑠璃。  さらには、大和からの随行陣や橋国佳州の四季の代行者も加わり、事件は国家をも巻き込む事態へと発展していく。  やがて明らかになる、巨悪の存在。  撫子の護衛官、阿左美竜胆は主を救う為に戦場を駆け抜ける。  少女の愛と罪を巡る物語の答えは如何に。

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春夏秋冬代行者 春の舞 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月10日

    【購入本】前半部分の話は、上巻のもどかしさに乗っかって重さマシマシ。ここでようやく雛菊の過去と、さくらとの出会いが判明する。〈雛菊〉と〈ひなぎく〉の交差する想い。読み始めたときは、「この過去編、いるか....?」と思ったものだが、それは〈雛菊〉と〈撫子〉を繋ぐための''糸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    四季の代行者がいる世界の話、下巻。上がめちゃくちゃ良くて、当然下もめちゃくちゃ良い。全季節の主従コンビ皆大好きで、ほんと全員を幸せにしてあげたい。上同様夏の主従にまたも泣かされる、姉妹やから重ねてるきっと。どっちもめちゃくちゃ好きなのよ。春の主従も大好きでずっと一緒にいててほしい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月17日

    季節の移り変わりを、このように意識したことはなかった。
    厳しくも美しい。落ち着いた終わり方で少し気持ちが暖かくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月13日

    四季の代行者と護衛官たちの心の描写がすごい。
    世界観に一気に引き込まれました。
    読んでいて苦しくなるところもあったけど、
    最後は雛菊とさくらの2人の愛に感動!
    切ないけど暖かい気持ちになりました。
    アニメ化してほしい!!

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月07日

    面白かった。春夏秋冬の能力や、排出する血統の里の特徴、統括する国の組織、それに対抗する組織が上手く作り込んであって、対抗組織との争い場面は一気に読んだ。これは、絵が良いところでアニメ化してほしい。主従をお互いに思う心が感動を呼び起こしてくれるので、話の筋立てと感動の両方楽しめるところが秀逸でした。続...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月03日

    下巻一気読みでした。

    春冬コンビがメインではあるものの、夏秋も見せ所満載でした。
    竜胆のツンデレ、凍蝶の鈍感ぶり、最高です。

    能力を使ったバトルシーンもイメージがしやすく楽しかった。


    続きも楽しみです。

    2022.7.3
    92

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月23日

    やっとケリをつけられた。死んでしまったあの子の為に戦う雛菊は、優しくも強い。なかなかの分厚さだったけど、のめり込むように読んでしまった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月26日

    戦闘シーンの緩急のつけかたが読みやすいスピード感で迫力があり、能力を使うシーンはカッコよく鮮やかに魅せる展開が特に印象的で面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月31日

    毎日、寝る前に少しずつ読んでいたのに終わってしまった(T.T)下巻は皆で協力して、秋の代行者奪還作戦だ!と思っていたら、激しい戦闘に裏切り…とすんなり救出出来ず(゜゜;)そして敵の観鈴がどんどん嫌いになって「相棒なら、とめろや!美上ι(`ロ´)ノ」と心で叫ぶ事、数回(-"-;)夏の代行者に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月07日

    これは季節を世に顕現する役割を持つ現人神たちの物語。

    世界には冬しか季節がなく、
    冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を作った。
    やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、
    四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たすものは四季の代行者と呼ばれた。


    明日が来なくてもいいと...続きを読む

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