石井桃子のレビュー一覧

  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    トム・ソーヤーの比べ読み中。

    ほかには福音館、青い鳥(抄訳)しか読んでないけど、
    いまのところのベスト。

    なんといっても訳が良い。
    良い文。
    字組も余白を効果的に入れていて(だから上下巻になっちゃったんだろうけど)
    読みやすさに気を配っている。
    子どもに渡す完訳ならこれだと思う。

    表紙は自分の好みだけど、
    中の挿絵はちょっと古めかしくて(私はキライじゃないが)
    子どもウケは悪いかも。

    著者のムダじゃないけど、ムダな(笑)饒舌が読み通せない原因なら、
    抄訳を読むのを検討するのもありだと思う。

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    2014年04月01日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    動物擬人化の物語は数多くありますが、似ているようでいてそれぞれの味があるものです。
    今作でもほのぼのとしているようでいて、意外と弱肉強食の世界があっさりと描かれていて驚かされたりします。
    はじめグレイ・ラビットが同居している野うさぎのヘアやリスのスキレルからこき使われていて不憫に思ったのです。しかし読み進めていくうちにこれは母の愛なのではないかと思ったり。ヘアとスキレルもグレイ・ラビットに命を救われた後はちょっと反省するのですが、それでもなんやかんやとグレイ・ラビットを頼って甘えているのです。これは実に母と子の関係だなあと思う訳ですよ。この辺りのユーモア具合も面白いですね。

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    2013年07月01日
  • イギリスとアイルランドの昔話

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    三びきの子ブタやジャックと豆の木など有名作品も含む昔話集。素朴で力強い昔話が持つ魅力が、石井桃子の訳でより一層素敵に著されています。昔話は語りの物語だから、言い回しが重要なんですよね。一時「声に出して読みたい」なんてのが流行りましたが、これもそういうもののひとつでしょう。
    またイギリスの物語はブラックユーモアに溢れて皮肉が利き過ぎていて呆気に取られるものが多く、却ってアイルランドの物語は純朴でハッピーエンドが多いのは民族性なのでしょうかね。そういう点でも面白かったです。

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    2013年03月11日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    ネタバレ

    トム・ソーヤーの物語は確かに小学生の頃に読んだ記憶はあるんだけど、今回再読してみるまでどんな物語だったかはすっかり忘れていました。  記憶に残っていたのは「トム・ソーヤー & ハックルベリー・フィン」という名前とハックが浮浪児だったこと、そして二人の少年がやんちゃだったこと。  そして女の子だった KiKi には必ずしも理解できているとは言い難い「男の子の世界」が描かれた物語だったこと・・・・・ぐらいでしょうか??  あ、あと舞台がミシシッピだったことは絶対に忘れられません。  だってこの物語で「ミシシッピ」という名前を初めて知り、わざわざ地図帳でそれがどこなのか調べた思い出があるぐら

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    2012年10月12日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    ネタバレ

    トム・ソーヤーの物語は確かに小学生の頃に読んだ記憶はあるんだけど、今回再読してみるまでどんな物語だったかはすっかり忘れていました。  記憶に残っていたのは「トム・ソーヤー & ハックルベリー・フィン」という名前とハックが浮浪児だったこと、そして二人の少年がやんちゃだったこと。  そして女の子だった KiKi には必ずしも理解できているとは言い難い「男の子の世界」が描かれた物語だったこと・・・・・ぐらいでしょうか??  あ、あと舞台がミシシッピだったことは絶対に忘れられません。  だってこの物語で「ミシシッピ」という名前を初めて知り、わざわざ地図帳でそれがどこなのか調べた思い出があるぐら

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    2012年10月12日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    かしこくて気立てが良い、はたらきもののグレイ・ラビットのおはなし。シリーズは30冊くらいあるらしく、娘たち(小2)が今夢中で読んでいる。本書に収められているのは、最初の4話。
    ほのぼのとかわいらしい雰囲気ながら、天敵との命を張ったやりとりなどもあって、なかなかサスペンスフル。小さい頃に出会っていたら、私も夢中になっただろう。だが今読むと、どうもグレイ・ラビットが出来すぎなのが気になってしまう。
    …と書いたものの、よく出来た主人公でなぜ悪いのか?と言われると難しい。自分のいたらなさがまぶしく照らされるから、というのは当然あるだろうが、それだけか。
    かしこくて気立てが良くてはたらきものの読者がどう

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    2012年02月20日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    うーん、面白い。どっしりした不動の名作といった印象。それにしてもトムって本当にやんちゃで、育てるのは大変だろう…。終盤のスピーディな展開と、終わり方が良かった!ハックルベリーフィンの冒険も読んでみたくなったなぁ。

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    2011年12月30日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    文庫と書きながら、本当は新書版。
     無夜は「ハックルベリィ・フィンの冒険」を先に読んでました。トムの冒険はそれよりちょっとだけ前です。

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    2011年06月04日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    ネタバレ

    文庫と書きながら、本当は新書版。
     無夜は「ハックルベリィ・フィンの冒険」を先に読んでました。トムの冒険はそれよりちょっとだけ前です。

     残酷描写あり。学校は今なら体罰騒動になりそうな教育を施している。
     こうして読むとポーリーおばさんって、とっても良い人だなあ(しみじみ)トムに何度騙されても、ちょこっとご機嫌を取ってもらうと、またころりと騙される。疑うことを知らないらしい。かわいそうに。

     それにしても、トムの紹介欄に『うそを憎み』とあるのだが、彼が作品中についている嘘の多さは……。

     内容。いたずらっ子のトムは友達のハックと夜中に墓場にいき、そこで殺人事件を目撃する。係わり合いになる

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    2011年05月24日
  • プー横丁にたった家

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    くまのプーさんの続編

    最後がせつない…
    でもやっぱりかわいかった。
    そんでもって面白かった。

    クリストファーロビンにとって、プーと過ごした時間は幼少期の思い出で、魔法の森は、ロビンが思い出せばいつでも迎えてくれる思い出なんだね…

    ぬいぐるみ物語だからこそ安心して読めるのもあるけど、ぬいぐるみ物語だからこそ、ロビンと一緒に成長していくことは出来ない…

    むう…

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    2011年05月10日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    初めて手にした岩波少年文庫。
    初めての引っ越しで泣いてた私に母が渡してくれた、たぶんはじめての絵がメインじゃない本

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    2010年11月03日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    本が大好きな著者の童話は、喧騒の都会とおとぎの瞬間が地続きで融け合って不思議なキラキラした読み心地です。表題作が好きです。レモン色の仔犬が可愛い!伝統的なお姫様の童話に意表をつくラスト。結構煙に巻かれたような。

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    2011年07月28日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    新しいおとぎ話という印象をもった。
    繰り返しの技法など、昔話が持つ特徴をいかしつつも、型にはまりきってはいないように思う。
    また、登場人物たちの感情も書かれているところが多々あり、昔話よりも個性があり生き生きとしている。
    いくつもの異なった話が一冊の中に入っているので、いろんな雰囲気を楽しむことができた。

    <小学校上級から中学校向き>

    *****

    リストに入っていたのは、文庫の方ではないのですが……!
    よくよく考えるとどれも深い話ばかりでした。でも、あっさりと読んだ方が楽しめる気がします。
    「小さな仕立て屋さん」が特にかわいかったです。ただ単に結婚してハッピーエンドではなくて、その過程で

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    2009年10月07日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    エリナー・ファージョンのムギと王さまを途中まで読みました。mixiで面白いと紹介している日記があったので注文して買って読んでみましたが、二つ目の短編を読んでいる途中で飽きてしまいました。ストーリーがいい加減で、子ども向けとは言え、全く面白くありませんでした。日記で紹介されていたのが、7番目の王女の話だったので、これだけはあとで拾い読みしてみましたが、何を言いたいのかわからない物語で、子供にこんなしょうもない内容を読ませるから本に興味を持たなくなるのではないか、と思ってしまいました。

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    2011年07月18日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    優しくて賢くて働き者のウサギさんのお話。
    同居しているノウサギとリスが最初はとっても意地悪なのですが、途中からとっても憎めない感じになります。2匹のグレイ・ラビットへの依存っぷりが可愛いです。

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    2009年10月04日
  • 新しいおとな

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    子どもの生活にとって本がいかに大切なものかが伝わってきました。また、子どものために身近によい本をたっぷり用意してあげたいと思いました。

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    2026年07月20日
  • プー横丁にたった家

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    「クマのプーさん」の続編。いっそうキャラクターたちの個性が際立つ作品になっています。一章ずつ楽しめるような内容ですが、せっかく読むなら前作から順番に読むのがおすすめです!

    海外の児童書の訳だからか、日本語が逆に難しかったり、ひらがなや句読点が多かったりして、慣れるのに少し時間が必要かも。でもなんだか癖になるんですよね。

    余談ですが、当のクリストファー(ロビン)ミルンは、この物語のせいで自分が注目されるのがすごく嫌だったそうで。彼の自伝「クマのプーさんと魔法の森」もいつか読んでみたいな。

    〚 再読作品 〛

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    2026年07月18日
  • クマのプーさん

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    A・A・ミルンが息子クリストファー・ロビンのために書いたお話で、内容も同じくお父さんが息子のために話すぬいぐるみたちの物語です。
    E・H・シェパードの挿絵も可愛くて楽しい。ディズニーアニメーションの方を知っている人は、「あのエピソード、原作はこんな感じなんだ〜」といった角度の楽しみ方もできます。

    海外の児童書の訳だからか、日本語が逆に難しかったり、ひらがなや句読点が多かったりして、慣れるのに少し時間が必要かも。

    でも、思わずクリストファーロビンと一緒に「ばっかなクマのやつ!(ディズニーの"プーのおばかさん"という表現の方が愛らしくて好きですが)」と言いたくなってしまうよ

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    2026年07月18日
  • 作家と猫

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    ネタバレ

    松田青子さん 選ばれし者になりたい
    「皆好きな巨猫に食べられたらいい。私はもちろん巨猫のグーちゃんに食べられたい。そしてグーちゃんの一部になりたい。私の心もちょっとだけグーちゃんの中に残ったらいい。グーちゃん、そしたらゴジラみたいに、あいつとあいつとあいつ、それからあいつも踏んづけに行こうね。あいつとあいつ、バリバリ食ってやろうね。」

    が好きです。

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    2026年04月02日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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     第1刷発行が1952年で、1988年の文庫の改版の際に誤りや表現も改めることができたと石井桃子さんが訳者あとがきに書いている。そもそも73年前の翻訳なのだから、現代の読者にはかなり読みにくい。そこがやはり残念だった。
     トム・ソーヤーは想像していたよりも正直で、愛情深い少年だった。いたずらをして誰かをいじめたりはしない。退屈を憎み冒険を求めて、自由に街を駆けまわっているのに、歴史や英雄伝説などにも造詣が深い。読書好きとは思えないキャラクターなのだが…。
     感情豊かでお調子者で、浮浪児ハックに対しては兄のように愛情深く導くけど、憧れているのは山賊になることだったりする。この後の「ハックルベリー

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    2025年09月21日