石井桃子のレビュー一覧

  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    ネタバレ

    トム・ソーヤーの物語は確かに小学生の頃に読んだ記憶はあるんだけど、今回再読してみるまでどんな物語だったかはすっかり忘れていました。  記憶に残っていたのは「トム・ソーヤー & ハックルベリー・フィン」という名前とハックが浮浪児だったこと、そして二人の少年がやんちゃだったこと。  そして女の子だった KiKi には必ずしも理解できているとは言い難い「男の子の世界」が描かれた物語だったこと・・・・・ぐらいでしょうか??  あ、あと舞台がミシシッピだったことは絶対に忘れられません。  だってこの物語で「ミシシッピ」という名前を初めて知り、わざわざ地図帳でそれがどこなのか調べた思い出があるぐら

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    2012年10月12日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    かしこくて気立てが良い、はたらきもののグレイ・ラビットのおはなし。シリーズは30冊くらいあるらしく、娘たち(小2)が今夢中で読んでいる。本書に収められているのは、最初の4話。
    ほのぼのとかわいらしい雰囲気ながら、天敵との命を張ったやりとりなどもあって、なかなかサスペンスフル。小さい頃に出会っていたら、私も夢中になっただろう。だが今読むと、どうもグレイ・ラビットが出来すぎなのが気になってしまう。
    …と書いたものの、よく出来た主人公でなぜ悪いのか?と言われると難しい。自分のいたらなさがまぶしく照らされるから、というのは当然あるだろうが、それだけか。
    かしこくて気立てが良くてはたらきものの読者がどう

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    2012年02月20日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    うーん、面白い。どっしりした不動の名作といった印象。それにしてもトムって本当にやんちゃで、育てるのは大変だろう…。終盤のスピーディな展開と、終わり方が良かった!ハックルベリーフィンの冒険も読んでみたくなったなぁ。

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    2011年12月30日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    文庫と書きながら、本当は新書版。
     無夜は「ハックルベリィ・フィンの冒険」を先に読んでました。トムの冒険はそれよりちょっとだけ前です。

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    2011年06月04日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    ネタバレ

    文庫と書きながら、本当は新書版。
     無夜は「ハックルベリィ・フィンの冒険」を先に読んでました。トムの冒険はそれよりちょっとだけ前です。

     残酷描写あり。学校は今なら体罰騒動になりそうな教育を施している。
     こうして読むとポーリーおばさんって、とっても良い人だなあ(しみじみ)トムに何度騙されても、ちょこっとご機嫌を取ってもらうと、またころりと騙される。疑うことを知らないらしい。かわいそうに。

     それにしても、トムの紹介欄に『うそを憎み』とあるのだが、彼が作品中についている嘘の多さは……。

     内容。いたずらっ子のトムは友達のハックと夜中に墓場にいき、そこで殺人事件を目撃する。係わり合いになる

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    2011年05月24日
  • プー横丁にたった家

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    くまのプーさんの続編

    最後がせつない…
    でもやっぱりかわいかった。
    そんでもって面白かった。

    クリストファーロビンにとって、プーと過ごした時間は幼少期の思い出で、魔法の森は、ロビンが思い出せばいつでも迎えてくれる思い出なんだね…

    ぬいぐるみ物語だからこそ安心して読めるのもあるけど、ぬいぐるみ物語だからこそ、ロビンと一緒に成長していくことは出来ない…

    むう…

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    2011年05月10日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    初めて手にした岩波少年文庫。
    初めての引っ越しで泣いてた私に母が渡してくれた、たぶんはじめての絵がメインじゃない本

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    2010年11月03日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    本が大好きな著者の童話は、喧騒の都会とおとぎの瞬間が地続きで融け合って不思議なキラキラした読み心地です。表題作が好きです。レモン色の仔犬が可愛い!伝統的なお姫様の童話に意表をつくラスト。結構煙に巻かれたような。

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    2011年07月28日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    新しいおとぎ話という印象をもった。
    繰り返しの技法など、昔話が持つ特徴をいかしつつも、型にはまりきってはいないように思う。
    また、登場人物たちの感情も書かれているところが多々あり、昔話よりも個性があり生き生きとしている。
    いくつもの異なった話が一冊の中に入っているので、いろんな雰囲気を楽しむことができた。

    <小学校上級から中学校向き>

    *****

    リストに入っていたのは、文庫の方ではないのですが……!
    よくよく考えるとどれも深い話ばかりでした。でも、あっさりと読んだ方が楽しめる気がします。
    「小さな仕立て屋さん」が特にかわいかったです。ただ単に結婚してハッピーエンドではなくて、その過程で

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    2009年10月07日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    エリナー・ファージョンのムギと王さまを途中まで読みました。mixiで面白いと紹介している日記があったので注文して買って読んでみましたが、二つ目の短編を読んでいる途中で飽きてしまいました。ストーリーがいい加減で、子ども向けとは言え、全く面白くありませんでした。日記で紹介されていたのが、7番目の王女の話だったので、これだけはあとで拾い読みしてみましたが、何を言いたいのかわからない物語で、子供にこんなしょうもない内容を読ませるから本に興味を持たなくなるのではないか、と思ってしまいました。

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    2011年07月18日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    優しくて賢くて働き者のウサギさんのお話。
    同居しているノウサギとリスが最初はとっても意地悪なのですが、途中からとっても憎めない感じになります。2匹のグレイ・ラビットへの依存っぷりが可愛いです。

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    2009年10月04日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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     第1刷発行が1952年で、1988年の文庫の改版の際に誤りや表現も改めることができたと石井桃子さんが訳者あとがきに書いている。そもそも73年前の翻訳なのだから、現代の読者にはかなり読みにくい。そこがやはり残念だった。
     トム・ソーヤーは想像していたよりも正直で、愛情深い少年だった。いたずらをして誰かをいじめたりはしない。退屈を憎み冒険を求めて、自由に街を駆けまわっているのに、歴史や英雄伝説などにも造詣が深い。読書好きとは思えないキャラクターなのだが…。
     感情豊かでお調子者で、浮浪児ハックに対しては兄のように愛情深く導くけど、憧れているのは山賊になることだったりする。この後の「ハックルベリー

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    2025年09月21日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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     バーシヴァル・エヴェレット作の「ジェイムズ」が読みたくて、その小説のルーツとなる「ハックルベリー・フィンの冒険」と、その前にこの「トム・ソーヤーの冒険」を読むことにした。
     この本は翻訳がかなり古く、読んでいてかなり辛かった。また児童書ということのためか漢字ではなくひらがなで書かれていることが多く、意味を理解するのも一苦労する。
     それでもトム・ソーヤーは素晴らしい。退屈を嫌い冒険を夢見る少年たちの生態を心理描写とともにいきいきと見せてくれる。

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    2025年09月19日
  • プー横丁にたった家

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    ネタバレ

    プーさんの2巻目(続編)です。
    プーたちとクリストファー・ロビンの別れに落涙を禁じ得ない
    いつかこの場所に来なくなるかもだけど来るね、待っててね というふたりのさみしさに苦しくなった。しかし清々しさもある別れだった。
    誰にでもあの森で待ってる友がいるのかもしれない。

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    2025年06月20日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    子どものころ誰もが一度は夢見た冒険。マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』にはそんな胸躍る世界が詰まっている。いたずら好きの少年トムは親友ハックと墓場で殺人事件を目撃する。恐怖に震えながらもやがて真実を語る勇気を持つ。恋や友情、洞窟での命がけの脱出。物語は子どもの遊び心を出発点に正義と成長へと転じていく。自由と責任が交差するその姿に大人もまた学ばされる。

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    2025年06月01日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    子どものころ誰もが一度は夢見た冒険。マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』にはそんな胸躍る世界が詰まっている。いたずら好きの少年トムは親友ハックと墓場で殺人事件を目撃する。恐怖に震えながらもやがて真実を語る勇気を持つ。恋や友情、洞窟での命がけの脱出。物語は子どもの遊び心を出発点に正義と成長へと転じていく。自由と責任が交差するその姿に大人もまた学ばされる。

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    2025年06月01日
  • クマのプーさん

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    ネタバレ

    ディズニーランドのプーさんのハニーハントくらいしかプーさんへの知識が無かったため、息子のために作られた物語だと初めて知った。作者は息子のぬいぐるみたちに魂を宿して、ぬいぐるみたちの暮らしぶりや出来事を息子に語り聞かせる形式を取っている。本当にそういった意味での「物」「語」であることを、たまに挟まれる現実パートで思い出した。

    プーさん世界に人間は息子のクリストファーしかおらず、しかも主人公は息子がいつも手を引いているくまのぬいぐるみの方で、ぬいぐるみがメインで動いている中にたまに唯一の存在みたいな感じで息子が登場し、みんなで比較的ハートフルにやっている。(当時としては)これまでの教訓ありきの童

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    2025年05月03日
  • クマのプーさん

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    プーのことを頭がわるいって言ってて、はっきり言うもんだなぁと驚き。なんともおおらかな世界。コブタやイーヨー、フクロなど、それぞれ好き勝手なことを言ってて忖度がない自由気ままな雰囲気。

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    2025年04月06日
  • 作家と猫

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    猫好きにしかわからないお話の数々

    うんうん、そうだよね〜という話もあれば
    えっ?そんな猫がいるの?という話も。

    猫の魔力に引き寄せられた作家さん達の短編集

    特に印象的だったのは

    佐野洋子さん、伊丹十三さん、三谷幸喜さん。

    続編もあるので読んでみたいな

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    2025年03月10日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    ネタバレ

    始まって17ページで麻袋をかけられて殴られている…!!思ったよりメルヘンな世界じゃなくてびっくり(笑)でも登場動物がみんなクセ強くて面白い。

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    2023年12月16日