石井桃子のレビュー一覧

  • 山のトムさん

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    久しぶりに山のトムさんを読み返した。印象に残っていたのはトム
    がお腹を悪くしてどこででもそそうをしてしまうところ。どういうわけか、猫のフンはすこぶる臭い。よく辛抱強く世話をしたものだと思う。子どもの頃はよく猫を飼っていたが、犬に比べると猫は気ままでなつかず、餌の欲しいときだけ擦り寄ってくる動物だと思っていたけど、この本に出てくるトムは違ってる。こんな猫もいるんだ。この本に新たに収められたパチンコ玉のテボちゃんを読んであなたはテボちゃんが男の子だと思うか、女の子だと思うかと尋ねられた。さてさて、テボちゃんはどっちなんでしょうね?

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    2011年07月10日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    ピーターラビットシリーズは、今でも人気があり、
    高学年の女の子が好んで読みます。
    でも、グレーラビットは??

    こちらの本は、アリソン・アトリーの動物と自然の世界をよく描いていて、子どもにも楽しく読めるいい本だと思いました。
    ピーターラビットのような装丁で、一話づつ出版されていたら、もっと親しまれていたかも。と思います。

    ちなみに、私も読んでいなかった、評論社で1980年代あたりに出版された別のシリーズを読みました。
    シリーズの1巻で、同居しているヘアーとスキレルの性格が悪過ぎて、正直、閉口でした。(訳は河野純三さん)
    私が子どもの頃に読んでいたら、続きのシリーズは読まなかったかもしれません

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    2011年01月31日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    おとぎ話の日常
     児童文学にはあまり縁が無いが、良い児童文学は説教くささを隠した美しい物語のことだろうと勝手に思っていた。でも、その抽象的な「児童文学」が実際のものになったときどのような物語になるのか考えたことはなかった。実際どんなものであっただろう? エリナー・ファージョンの物語は、確かに王さまや王女さまがでて来て、木こりや言葉をしゃべる鳥達のいる世界を描いていて、おとぎ話の枠に入っている。しかしその物語自体は、村外れの忘れられた納屋にある秘密基地のように、楽しい場所である一方で何か見えないものが隠れているような不安感を与える。物語は密やかで無邪気なきれいさを持っているのだが、それは目をそら

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    2010年04月29日
  • プー横丁にたった家

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    石井桃子さん生誕100年ということで取り上げてみました
     コブタがゾゾに会うお話が大好きです!読み返す度にお腹が捩れるほど笑ってしまいます。「ゾゾ、ぞうそろしい、ゾルゾゾ!」すごい名訳だと思います
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    2009年10月04日
  • プー横丁にたった家

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    去年、清水の舞台から飛び降りる覚悟でイギリスに行ってきました。児童文学の旅というツアーに参加したのですが、その時にコッチフォードのミルンの家や、プーさんの棒投げ橋にも行きました。ミルンの家は今は全然関係ない人が住んでいるのですが、お庭を散策させてもらいました。5月のイギリスは花盛り(^o^)。
    でも、そのころプーさんの本は読めていなかったので、ありがたみが全然わかんなかったわ(・_・)
    ところで、近くに「プーコーナー」というお店があったのですが、中に売ってたのはディズ●ーキャラクターのグッズで、madeinChinaのものばかり。
    プー横丁ってプーコーナーのことだったのね。

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    2010年02月16日
  • イギリスとアイルランドの昔話

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    イギリスの昔話はシュールだったり、結末も悲惨なものがけっこうあった。ブラックユーモア好きのお国柄?アイルランドはハッピーエンドが多くて、安心して読めました。昔話は世界中で似たようなものがあって、とても不思議です。

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    2009年10月04日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    ミシシッピ川沿いの小さな村を舞台に,わんぱくな少年トムが浮浪児ハックを相棒に大活躍するゆかいな冒険物語.因習にとらわれがちな大人たちの思惑をよそに,自然の中で自由にのびのびと生きる子どもたちを描く少年文学の名作.

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    2009年10月07日
  • トム・ソーヤーの冒険 下

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    ピクニックの途中、トムは仲よしの女の子ベッキーと二人で、奥深いまっくらな洞穴で迷子になり、三日三晩とじこめられてしまいます…。自然の中で生きる子どもたちの夢と冒険を描き、世界中の人々から愛されてきた少年文学の傑作

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    2009年10月07日