石井桃子のレビュー一覧

  • イギリスとアイルランドの昔話

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    先週長女と隣駅まで買い物いったついでに本屋でめっけた本です。

    小学校中級以上ってなってるから、長女も読めると思い(半分言い訳のため)、買ってしまいました。絵本はよく読んでるけど、こういう昔話(イソップからはじまり、グリム、アンデルセンなぞ)ももっと読んでほしいですね。

    高校まで本は少年ジャンプだけでしたが、昔話だけはよく読んでました。よい心を持ってもらう最も簡単で確実な習慣だと思う。

    はじめて読む話もたくさん。
    三びきの子ブタなんかも、普通の絵本にないストーリーがあって、驚き。ジャックとマメの木がイギリスのお話だったとは。。。

    個人的に面白かったのは、「チイチイネズミとチュウチュウネズ

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    2012年08月12日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    前々から読んでみたかったのですが、訳がとっつきにくく、苦手意識?のようなものを感じていましたが、
    石井桃子さんの訳で出ていたので、読んでみたら、すごくおもしろかったです!
    海外文学は訳で本当に印象が変わってしまうんだと実感した一冊でもありました。

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    2012年03月18日
  • 天国を出ていく 本の小べや2

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    この本、一つ一つの物語もキラキラしていてとっても素敵なんだけど、それよりなにより惹かれてしまうのは挿絵です。  どれ1つをとってもため息ものなんですよね~。  モノクロ(表紙は彩色されているけれど、それでも色数をぐっとおさえてある)なのに、色が浮かび上がり、静止画なのに空気や風が香り立つような感じ・・・・・とでもいいましょうか。

    そしてそれにさらに輪をかけて素晴らしいのが石井桃子さんの美しい日本語です。  これにはもちろん著者であるファージョン自身の持っている品格・・・・のようなものも大いに寄与しているとは思うのですが、それを石井さんの甘すぎず、かと言って淡々とはしすぎない絶妙なバランス感覚

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    2011年12月27日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    この本、一つ一つの物語もキラキラしていてとっても素敵なんだけど、それよりなにより惹かれてしまうのは挿絵です。  どれ1つをとってもため息ものなんですよね~。  モノクロ(表紙は彩色されているけれど、それでも色数をぐっとおさえてある)なのに、色が浮かび上がり、静止画なのに空気や風が香り立つような感じ・・・・・とでもいいましょうか。

    そしてそれにさらに輪をかけて素晴らしいのが石井桃子さんの美しい日本語です。  これにはもちろん著者であるファージョン自身の持っている品格・・・・のようなものも大いに寄与しているとは思うのですが、それを石井さんの甘すぎず、かと言って淡々とはしすぎない絶妙なバランス感覚

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    2011年12月27日
  • 天国を出ていく 本の小べや2

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    「≪ねんねこはおどる≫」が好きです。(「こ」は小文字)
    読みながらにやにやしちゃいます。
    読み易いのは翻訳がええからなんかなあ。嘆息。

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    2011年12月23日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    挿絵も何もかもたまらんです。
    特に好きなお話は「ムギと王さま」「 月がほしいと王女さまが泣いた」「 金魚」「 西ノ森」「 七ばんめの王女」…って全部ええなあ。

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    2011年12月23日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    森に暮らす働きもののグレイ・ラビットとその仲間たちの物語。
    どの登場人物(動物)たちもそれぞれがいきいきと描かれ、お話の展開もテンポもよく、なるほど面白い。
    幼年文学の傑作といわれ、後書きで訳者の石井桃子さんもつくづく述べているように、やはり、アリソン・アトリーの力量が見事。

    実は、大人になってから、このお話を読んでみたいと思っていたのは、瀬田貞二さんが著書の『幼い子の文学』(中公新書)の中で、このグレイ・ラビットを抄訳し、紹介されていたのを読んだからである。勿論、アトリーのお話のうまさを絶賛されていたが、何より、作品にひきこまれる魅力があった。

    そして、文庫を手にして満足。森の様子や、家

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    2011年12月14日
  • プー横丁にたった家

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    はじめて読みました!
    びっくりしました。キャラクターは知っていたけど本を読んだことなくなくて。まるでバカボンのパパを連想するようなやりとり!それよりも幸せな内容で。

    とても毎日が楽しくなる本です。
    声に出して朗読して体得したい本です。

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    2011年12月02日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    世の中にはとっても有名なうさぎが何匹もいるわけですが、KiKi にとって最も馴染みの深いうさぎちゃんは月に住んで餅つきに励んでいるうさぎちゃん。  2番目がこの物語の主人公のグレイ・ラビット。  そして3番目にようやく顔を出すのが、ピーター・ラビットです。  イマドキの女性なら恐らく順番は逆(しかも月に住む餅つきウサギはランクインすら果たさないかもしれない ^^;)だと思うのですが、KiKi 自身がピーター・ラビットに出会ったのはかなり遅かったんですよね~。  動物を擬人化した物語っていうのは「何歳の時にその物語に出会ったのか?」が結構キーになって親しみ具合が変わってくると思うんですよ。  ピ

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    2011年05月13日
  • プー横丁にたった家

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    家にあるぬいぐるみたちを主人公にした物語を、ミルンが息子に話して聞かせたのが始まりだそう。単に動物が擬人化されただけの子ども向けファンタジーとは全く異なる。プーとお別れするシーンが秀逸で、二度と戻らない幼年期を偲ばずにはいられない。
    訳も挿し絵もいい。原文よりも訳版が好き。

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    2020年05月22日
  • プー横丁にたった家

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    クマのプーさん続編。基本与太郎噺なんですが、彼らの言葉や行動はひとつひとつに深みがあります。簡潔な言葉で書かれているから余計に、こちらの想いが隙間に沁み入るのでしょうかね。
    最終章は少年時代の終わりを思わせ、少し寂しいですね。でも大丈夫。森へ行けば、いつでも彼らに会うことが出来るんですから。

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    2010年06月28日
  • グレイ・ラビットのおはなし

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    さいしょはひどいな~って思ったけど、スキレルとヘアがやさしくなっていいところもありました。話は長かったけど、すごくおもしろかったです。

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    2010年04月25日
  • プー横丁にたった家

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    出版社/著者からの内容紹介
    おなじみのクリストファー・ロビンと仲間たちが住む森へゆくと,わたしたちはいつでもすてきな魔法の冒険に出会えます-.プーやコブタたちのところへ,はねっかえりのトラーがあらわれました.『クマのプーさん』の続編.

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    2009年10月04日
  • イギリスとアイルランドの昔話

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    何となくいろいろな国の昔話を読み直してみたくなって、まずは、子ども向けにまとめられた福音館文庫からイギリスとアイルランドのお話を。
    よく知られた「ジャックと豆の木」や「三びきの子ブタ」「かたやきパン」「トム・ティット・トット」「ディック・ウィッティントンとネコ」などジェイコブズの再話が中心だが、「イグサのかさ」など数話がフロラ・アニー・スティールの作家によるもので、イギリスのお話が22篇。
    アイルランドのお話7つのうち3篇がイェーツによる。
    簡潔でわかりやすい言葉と物語は、子どもでなくとも、既に知っているお話でも、いつのまにかその世界に引き込まれ、頁を繰っていて、やはり面白い。
    繰り返しのある

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    2009年10月07日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    「わたくしが子どものころ住んでいた家には、わたくしたちが『本の小部屋』とよんでいた部屋がありました。…」こう始まるこの前書きの挿絵は、独特で繊細な味わいのあるペン画のエドワード・アーディゾーニによるもの。壁一面の本棚から溢れた本がうず高く周囲に積みあがられた中で、一心に本に読みふける小さな女の子の姿。可憐で美しいファージョンの短編集の世界は、小さくともきらめく宝のようです。

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    2009年10月07日
  • ムギと王さま 本の小べや1

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    2年生の娘には味わい深すぎるのかまだわからない話が多い。私が愛してやまない『小さな仕立て屋さん』を読んでやったらやっと目をきらきらさせて聴いていた。1年前には途中で飽きちゃったのにね。『小さい仕立て屋さん』はどんでん返し、のまたどんでん返し、が素敵。貧しい少女が王妃さま・・・にはならない素敵さが大人になってようやくわかった。娘もきっと、ひとつひとつこの本の素敵さを見つけてくれると思う。

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    2009年10月04日
  • プー横丁にたった家

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    児童書だけれど、ただのコドム向けと思う事なかれ。プーさんはぬいぐるみだから頭は良くないかもしれないが、大事なコトはちゃんと知っている。キミが振り向いたら、いつでも此処にいるよ…人生への勇気は彼からもらった。

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    2009年10月04日
  • 新しいおとな

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    確かに子供でない大人が子供のための本をつくるのも与えるのも難しい。今のわたしが読むべきで、読んでよかった本!

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    2025年05月21日
  • クマのプーさん

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    原作はじめて読みました。
    とても可愛らしいお話。
    あとがきにキャラクターのモデルになったぬいぐるみの写真も載っているので必見です。

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    2024年12月08日
  • 子どもと文学 増補新版

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    幼い頃好きだった児童文学がなぜ面白かったのか、合点がいった。
    論理の捩れや違和感がなく空想世界が構築されており、登場人物や舞台装置が明確、筋書きがわかりやすくテンポがよかったこと。「ながいながいペンギンのおはなし」や、(もはや児童文学の範疇ではないが)ハリーポッターシリーズ等、夢中になった文学は例外なくこの法則にはめられると思う。

    子供には、アンデルセンやグリム童話、宮沢賢治などの名作といわれる類のものは、遍く読ませたいと改めて思った。

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    2024年11月28日