石井桃子のレビュー一覧
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先週長女と隣駅まで買い物いったついでに本屋でめっけた本です。
小学校中級以上ってなってるから、長女も読めると思い(半分言い訳のため)、買ってしまいました。絵本はよく読んでるけど、こういう昔話(イソップからはじまり、グリム、アンデルセンなぞ)ももっと読んでほしいですね。
高校まで本は少年ジャンプだけでしたが、昔話だけはよく読んでました。よい心を持ってもらう最も簡単で確実な習慣だと思う。
はじめて読む話もたくさん。
三びきの子ブタなんかも、普通の絵本にないストーリーがあって、驚き。ジャックとマメの木がイギリスのお話だったとは。。。
個人的に面白かったのは、「チイチイネズミとチュウチュウネズ -
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この本、一つ一つの物語もキラキラしていてとっても素敵なんだけど、それよりなにより惹かれてしまうのは挿絵です。 どれ1つをとってもため息ものなんですよね~。 モノクロ(表紙は彩色されているけれど、それでも色数をぐっとおさえてある)なのに、色が浮かび上がり、静止画なのに空気や風が香り立つような感じ・・・・・とでもいいましょうか。
そしてそれにさらに輪をかけて素晴らしいのが石井桃子さんの美しい日本語です。 これにはもちろん著者であるファージョン自身の持っている品格・・・・のようなものも大いに寄与しているとは思うのですが、それを石井さんの甘すぎず、かと言って淡々とはしすぎない絶妙なバランス感覚 -
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この本、一つ一つの物語もキラキラしていてとっても素敵なんだけど、それよりなにより惹かれてしまうのは挿絵です。 どれ1つをとってもため息ものなんですよね~。 モノクロ(表紙は彩色されているけれど、それでも色数をぐっとおさえてある)なのに、色が浮かび上がり、静止画なのに空気や風が香り立つような感じ・・・・・とでもいいましょうか。
そしてそれにさらに輪をかけて素晴らしいのが石井桃子さんの美しい日本語です。 これにはもちろん著者であるファージョン自身の持っている品格・・・・のようなものも大いに寄与しているとは思うのですが、それを石井さんの甘すぎず、かと言って淡々とはしすぎない絶妙なバランス感覚 -
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森に暮らす働きもののグレイ・ラビットとその仲間たちの物語。
どの登場人物(動物)たちもそれぞれがいきいきと描かれ、お話の展開もテンポもよく、なるほど面白い。
幼年文学の傑作といわれ、後書きで訳者の石井桃子さんもつくづく述べているように、やはり、アリソン・アトリーの力量が見事。
実は、大人になってから、このお話を読んでみたいと思っていたのは、瀬田貞二さんが著書の『幼い子の文学』(中公新書)の中で、このグレイ・ラビットを抄訳し、紹介されていたのを読んだからである。勿論、アトリーのお話のうまさを絶賛されていたが、何より、作品にひきこまれる魅力があった。
そして、文庫を手にして満足。森の様子や、家 -
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世の中にはとっても有名なうさぎが何匹もいるわけですが、KiKi にとって最も馴染みの深いうさぎちゃんは月に住んで餅つきに励んでいるうさぎちゃん。 2番目がこの物語の主人公のグレイ・ラビット。 そして3番目にようやく顔を出すのが、ピーター・ラビットです。 イマドキの女性なら恐らく順番は逆(しかも月に住む餅つきウサギはランクインすら果たさないかもしれない ^^;)だと思うのですが、KiKi 自身がピーター・ラビットに出会ったのはかなり遅かったんですよね~。 動物を擬人化した物語っていうのは「何歳の時にその物語に出会ったのか?」が結構キーになって親しみ具合が変わってくると思うんですよ。 ピ
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何となくいろいろな国の昔話を読み直してみたくなって、まずは、子ども向けにまとめられた福音館文庫からイギリスとアイルランドのお話を。
よく知られた「ジャックと豆の木」や「三びきの子ブタ」「かたやきパン」「トム・ティット・トット」「ディック・ウィッティントンとネコ」などジェイコブズの再話が中心だが、「イグサのかさ」など数話がフロラ・アニー・スティールの作家によるもので、イギリスのお話が22篇。
アイルランドのお話7つのうち3篇がイェーツによる。
簡潔でわかりやすい言葉と物語は、子どもでなくとも、既に知っているお話でも、いつのまにかその世界に引き込まれ、頁を繰っていて、やはり面白い。
繰り返しのある -
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