守屋淳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
日本にもたらされてから一五〇〇年、明治維新の志士も、高度経済成長期の経営者も、為政者から庶民まで、みんな『論語』で学んできた。
一見、とっつきにくいけれど、“ツボ”を押さえればよくわかる。
ややこしい時代だからこそ、『論語』を読む!
大人になった今だから、日本人の基本、『論語』が身に泌みる。
[ 目次 ]
プロローグ―日本人を育んだ『論語』
第1章 “仁”と“恕”―世界に、未来に愛を広める
第2章 “知”と“勇”―人の上に立つ人間に欠かせない徳
第3章 “天命”―自分の人生を見出し、生きる
第4章 孔子の生涯
第5章 『論語』が世界に与えた影響
[ POP ]
[ おすす -
Posted by ブクログ
月並みだがお札になる人はとてつもない偉人だと知ることができてよかった
渋谷栄一の人生論の中で、自分のことだとドキリとさせられる金言が散らばっている
少なくとも今の仕事に不平ばかり募らせる日々ではなく、すこしでも前のめりになれるところを見つけていこうと思えた
本著で繰り返し述べられていた「趣味をもつこと」
これこそが渋沢栄一を数々の事業に携わらせ、老齢になってなお精力的に活動を続けさせた力の源泉なのだと思った
楽しめる奴は強いをまさに体現した傑人
修験者の下りは彼の知恵とユーモアが垣間見える話でよかった
恥ずかしながら渋谷栄一という名をお札になるまで知らなかったので、知るきっかけをくれた -
Posted by ブクログ
まず、この本が今から100年以上前の本ということに驚きです。現代社会にも通ずる、核心をつく哲学書です。
前半は基本的なことが多く、「凡なビジネス書だな」という印象でしたが、後半にかけて唸らされるページが多かった印象です。段階を踏んで論が展開されているのは、筆者が意識されてのことなのでしょうか。この本が多くの人に愛される理由のひとつは、ここにある気がします。内容の薄い昨今のハウツービジネス本より、よっぽどタメになると思います。
特に印象に残ったのは、第10章の最後の節『成功と失敗は、自分の身体に残ったカス』です。常に心に留めておきたいことと思いました。
仕事をしていて、えも言われぬ不安感に -
Posted by ブクログ
これで古典を読んだ気になってはいけないが、サクッと読めて、確かにと唸らせられる名言がいろいろとある。
特に響いたところメモ
諫言役にうってつけな人材は不倶戴天の敵
・曹操の参謀のカクは元々敵方の参謀で後継を戦死させられている。自分の強みと弱みをよく把握しているから。
論語: リーダーシップを学ぶための人倫の書
孫子: 競争を勝ち抜く戦略の書
貞観政要: 帝王学の書
韓非子: 組織論
騙されない見識
・謀略成功のためには相手の疑いや不審警戒といった構えをいかに解くか
・一方相手の謀略にハマらないためには、知らず知らずに感じ取る物事の不自然さ、違和感を疑問として見過ごさないか
将たるも