守屋淳のレビュー一覧
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妾が30人いたというのがドン引きではあるが、それを差し引いてもビジネスパーソンとして神。
●悟り
◯ある一定の時期に達するまでは、成り行きを変えることなど人の力ではとてもできない。因果関係はすぐに断ち切ることはできない。
◯成功や失敗といった価値観から抜け出して超然と自立し、正しい行為の道筋に沿って行動し続けるなら、成功や失敗などとはレベルの違う価値ある障害を送ることができる。
◯成功など、人としてなすべきことを果たした結果、生まれるカスに過ぎない以上、気にする必要など全くないのである
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●勤勉さが大事
◯人にはどうしようもない逆境に対処する場合には、天命に身をゆだね、腰を据え -
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「論語と算盤」を読んで、もう何十年が経つのでしょうか。当時、私は人間の生き方や倫理、道徳を説く「論語」と商業を意味する「算盤(そろばん)」がなぜ結びつくのか理解できませんでした。
しかし、新一万円札の顔となった渋沢栄一氏が、道徳を重んじながら商売を行ったこと。また、WBCで侍ジャパンの監督を務めた栗山英樹氏が「論語と算盤」から得た知見が大いに役立ったと言われることを知りました。私も近年では「論語」も嗜むようになりました。
なぜ、一流と言われる経営者や監督が中国古典の教えを大切にするのか。そして、なぜ道徳とも言うべき「論語」があらゆる分野の、しかも一流の人たちの指針となりうるのか。
この度、守 -
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孫子は古典として長い間読み継がれており、一度は目を通したかったもののなかなか今まで機会がありませんでした。今回、良い解説書としてお勧めされましたので、手に取って読んでみました。
「孫子の兵法」は、簡単に言えば「戦うためのテキストブック」です。もちろん、現代では命のやり取りが行われることは(少なくとも日本に住んでいるかぎり)ありませんが、それでもビジネスや生活の中で「やり直しの利かない一発勝負に身をゆだねるとき「こちらが望んでいなくとも、相手から戦いを挑まれるとき」が無いわけではありません。
そういった際、あらかじめ兵法を知っておくことは決して無駄ではないと思うのです。
また、実践に基づく -
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初版2014年。
「孫子」と聞いて古いと思う人もいるかもしれないが、この本は訳と解説の良さによって現実の様々な局面を想定して書かれているので、現在でも役立つとてもいい本である。生活・ビジネスにも応用できる。
読み込むと勝率が一気に上がる。「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」が孫子の教えの中で一番人気があり有名で、奥が深い。
もちろん他にも多くの言葉が書かれていて、それらの訳や解説を読んでいると、三次元的に頭の中でヒト・モノ・コトが動き出し、面白い本である。
名著であり、何度も読みたくなる。帯にある言葉通り、「もっと早く読んでおけば良かった」である。 -
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最高の戦略教科書 孫子
著:守屋 淳
紙版
テーマごとに並べられた孫子を初めて手にとりました
エッセンスを短時間で確認するのはいいかもしれない。版もA5だし、読みやすい
孫子とは、奇襲を主戦とする短期戦であり、戦争論は、主力同士がぶつかる持久戦を想定している
なので、孫子の言う戦とは、速やかに勝利してそして、短期で撤退する
・孫子の背景には、絶対に負けることができない、プレッシャーが強い
・100戦100勝しても、体力がなくなれば、別の敵にやられてしまう
・戦争とは、国民の生死、国家存亡がかかっている。それゆえに、最新の注意が必要である
1部は、孫子のおさらいです
・最高の戦い方と -
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卓越した勝負師の特徴とは何か。頭を抜け出した勝負師は他の人と何がちがうのか。
孫子と孫子のぶつかり、相手にどうやって勝つか、どうやったら勝てるか。
上記の疑問に答えるのが本書です。
■勝負師
・勝ち負けがはっきりつくような世界で、ひたすら勝ちをめざすべく執念を燃やす人
・勝負事において、沈着に状況を見すえて、大胆な手で成果をもぎ取ってみせるような人
大局観、方向性、ビジョン
■専門家に見えて、素人には見えない風景
・未経験者が気がつかないパターン
・異常性
・全体像
・状況の進行方向
・チャンスと対応
・過去の出来事と、将来おきる出来事
・細かな違い
・自分の限界
・名人の直観は7割あ -
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ネタバレ前々から孫子を読んでみたいと思っていた中読書。
古典の名著といわれるが、本当に現在でも全く色褪せない原則が多く記されている印象
メモ
・いかに負けないかというところ。戦わないで相手を屈服させることは最善の策
・自分より弱い敵は味方に引き入れよ。敗れた敵兵もひきこめ。
・力関係が同じくらいの場合、事前に敵の意図を見破り、これを封じる。または敵の同盟関係を分断し孤立させる
・五事七計
道 下々と上を一心同体に
天 昼夜晴雨寒暑などの時間的条件
地 地理的条件
将 将軍の器量
法 軍需物資の管理など軍政に関する条件
主 責任者はどちらが戦いの理由を下まで浸透させているか
将 どちら -
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2024年から新一万円札の顔に決まり、2021年大河ドラマの主人公(主演は吉沢亮)である渋沢栄一。その大河ドラマは、渋沢栄一の自伝が元になっているというので読んでみた。
こちらの本は自伝「雨夜譚(あまよがたり)」「青淵回顧録(※せいえん は渋沢栄一の号)」を元に、他の自伝や関連資料や他の人の証言集を組み合わせて幼少期から晩年までの人生を再構築させたという構成となっている。
幕末に生まれてまさに激動の時代を生き、攘夷を唱える⇒一橋家・将軍家の家臣⇒明治政府の役人⇒民間起業家・福祉家という柔軟性と、しかしダメなものはダメという強い信条も感じられる。
自伝が元なので、語り口からは本人の資質が感じられ -
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2024年から新一万円札の顔に決まり、2021年大河ドラマの主人公(主演は吉沢亮)である渋沢栄一。その大河ドラマは、渋沢栄一の自伝が元になっているというので読んでみた。
こちらの本は自伝「雨夜譚(あまよがたり)」「青淵回顧録(※せいえん は渋沢栄一の号)」を元に、他の自伝や関連資料や他の人の証言集を組み合わせて幼少期から晩年までの人生を再構築させたという構成となっている。
幕末に生まれてまさに激動の時代を生き、攘夷を唱える⇒一橋家・将軍家の家臣⇒明治政府の役人⇒民間起業家・福祉家という柔軟性と、しかしダメなものはダメという強い信条も感じられる。
自伝が元なので、語り口からは本人の資質が感じられ -
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ネタバレ孔子(徳治)と対比しつつ韓非子(法治)の思想を紹介。思想の紹介に留まらず、現在のビジネスに頻繁な言及があり、退屈せずに読み切れる。
骨子としては、①徳治=優しい統治の問題点(徳を持つ人材の希少性、情に逆らえない)、②法治の有効性と限界(最後は徳を持った人材が必要)、③組織、及び経営陣においては法治と徳治のミックスが必要、というもの。韓非子の思想を持ち上げるばかりでは無い。
現役の中間管理職として、健全な組織運営のため「どんなに情があって人望があっても、問題や禍根が残っていれば、人が変わったように処断」(282ページ)することが必要とする点について全く同感。 -
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ネタバレ明治幕末。いつも注目されるのは坂本竜馬や志士たちの戦いですが、日本を発展させる為経済面からあらゆる手だてを打った澁澤栄一の生き方が眩しい。
500を超える会社の起業に携わり、日本で興した事業には ・銀行 ・保険 ・肥料 ・製紙 ・砂糖 ・証券取引所 などがあり、企業では ・帝国ホテル ・京阪電鉄 ・東洋紡 ・キリンビール ・東京ガス 等がある。
本書は大きく3部で構成されている。
①志士活動から幕府重役へ
②海外での視察活動
③明治後の事業家
澁澤栄一の自伝を抜粋して現代語訳されている。
明治政府樹立後の重鎮達とのやりとりも面白い。 -
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ネタバレ明治幕末。いつも注目されるのは坂本竜馬や志士たちの戦いですが、日本を発展させる為経済面からあらゆる手だてを打った澁澤栄一の生き方が眩しい。
500を超える会社の起業に携わり、日本で興した事業には ・銀行 ・保険 ・肥料 ・製紙 ・砂糖 ・証券取引所 などがあり、企業では ・帝国ホテル ・京阪電鉄 ・東洋紡 ・キリンビール ・東京ガス 等がある。
本書は大きく3部で構成されている。
①志士活動から幕府重役へ
②海外での視察活動
③明治後の事業家
澁澤栄一の自伝を抜粋して現代語訳されている。
明治政府樹立後の重鎮達とのやりとりも面白い。