守屋淳のレビュー一覧

  • 最高の戦略教科書 孫子

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    以前から一度は「孫子の兵法」について読んでみたいと思っていて、メルカリで購入した書籍だ。表紙が大胆で、赤ベースに黒字で大きく「孫子」と書いてある。とりあえず買ってみた本だったのだが、とにかく分かりやすくて、現状のビジネス界隈に当てはめて解説しているので、理解にやさしい。ただ孫子の兵法の全容を把握するのは難しく、個々の文句を拾う形で解説されている。ビジネス書としての完成度は高いのかもしれないが、教養として孫子を読みたいという方には不向きかもしれない。ただ「戦争論」を執筆したクラウゼヴィッツと孫子とを対比する描き方と、戦略という単語を全面的に押し出した構成は、非常にいいと思った。孫子と言えば歴史上

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    2024年11月27日
  • 『論語』がわかれば日本がわかる

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    日本人らしさの根源はどこにあるのか、それは徳川時代に取り入れられた論語だという。もちろん人それぞれに論語濃度は違うが。
    論語に由来する日本人らしさとして、序列が当たり前、生まれより努力と精神力、性善説、ルールは上から、らしさや分が大事、組織を家族で類推、下の義務や努力の強調、教育の基本は人格教育、男尊女卑、集団重視、気持ちを考える人格教育。
    これらが学校や会社などでどのように見られるのかとか、アメリカなど他国と比較してどうかと議論している。
    金儲けは卑しいとする考えは根強かったようで、それをひっくり返したのも渋沢栄一の功績。

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    2024年10月28日
  • 最高の戦略教科書 孫子

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    孫氏の兵法を現代に当てはめるというのは世の中に何百冊とあるだろうけど、その中でこの本は孫氏を読みながら現代のビジネスに当てはまる所、当てはまらない所を解釈していこうというスタンスの本。解釈に結論を出すというより、こうなのではないか?という感じ。現代語訳も併記してあるので読みやすい。

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    2024年08月18日
  • 最高の戦略教科書 孫子

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    初めて孫子に関する本を読んだが、解説本というカタチで読みやすくはあった。
    『人を動かす』でもそうだったが、
    当たり前のことを書いてあるが実際にそれを上手くちゃんとやるかが大事だと認識させられる。

    重要な部分が目で確認しづらく、後で読み返した時にどこが重要かパッとわからない。

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    2024年08月13日
  • 最高の戦略教科書 孫子

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    孫子が言いたいことはなんとなく分かったが、真剣に読んで自分で整理しないと自分のものにできるのはなかなか難しそう。この本は体系的になってないので教科書としてはあまり良くないかも。

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    2024年07月05日
  • [新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略

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    ネタバレ

    ●将とは君主とは
    「将に三勝あり」の意味を調べたかったが、それだけでなく、太公望との問答がとても参考になった。将が兵士の苦労を共にするようにすれば自ずとついてくるということ。まさに、自分の上司達は自分のことしか考えてなく部下の仕事なんてわかろうともしない。「将」ではないなと、改めて感じる。組織には、担当72人をそれぞれ役割をあてておくようにするなど、興味深く、現代にも通用するものであった。また、張良が参考にした三略も掲載。何度も読み返して参考にしたい。A**

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    2024年06月23日
  • 最高の戦略教科書 孫子

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    孫子を読み込むのは初だが、ビジネスに寄った書き方をしており内容については理解しやすい。ただ読み込む量が足りず、数回読む必要がありそう

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    2024年06月03日
  • 最高の戦略教科書 孫子

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    ★良い時にこそ、リスクヘッジ
    ★真似とエスカレーション
    ★心服と統制、部下を我が子のように扱え
    不敗の状態で機を待ち、短期決戦
    戦う素振りを見せない、小さく弱く見せる
    ★「智・信・仁・勇・厳」を仲間で補完
    ★利害両面を必ず考えよ
    人は、損得感情で動く
    ★戦略=戦闘力の運用、ゴール設定
    ★戦術=戦闘の運用、アプローチ
    ★★戦略の為に、不要な戦術を切り捨てよ
    ★★強いから勝つ≠勝つことで強くなる=勝ち癖

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    2024年07月07日
  • 最高の戦略教科書 孫子

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    本書が画期的なのは、これまでの孫子の解説書が踏襲してきた孫子13篇の篇に沿った解説という形式を捨てた第1部と、実業界や競技界の大物の言葉を大胆に引用しまくった孫子活用事例集的な第2部という構成にある。

    今までの孫子の解説書を、孫子というクラシックを楽譜に忠実に演奏したアルバムに例えると、本書は、孫子の有名フレーズだけ演奏した第1部と、ジャズやロックのミュージシャンがカバーした第2部という構成のオムニバスアルバムだ。

    最初、一読した印象では、なぜこの本がそんなに売れてるのかわからなかった。なんで孫子をぶつ切り解説してんだ?と思ってしまったからだ。孫子の解説書としては、山本七平の「孫子の読み方

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    2025年01月13日
  • 『論語』がわかれば日本がわかる

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    日本の学校風土と企業風土を、アメリカを中心に諸外国と比較する比較文化論で、日本の学校と企業に根付いた国民性を『論語』の教えに照らし合わせて説明しようとする。今現在、中国古典を読むことの意義は何なのかを考えたくて、ヒントになるかと思い読んだ。

    現在進行形で学校教育に関わる人間としては、筆者や筆者のインタビューした学校関係者の持つ学校観や教育観には、やや古さを感じるものの、「年功序列」「努力・精神主義」「気持ち主義」などなど、およそ日本人が持つ学校あるあるとして共感できるものが多い。そうした日本人の心性が、『論語』の言葉と重ねて説明されるので、とても納得感のある本だった。

    特に面白かったのは、

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    2023年11月23日
  • 図解 最高の戦略教科書 孫子

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    ネタバレ

    孫子の図解版。

    メモ
    ・孫子の前提条件
      ライバル多数
      一発勝負

    ・政治外交戦略
      味方にする、参加に収める
      敵の戦うエネルギーをかわし、摘み取る
      相手の傘下に収まる

    ・現場責任者がコントロールできる戦いの基本要素
     五事
      道 組織の理念
      天 物事を行うタイミング
      地 インフラ、環境
      将 リーダーの力量
      法 マネジメント、組織統制、装備

    ・ライバルと比較する七計 
      
    ・戦いの基本は何より情報格差をつけること
     疲れ切って空腹な相手には勝ちやすい
     やる気や勢いは人の戦いの必須条件
     規模の大きさは何よりの力

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    2023年08月14日
  • 組織サバイバルの教科書 韓非子

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     日本の会社組織は、論語的な価値観でできている。そのために評価として、情意考課が行われている。なので、忠誠心や頑張っているや様子を見せて、権力を持っているもののお気に入りになることが良い戦略となる。
     ただし、これからの時代はますます、韓非子的な価値観が強くなっていくと思われる。韓非子的な価値観では、結果で評価される。その場合は、競争に巻き込まれるため、自身の能力を磨いていくしかない。

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    2023年07月16日
  • [新装版]全訳「武経七書」2 司馬法 尉繚子 李衛公問対

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    武経七書の一つ。李衛公問対だけ時代が新しくて前代の武将などの評論などもあり面白かった。あと兵法書で一番は孫子というのには賛成。

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    2023年06月04日
  • 組織サバイバルの教科書 韓非子

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    韓非子を知るよりは、どいう組織づくりをするのか、そのために韓非子の教えがどう役立つのかを書いてくれた本。
    組織をよくするという目的別に読むと良いと思う。
    韓非子を知ろうとすると期待外れになるだろう。

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    2022年07月11日
  • マンガ 最高の戦略教科書 孫子

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    情報をしっかり集めること、敵に行動を起こさせるにはそれが利益になると思わせるなどは参考になった。あと戦争とは騙し合い、ただ騙し合いとはいえ自分を大きく見せるということを孫子は全く言っていないのが興味深いところ。

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    2022年06月08日
  • 渋沢栄一 「論語と算盤」の思想入門

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    日本の資本主義の礎を築いた、渋沢栄一。その偉業の背景にある考え方とは?変転を繰り返した、彼の人生の奥にある行動原理「 論語と算盤」の思想について説く書籍。

    栄一の人生は、幕末、明治、大正、昭和という時代の変遷を体現している。
    「尊王攘夷の志士」から「幕臣」に。その後「パリ万博への代表団の一員」として渡仏。「明治政府の官僚」として活躍後、「実業家、社会起業家」として成果を上げた。

    栄一の生き方は、一見、右往左往しているようにも見える。
    だが、根柢には「強く繁栄した日本を作るために一身を尽くす」という志があった。「幕府打倒」「外人排斥」は目的ではなく、強く繁栄した日本を作るための手段だった。

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    2021年11月15日
  • 孫子・戦略・クラウゼヴィッツ--その活用の方程式

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    戦略の大家である孫子とクラウセヴィッツに関する比較論。

    時代背景として、孫子は春秋戦国時代という群雄割拠の時代の中で、いかにして自国を強大にしていくかという観点で書かれている。

    対戦相手は国境を接する複数国で、戦争の長期化や負戦が国の崩壊につながるため、勝てない戦は避けること、詭道を用いて相手を分断したり、混乱させたりと、確実に勝てる場合に行うことを指南している。

    一方、クラウゼヴィッツはナポレオンが台頭する時代に描かれた作品で、ナショナリズム萌芽もありながら、国家対国家の1対1の戦争を想定している。

    また何度か同じ相手と戦うことを念頭に、軍人目線で書かれており、相互作用・両極性・偶然

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    2021年10月17日
  • マンガ 最高の戦略教科書 孫子

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     孫子の兵法書の一部を漫画にして分かりやすく解説をしたもの。現代に生き続けている有名な書物だけに、その原文、現代語訳に直接当たるのが王道であるが、なにぶん抵抗がある人向けに理解を促進させてくれるもので、作画の好き嫌いはあろうが、孫子がどんなものかの一端を知れる。
     また
     「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」
     「よく敵人をして自ら至らしむるは、これを利す  
      ればなり。よく敵人をして至るを得ざらしむる
      は、これを害すればなり。」
    などの有名なところを取り上げて、現代社会に如何様に活用させていくかの例としているのは評価すべきところである。
     

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    2021年10月16日
  • ビジネス教養としての『論語』入門

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    〈論語での「仁」〉
    ・人を愛すること
    ・私心に打ち勝って、礼(秩序)に合致するのが仁だ
    ・仁を旨とする人間は、率先して困難な問題に取り組み、得ることは後で考える
    ・仁を旨とする人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分が手に入れたいと思ったら、まず人に得させてやる

    ■「論語」に登場する主な徳目
    仁:愛を広げていくこと
    知:物事を見通すことができる力
    温:穏やかなこと
    恭:うやうやしく、態度が丁寧なこと
    譲:謙虚でヘリ下ること
    恕:他人の立場や心情を推し量ること
    信:言葉と本人とが一致すること
    良:素直な態度であること
    倹:つつましいこと

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    2021年10月09日
  • 現代語訳 渋沢栄一自伝

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    自伝は考え方を知るのには良いです。
    多伝は多角的な視点とフォーカスを持っているので事実をしるのに適しているかもしれません。

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    2021年09月27日