七尾与史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった
いわゆる陰謀モノを連想します。それが身近で起こるのが偶然屋という感じ!
全てが仕組まれているのでは?
という設定が面白い!
そして、この偶然屋という職業設定が良いですね。
弁護士試験に挫折した主人公里美が就職した先は偶然屋!
「アクシデントディレクタ」として、社長の油炭と女子中学生のクロエの3人でクライアントのために様々な偶然を仕込んでいきます。
そんな3人が大きな流れに巻き込まれていくという展開!
途中、途中で設定が変わって、登場人物が変わってしまい、どういうこと?
と思っていたら、最後はなるほどと全部つながりました。
まさに陰謀モノと思われる展開へ!
エンターテイメントと -
Posted by ブクログ
どSと言いながら、前作では死体マニアの方に振れていたが、今作ではやっと本領発揮。殺人犯を追い詰めて言葉でなぶり続け、同僚への銃撃と犯人への自殺を引き出すという荒技。
タイトルの「朱に交われば」の事件は、次々と起きる首切り殺人。犯人も変わったり、死亡したり、中々忙しい。元々の原因は、どうやら宗教が絡むよう。この事件も凄惨で気持ちがスッキリしないが、何とか読み切れるのは新キャラの浜田警部補が居たからこそ。キャリア組で大学出たてなのに、年上の黒井マヤ巡査部長と代官山巡査よりも上となる。これが全く使えない刑事で、現場で失敗をしてはマヤになぶられ、暴力を振るわれ大怪我をする。どMなのか、嬉々として従う姿 -
Posted by ブクログ
「死亡フラグ」でバナナの皮やカレーで殺人という不思議なミステリーを書いた七尾さん。今回は「ドS」というキャラクターのお嬢様デカと、振り回されるイケメンデカの組み合わせ。
このお嬢様は警察庁のナンバーツーの黒井次長の娘で巡査部長の黒井マヤ。相方は8才上ながら巡査の代官山脩介。マヤから「お代官様」と呼ばれたことから、周囲も皆このお代官様に。
次々と起きる焼殺事件。ここでマヤは死体好きの本領を発揮し、死体から歯などを隠し取り、コレクションをするという所業。死体好きなことから、犯人の目星が付いたのに誰にも言わずに、その後も起きる殺人後の死体を漁ることに嬉々としている。
各章の時間軸が連続していないよう -
Posted by ブクログ
読む機会があり、拝読。
サスペンスものは普段読むことが無いので、どうなのかなぁ?と思ったけど、
一気に3分の2まで読んだほど。
感想は面白かった。
以前読んだ本にも、サイコパスな登場人物が出てきたが、
どうしてそうゆう発想が出てくるのかと思うほど、
恐ろしい存在。
読んでる時に、少しメンタルが弱かったので、
起きてる現実に対し、
裏を考えすぎてしまった。
最近、人と接していて、大人になると。
と言っても、成人超えて、もう14年以上経つが、
みんは本音ではなく、その場しのぎでその言葉を選んでる人が多いのか、、、
と思った。
本音ではなく、ただ、今その人に会う声かけをしてる。
私は今まで、そ -
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偶然屋というタイトルが気になった。一回1人の作家にハマるとその作家の作品ばっか読んでしまうきらいがあるため、最近多い。
偶然という響きと、規模、スケールが大きくなってはいるが基本的なところは普段の私たちもしているのではないか。相手の表情、行動から、この人はこんな性格で、このように声掛けをすれば、こういった行動をとってくれるのではないか。
というような具合でうまくいかないことも多いが、上手くいくことを願い日々接する。
ただ、この作品内での偶然は規模が遥かに大きく、少し背筋が凍ってしまった。自分の行動全てを疑ってかかってしまいそうになる。
リアリティがあるのと同時にレベルが違いすぎる内容のため -
Posted by ブクログ
「ラノベかな?」と思えるほどの、キャラ立ち。
ちょっとしつこいくらい、キャラ立ちのための表現がでてくるけど、まぁドリフのスッ転ぶやつみたいなの?と思えば、スルーできるレベル。
で、ミステリー要素に関しては、最後にずいぶんドタバタとパタパタと畳まれてしまったなぁという印象。
最初の事件発生から徐々に謎が明らかになっていくまでの流れは楽しめたので、後半が残念。
ちゃんと、私の好きな「どんでん返し」要素もあるのに消化不良感が……
ここらかネタバレですが
プロローグで犯人も動機も、分かってもうてますやん。
読んでる途中でそのことに気づけちゃうので、なんかなぁ……
いや、その上で「どんでん返