七尾与史のレビュー一覧

  • バリ3探偵 圏内ちゃん(新潮文庫nex)

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    新潮文庫nexレーベルの一冊(2014年10月刊)。同じ作者の「死亡フラグ」シリーズが好きなのですが、「死亡フラグ」と比較して、この作品は全体のトーンも抑えめで正統派だと感じました。圏内ちゃんの設定や事件の内容にはぶっ飛んでる感がありますが、「安楽椅子探偵もの」と言えるのではないでしょうか。探偵vs犯人の構図に探偵助手と警察が関わってくる、そんな印象です。だからこそ読みやすいとも言え、初めてこの作者の作品を手に取った人には、お勧めしたいと思います。

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    2014年11月14日
  • バリ3探偵 圏内ちゃん(新潮文庫nex)

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    内容は王道ミステリーをサブカルで味付けしたという印象。
    殺人事件というとヘビーなイメージだけど、登場人物のキャラクターやストーリーの展開など所々に「ライトノベル」な部分もあって最後までテンポよくするすると読めてしまい、「あれ、もう終わっちゃったのか…」と感じた。続刊が楽しみ。

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    2014年11月05日
  • バリ3探偵 圏内ちゃん(新潮文庫nex)

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    引きこもりなのだが、ネットで生活する「圏内」ちゃん。ネットを駆使して、ここまで色々調べることが出来るのか!ちょっと怖くなる。電波がバリ3じゃなきゃ生活が出来ないとか面白い。しかし、部屋の中の配置を電波によって毎日変えるとか書いてあるが、だったら有線でネットに繋いで、部屋の中はWi-Fiが普通なのでは?と思う。警察とのやり取りや旦那さんが無職で圏内ちゃんの手足で動くとか爽快感はあるので楽しかった。

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    2014年10月19日
  • バリ3探偵 圏内ちゃん(新潮文庫nex)

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    電波がバリ3表示で生きていけない、生身の人間が苦手でコミュニケーションはチャットアプリというひきこもりなキャラクター@圏内ちゃん。
    驚くべき情報収集力と推理力で犯人を個人特定していく探偵?ミステリー
    冒頭のバカッター炎上、犯人特定に至るくだりは爽快!
    ネットの怖さもあらためて勉強になる作品です。
    あとだんなさんのほのぼの感もいい。

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    2014年10月08日
  • ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

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    久しぶりの読書(・・;)
    それぞれの事件がどう繋がっていくのか気になり一気読み!
    都市伝説?とはいえ、世の中すべて、風が吹けば桶屋がもうかるのかも。
    マヤと代官山の今後も気になるのでシリーズ読まなければ(o^^o)

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    2014年10月04日
  • バリ3探偵 圏内ちゃん(新潮文庫nex)

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    これだけ動かしにくいキャラでよく物語を成立させてるなぁ。面白いキャラ設定だと思います。構成的には結構ぎりぎりな感じがしました。刑事側が忌女板を見ていなければ成立しないですし。
    コミカルな装いをしていますが、扱われている事件はかなり猟奇的です。ドS刑事シリーズとも少しだけリンクしたりしているので、このままシリーズが続けばどこかでクロスするかもしれないですね。

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    2014年10月03日
  • 失踪トロピカル

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    死亡フラグが立ちました!のイメージで読んだけど、意外なほど本格ミステリでしたし、しかも残虐な場面が多くて‥いい意味で裏切られた感じがしました。すこぐ引き込まれました!

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    2014年08月15日
  • 山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎

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    死亡フラグが立ちました!が面白かったので、違う作品も読んでみたくて手に取った本。山手線がオフィスという探偵と自称小説家、それと小学生の秘書。この3人のキャラクター設定が面白い。最初のプロローグから最初の事件。全然接点がないと思いきや、だんだん繋がっていく様子も面白い。次回作がでたら読んでみたい!シリーズ化するかな?!

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    2014年06月08日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    死亡フラグシリーズの第3弾。
    今回はいわゆる短編集です。
    いつものコンビが出てくるのは最初のお話だけで、後のお話は”二人の周りにいた人物”にスポットが当たったお話。
    個人的には『死神』と呼ばれる殺し屋も所属していたという暗殺会社キルキルカンパニーにスポットを当てた話が一番好きでしたね。
    オチのつけ方がかなり七尾先生らしくて、数秒間を開けて噴き出してしまいました(笑)

    いつものコンビが出てくる最初のお話では、『死亡フラグ』というタイトル通り、たくさんのフラグが立ちすぎていて、真剣な場面になればなるほど笑いが止まらないという謎の現象がおこりました。
    フラグの立て方が適格すぎます先生!(笑)

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    2014年03月05日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    ネタバレ

    今回は番外御偏が四つ。
    一番気に入ったのは「キルキルカンパニー」
    殺し屋の成長物語かと思ったら、自殺志願の手伝いと来たもので、こういうB級感が作者の持ち味だと思っている。
    「ドS編集長のただならぬ婚活」も、無理に殺戮がガールからネタを持ってこなくてもいいんだよと言いたくなる。
    元々この作者の作品はB級感が売りだったはずなので、ここまで自分の作品の登場人物を集める必要性はないと思う。とりあえず本宮さんの凄さは解ったけれど。自作内でのステマはいただけない。

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    2014年03月02日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    「死亡フラグが立ちましたのずっと前」
    死亡フラグコンビの出会い編。
    死亡フラグシリーズでずっと言われていた、本宮さんが世界を救った、その事件についての話。
    作品は、これから世界を救いに行く、というところで、本宮さんの死亡フラグな台詞で終了。

    「死亡フラグが立つ前に」
    狩猟者、という、異次元の存在。
    このファンタジー性が、まさに七尾与史ワールド!
    異次元の存在の割には、瞬間移動や壁抜けはできない狩猟者。それだけに狩猟者から逃げるシーンは手に汗握る緊迫性があり、一気に読み終えた。
    最後、一体カスミはどうなってしまったのだろう…。

    「キルキルカンパニー」
    一人の青年が一人前の殺し屋になるまでの話

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    2014年06月02日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    前作のファンに向けた著者からのプレゼント的内容の4編の短編集。

    新旧の登場人物達はどれも魅力的で、
    後日談を含めてどの作品も楽しめること請け合い。
    あまり考えずに読んで、心から楽しめる1冊。

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    2014年02月13日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    やっぱり死亡フラグシリーズは良い。
    読み始めたら止まらないし、前の二冊読み返したくなった。本宮さんマジ救世主

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    2014年02月04日
  • 山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎

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    山手線内に事務所?を構える、伝説の『山手線探偵』。実は家賃が払えなくて事務所を持てないだけだが、観察眼はピカイチ!助手兼広報部長の小学生のシホと自称作家のミキミキと一緒に遭遇した痴漢騒動が、思わぬ方向へ……。


    私、こういうの好きです。
    正直期待してなく、読むのも散々ためらって今、ですが。
    よかった。読んで。
    巡り巡って伏線を回収しまくる、好みのタイプでした。

    シホ目線で話が進むので、まぁ、わかりやすい。小学生ですから。
    回転が速いタイプでツッコミ役なので、テンポも良く、賑やかで楽しかった。

    最近はミステリ風な話ばっかりだったので、とても良かった。
    2も楽しみです。

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    2014年01月26日
  • ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

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    20140123 テンポが良いのでどんどん先に進む。次から次と引っ張られる。シリーズを続けて読みたくなる。

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    2014年01月23日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    長編ではなく作品集。陣内と本宮の高校時代の話や、ドS編集長の話などが盛り込まれています。筆が自由自在に躍っているというのでしょうか、アクションシーンも盛り沢山で、七尾ワールドにすっかり引きこまれ、ワクワクドキドキしながら読みました。殺戮ガールにまつわる話が載っていて、本編を読まなければ!と思いました。

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    2014年04月24日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    「死亡フラグが立つ前に」
    陣内と本宮のコンビ誕生秘話を含めた4作品を収録。


    ★死亡フラグが立ちましたのずっと前
    アベレージ選手権があれば間違いなく優勝出来る平均点男、しかし顔は平均点より上のイケメン、陣内が短躯で顔も態度もでかい見た目おっさんだが、救世主に相応しい精神力と能力を備えた本宮と初タッグを組んだ物語。


    対峙するは、あのノストラダムスの大予言。マシンガンやらミサイルやらキャメロンディアスやら何もかもぶっ飛んだものが彼等を襲います。まさに、死亡フラグ。相変わらず本宮が面白い。


    ★死亡フラグが立つ前に
    いつもは本宮に振り回され、美人理不尽変人編集長になじられる陣内はここにはいな

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    2013年12月23日
  • ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件

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    さすがマヤww
    今回痛い描写多いな~…浜田君とかゆー不死身のキモい新キャラも登場。
    笑い+ミステリーとゆう感じであたしは結構好きだな。
    今回は前作よりもハラハラドキドキ感があって○(´∀`)b
    自作も出てるみたいだけど文庫化されるのいつかな~☆
    楽しみ~(´∀`)

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    2013年11月11日
  • ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

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    清々しいほどの猟奇的ドS。
    帯を見て読んで納得^_^

    ブラックユーモアな本として、
    面白くて、さらりと読むのにゎ最適な一冊(^_^)★

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    2013年11月04日
  • 山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎

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    固定の事務所を持たない霧村雨は、山手線を事務所とする伝説の探偵。
    自称作家の三木、助手のシホと3名で事件解決に挑む連作短編集。

    かなり気軽なトーンで謎解きも簡単な内容から始まるものの、
    徐々にその深刻度は増していき、物語に引き込まれた。
    気軽に読める良作ミステリー。

    謎が残ったままで、更に依頼で終わる辺りに、続編への期待も高まる。

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    2013年10月27日