七尾与史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死亡フラグシリーズの第3弾。
今回はいわゆる短編集です。
いつものコンビが出てくるのは最初のお話だけで、後のお話は”二人の周りにいた人物”にスポットが当たったお話。
個人的には『死神』と呼ばれる殺し屋も所属していたという暗殺会社キルキルカンパニーにスポットを当てた話が一番好きでしたね。
オチのつけ方がかなり七尾先生らしくて、数秒間を開けて噴き出してしまいました(笑)
いつものコンビが出てくる最初のお話では、『死亡フラグ』というタイトル通り、たくさんのフラグが立ちすぎていて、真剣な場面になればなるほど笑いが止まらないという謎の現象がおこりました。
フラグの立て方が適格すぎます先生!(笑)
た -
Posted by ブクログ
「死亡フラグが立ちましたのずっと前」
死亡フラグコンビの出会い編。
死亡フラグシリーズでずっと言われていた、本宮さんが世界を救った、その事件についての話。
作品は、これから世界を救いに行く、というところで、本宮さんの死亡フラグな台詞で終了。
「死亡フラグが立つ前に」
狩猟者、という、異次元の存在。
このファンタジー性が、まさに七尾与史ワールド!
異次元の存在の割には、瞬間移動や壁抜けはできない狩猟者。それだけに狩猟者から逃げるシーンは手に汗握る緊迫性があり、一気に読み終えた。
最後、一体カスミはどうなってしまったのだろう…。
「キルキルカンパニー」
一人の青年が一人前の殺し屋になるまでの話 -
Posted by ブクログ
山手線内に事務所?を構える、伝説の『山手線探偵』。実は家賃が払えなくて事務所を持てないだけだが、観察眼はピカイチ!助手兼広報部長の小学生のシホと自称作家のミキミキと一緒に遭遇した痴漢騒動が、思わぬ方向へ……。
私、こういうの好きです。
正直期待してなく、読むのも散々ためらって今、ですが。
よかった。読んで。
巡り巡って伏線を回収しまくる、好みのタイプでした。
シホ目線で話が進むので、まぁ、わかりやすい。小学生ですから。
回転が速いタイプでツッコミ役なので、テンポも良く、賑やかで楽しかった。
最近はミステリ風な話ばっかりだったので、とても良かった。
2も楽しみです。 -
Posted by ブクログ
「死亡フラグが立つ前に」
陣内と本宮のコンビ誕生秘話を含めた4作品を収録。
★死亡フラグが立ちましたのずっと前
アベレージ選手権があれば間違いなく優勝出来る平均点男、しかし顔は平均点より上のイケメン、陣内が短躯で顔も態度もでかい見た目おっさんだが、救世主に相応しい精神力と能力を備えた本宮と初タッグを組んだ物語。
対峙するは、あのノストラダムスの大予言。マシンガンやらミサイルやらキャメロンディアスやら何もかもぶっ飛んだものが彼等を襲います。まさに、死亡フラグ。相変わらず本宮が面白い。
★死亡フラグが立つ前に
いつもは本宮に振り回され、美人理不尽変人編集長になじられる陣内はここにはいな