七尾与史のレビュー一覧

  • トイプー警察犬 メグレ

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    現場に残された殺意の匂いを嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬のメグレが可愛い。カリスマシェフの話も、ヘビメタミュージシャンと動物虐待の話も、淡々としつつも引き込まれた。二十六歳のクールで気障な訓練士の俊介と二十八歳の一生懸命な刑事の綾香のコンビも良い。圏内ちゃんの存在がちらっと登場して嬉しくなった。

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    2018年10月09日
  • 歯科女探偵

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    歯科が舞台なのでもっと日常の謎系かと思ったら、案外とんでもない方向でした。歯科から法歯学にもっていくのはいいアイデアですね。ここまで舞台となり歯科医院を作り上げたので、シリーズ化してほしいな。

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    2018年09月21日
  • すずらん通り ベルサイユ書房 リターンズ!

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    ネタバレ

    神田神保町話題の尽きないベルサイユ書房。イケメン写真家サイン会が脅迫のため中止に。激怒した店長から犯人確保を言明された店員が調査のため街に散る。調査の過程で様々な謎に遭遇。脅迫犯人は突き止め逮捕したけど、それよりもっと凶悪な犯罪者は前回同様逃亡、あのおばあちゃんの数の謎、放火犯もそのまま。まあ、あの凶悪犯はなんとなくなんかあるだろうな、とは思ってたけど。あれ?続編へとひっぱっているのか?

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    2018年08月11日
  • 死神医師

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    倒叙ミステリで犯人視点なんだけど、その主人公もまた何かに犯人を追ってる。そんな一捻りあるお話。ラストは賛否有りそう。

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    2018年07月05日
  • すずらん通り ベルサイユ書房 リターンズ!

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    神保町はすずらん通りにある新刊書店が舞台のミステリ、第二弾。
    いわゆる“書店もの”とはちょっと方向が違っている。
    本好きな人たちが本への愛や薀蓄をこれでもかと語る傾向にあるのが書店ものの特徴だと思っているけれど、この本屋さんの場合、結局最後には、
    「今日のベルサイユ(書房)はたいへんな人ですこと!」
    ということになってしまうのだ。

    今回は5枚の写真を追ううち、消去法と芋づる式に(芋はつながっていないのだが)いくつもの真相を探り当てることになり、最後は怒涛の展開となる。
    読者は必死で手繰り寄せる芋づるに様々な形の実がなっていることに驚きながら、最後に「ギャッ!」と言って手を離すことになる。

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    2018年06月13日
  • すずらん通り ベルサイユ書房 リターンズ!

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    1冊目のノブエのインパクトが強かったせいか、ちょっと地味な感じは否めない。作中でもたくさん推理したというセリフがありますが、細かいエピソードが多くて、全体としてはややぼやけちゃったかな。

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    2018年05月26日
  • 死なせない屋

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    冒頭かなり凄惨なシーンから始まるので、またスプラッターな話かと思ったらそうではなかった。正体不明の殺し屋三茶キラーの正体に迫っていく下りは結構楽しめた。

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    2018年04月11日
  • バリ3探偵 圏内ちゃん―忌女板小町殺人事件―(新潮文庫nex)

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    自己中心的な理由を吐く男に対して、掲示板は大炎上。
    調べていくと、その男は死んでしまっていて…。

    さらに別の事件で死んだ女が、男が…と
    どういう繋がりなのか、と悩みたくなる内容。
    要所要所に、小学生の話も入っていて、一体なんなのか。
    と思っていたら、ようやく全貌が…みたいな状態に。
    これは、ものすごくミスリードをしれくれる内容でした。
    騙された、というよりは、そっちに転ぶのか! と。

    お色気たっぷりの、不倫万歳の肉食刑事も出てきますが
    一生その恋愛観がばれないようにしてもらいたいです…。
    善意のバトンリレーって、よい考えではありますが
    その人にとって何が善意なのか、が考えさせられます。

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    2018年03月05日
  • 歯科女探偵

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    世にも奇妙な歯科医療ミステリー。      
    本格的で面白い。     
    歯医者には行かなければならないとは思っているのだが、当たり外れがあるので、なかなか一歩を踏み出せないでいる。

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    2017年10月19日
  • ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

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    美人ドS刑事とイケメン刑事コンビが連続放火殺人事件を追っていくお話。
    登場人物が次々登場するのにスイスイ読める。
    細かい伏線も多いので見逃さずちゃんと読むことをおススメ。
    風が吹けば桶屋が儲かる説ってタイトルの軽さと内容の重さがだいぶ離れているのでそこもさすがです。

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    2017年10月17日
  • 僕はもう憑かれたよ

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    ラノベのミステリー。
    先が気になって一気読みしたけど、まぁまぁでした。
    でも一気読みしたいと思うほど惹き付けたという意味で★4つ。
    でも私、ミステリーあんまり好きじゃない……。

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    2017年10月07日
  • すずらん通り ベルサイユ書房

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    ネタバレ

    おもしろかったー。
    これも、ラノベ?

    主人公や「ベルサイユ書房」の人たちはそれぞれ「濃いキャラクタ設定」なはずなのに、キャラクタ性が説明調でしか描かれないので、人物描写が浅くて残念。

    キャラクタをつくりこむ、っていうのは、読み手が勝手にいくらでもそのキャラクタをつかって二次創作できちゃうようなことなんだとおもう。
    ちゃんとつくりこまれたキャラクタは、だれでもそのキャラクタを扱えて自在にアレンジできるんだよね。

    そういう意味では主人公とその周辺の重要キャラは「よわい」んだけど。
    その他の、もろもろの事件にからむ登場人物たちの設定にはいろいろと深みがあって、それでこの小説をものすごいおもしろ

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    2017年09月25日
  • 死亡フラグが立つ前に

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    死亡フラグシリーズ外伝短編集

    殺戮ガールがらみもあって何倍も楽しめます
    あいかわらず「ないない!」な展開だけど
    テンポよくてすいすい読めちゃう。

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    2017年08月10日
  • ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件

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    前三作は殺され方が悲惨過ぎて犯人が誰かという事より早く事件を解決して連続殺人を止めてーという感情が先に立っていたのだけれど、今回は過去の事件を含めて犯人が誰かという方が気になって読みながら色々考えてしまった。
    死体に興奮するよりも犯人に憤るマヤに初めて共感。
    何とも後味の悪い結末だったし完全には解決していないので、これは後々また何か出て来るのかなー。

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    2017年05月10日
  • 僕はもう憑かれたよ

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    なぜだかわからないが、やたらと疲れて行く可哀想な男の話。
    十分に睡眠も取っているはずなのに。。。
    夢遊病?、それとも…。

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    2017年04月11日
  • ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

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    マヤはフィクションのキャラとしては面白いんだけど、刑事なのにこの行動は許されるの…?という疑問が終始まとわりついて離れず。
    なので最後にツンデレっぷりを見せられても可愛さが半減してしまったのが少し残念。
    そして相対的に代官山君は語り手で出ずっぱりなのに個性なさ過ぎてイケメンという事さえ忘れ切っていて、最後でそう言えばそうだったとやっと思い出したり。

    それでもサブタイトルである風が吹けば桶屋が儲かる、バタフライエフェクトな事件の仕組みとその描き方は素直に面白かった。
    人が死に過ぎてはいるけれど、全ての真相が繋がった時は読み手として爽快な気分になりました。

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    2017年04月06日
  • ティファニーで昼食を ランチ刑事の事件簿

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    警察署内になる食堂でのシェフ・古着屋が作る料理が事件解決に向かわせる話です。
    ちゃんとミステリーしてたし面白かったです。

    まどかが新人刑事だから高橋は冷静なキャラなのかと思っていました。
    でもボケにも乗っかっちゃうから夫婦漫才に笑っちゃいます(笑)

    でも〇肉もどきハンバーグは食べたくないなぁ。

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    2017年03月27日
  • 僕はもう憑かれたよ

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    まさに憑かれて疲れてる。その意味でタイトルに偽りなしです。
    ミステリーとしてもなかなか読み応えはあります。色々な観点があるので、犯人捜しも面白い。しかし、この作品の登場人物たちは、階段からの突き落としを考えすぎです。
    他の作品とのリンクはあまりありませんが、ミルクほうじ茶スカッシュはちゃんと登場します。

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    2017年03月16日
  • 僕はもう憑かれたよ

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    思わず笑ってしまうダジャレタイトル、カバーイラストは大好きなカスヤナガトさん。これでは読まずにはいられない。タイトルからは想像できない色んな要素が詰まった緻密で面白いミステリでした。おススメ!!
    あらすじ(背表紙より)
    ある夜、八木沼真知の部屋を見知らぬ男が訪ねてきた。初対面にもかかわらず、彼はなぜか真知の昔からのあだ名や好物を知っていた。一方、周囲で不可解なことが起きているのに気付く美門玲二。どうやら眠っている間に、別人格が勝手に行動しているようなのだ。本来交わるはずのない二人の運命を結び付けるのは、半年前のとある転落事故―。真知は恋人を失ったその事故について調べ始める。

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    2017年03月12日
  • バリ3探偵 圏内ちゃん(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    圏内ちゃんの観察眼おそるべし。情報収集能力もすごい。ポップなイラストに対し、事件は気持ち悪くてゾッとするものでした。井の頭公園の犯人が誰なのかはっきりさせた方が良かった。

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    2017年02月04日