七尾与史のレビュー一覧

  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    アンソロジーのタイトル通り「七つの大罪」なので、後味悪い物もありますが、その中でもホッコリだったのが岡崎さんの「手の中の果実」

    子供ながらに機転の効く子ですね。それを見破ったのもまた親ではなく子供。
    登校拒否の理由が判って一安心でした。

    川瀬さんの「移住クライシス」
    発達障害の子の為田舎に越してきて、息子は少しずつ笑顔が増えてきた。だがそんな矢先、息子の音也は川で溺死してしまった…

    音也が亡くなってからなぜかストーカーのごとく、吾妻家に嫌がらせをしていたお婆さんを疑い始める吾妻。真実はとても残酷でした。ゾッとしたラストが『憤怒』ですね…

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    2025年10月02日
  • 七つの大罪

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    人を破滅させるとされる7つの大罪について、名前に「7」を持つ作家さんが書いたアンソロジー。どれも直ぐ読める。「暴食」はゾワッとさせられ、「強欲」は今の世相を現していて面白かった。初めての作家さんもいたが、これを機に読んでみようかなと思えた。

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    2025年09月22日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪を、「七にまつわる」(ちょっとこじつけも…)作家さんたちが、一つずつテーマとして扱ったアンソロジー。

    馴染みのない作家さんもいるけれど、どれも面白かった。けど、ホラー寄りで怖いのも多かったなぁ。罪の話だから仕方ないか。

    岡崎琢磨さんの「怠惰」は、ほっこりいい話で、よかった。
    川瀬七緒さん「憤怒」と若竹七海さん「暴食」の話が、怖かったな。
    中山七里さんは、安定の、という感じ。渡瀬・古手川コンビが登場して、ちょっと嬉しい。

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    2025年09月13日
  • 僕は沈没ホテルで殺される

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    ネタバレ

    犯人は途中まで確信を持って読み進めたけれど、まんまと外れた。東南アジアでのバックパッカーの生活を垣間見るに、とても自分には住めないと思うし、行くことすら難しいなと思う。

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    2025年09月10日
  • 七つの大罪

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    著者名が七縛りで、かつ七つの大罪のどれかをテーマにした小説っていう意味のわからないオムニバス本を出すのはさすが宝島社という感じではあるが、思いのほか粒揃いでまあまあ楽しめる。流石川瀬七緒はこのくらいの文量でも十分一冊読んだような充足感ある。初見のカモシダせぶんも、芸人らしいクセのある内容と文章で他6作とは全く肌合いが違うが、まあこれはこれでアリで面白い。

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    2025年08月22日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    キリスト教の七つの大罪をモチーフに、七に縁のある作家さんのアンソロジー。どれも謎解きミステリーで面白かった。最後の話はかなり衝撃的。

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    2025年08月18日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医者の作家によるミステリアンソロジーなんて豪華! 医療ミステリばかりでないところも良き。お気に入りは、歯学部出身なの知らなかった七尾与史の「患者は二度死ぬ」と、お嬢様バイト医の活躍が今後も期待できそうな中山祐次郎「クリスマスイブの死亡診断」。

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    2025年08月17日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    好きな作者が含まれいたので。

    7つの大罪の中で、最後に配されていたし、
    好きな作者だったのでかなり期待度が高かったが、
    いや、高すぎたのか、
    ミステリーというかホラーに傾きすぎていて、
    せっかくの葉村晶の登場も楽しめなかった。
    肉の正体に早々に気がついてしまったのも、敗因かも。

    ホラーだと思っているのは個人的理由なのかもしれない。
    祖師ヶ谷大蔵とか笹塚とか聖蹟桜ヶ丘とか府中とか、
    知っている地名が出てきて、
    野猿街道の先に闇の仕事を家業とする一族が住む「千倉地区」がある、
    というのが怖いのかもしれない。

    とはいえ、七つの大罪をめぐるアンソロジーで、
    親子関係のほのぼのミステリーや、
    突撃

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    2025年08月16日
  • 七つの大罪

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    ・短編集で読みやすい。
    ・それぞれ物語が他にないような内容で、
     飽きない。
    ・短編なのに、結末に行くまでが単調で
     長く感じる物もあった。

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    2025年08月14日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪のテーマに沿って、7人の作者が描く短編集。
    岡崎琢磨以外はみんな名前に7が関係している。岡崎琢磨も七って何か関係あるの?わかる人だれか教えて!
    中山七里は埼玉の渡瀬&古手川ペアが
    若竹七海は葉村晶が。
    人気シリーズ持ってらっしゃる作者は、人気キャラがしっかり出張!
    若竹七海の暴食は初めから展開がよめてたけど、怖かった…
    岡崎琢磨の話だけが唯一優しかった!後は、真相かわわかると怖い話だらけ!

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    2025年08月10日
  • 七つの大罪

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    一応「七」に縁のあるミステリー作家による「七つの大罪」の短編集だが、作家さん選びに苦労したのかこじ付けのような人もいる。岡崎琢磨の7月7日生まれはまあいいとして、三上幸四郎の「3+4=7」はちょっと...(笑)
    それぞれの特徴が出ていて非常に面白かった。
    中山七里【傲慢】は安定の面白さで流石という感じ。岡崎琢磨【怠惰】は少しほっこりする。川瀬七緒【憤怒】はちょっと背筋が凍るミステリー。七尾与史【嫉妬】は読んでいて偏執的な嫉妬に気持ちが暗くなるが作中に七尾与史が自虐ネタで出てくる。三上幸四郎【強欲】は今時のSNS時代のネタで脚本家っぽいと感じた。カモシダせぶん【色欲】はかなり毛色が変わったマニア

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    2025年08月01日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医療系の短編集としては、どの作品もサクッと読めて楽しめました。久坂部氏は読み慣れているのか安定感あり。七尾氏の歯科の話は珍しく新しい発見でした!

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    2025年07月24日
  • ドS刑事 事実は小説よりも奇なり殺人事件

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    ひっさしぶりに読んだ!!

    ドS刑事シリーズしばらく最新作を読めてなくて、やっと読めた!

    だいかんさまやマヤさん、浜田のキャラがやっぱり面白かったのと、新キャラの天神様がかぶれ刑事っていう所がピンポイントで刺さった。

    前巻からのまさかの左遷、、どんな内容だったっけなど少し思い出しながら読んでいた。
    そしたら代官様も不幸にあい、まさかのほぼ登場せず。
    天神様とマヤのコンビも、よかったけどやっぱり代官様だなぁって読み終わってから改めて感じた。

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    2025年07月02日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医師作家さんに、とても興味があった。医師だからこその細かい設定や内容に感心する。はじめて読む作家さんもはいっていて今後違う作品も読んでみたいとと思った。中山祐次郎さんのクリスマスイブの死亡診断は、途中違う展開を予想していたが、いい方でのうらぎりがうれしかった。

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    2025年06月15日
  • 県境トンネルにまつわる怪異

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     駄菓子屋『ファウスト』。かつてはドイツ文学を研究していたらしい九十歳近い店主は、「ゲーテ」と呼ばれている。置かれているゲームを目的に中学生たちがよく立ち寄る店でもある。そんな店に集まっていた哲太たちは不良の大悟とトラブルになっている転校生の女の子、珠代と出会い、一緒に帰る道すがら、メンバーのひとりが県境に位置する峠にあるトンネルの話をはじめる。そこは心霊スポットとして地元では有名な場所で、彼らはそのトンネルに行くことになる。そして突然、メンバーのひとりが姿を消した。

     ということで、本作はロス五輪を目前に控えた1984年の夏が舞台。ノスタルジックな雰囲気が魅力的な作品です。恐怖の真相を追っ

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    2025年06月12日
  • ドS刑事 二度あることは三度ある殺人事件

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    多少このシリーズに飽きがきていたので今回の作品は面白かったです。只主人公達の状況が変わらないのは面白く無い部分で有るので次作次第ではこのシリーズから離れていく可能性がある。好きなシリーズなので変化を求めます。

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    2025年06月12日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    いやー苦しかった
    どれもありそうで、自分がならないとは言い切れないようなものもあって。
    特に最後の介護保険のやつとかは、知識があればどうしようもできるよね

    どれも綺麗にまとまってて、読みやすかった
    短編だけど、ぞわっとするような展開もあって面白かった

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    2025年06月05日
  • 特選 THE どんでん返し

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    どれもすっごくおもしろいわけではないけれど、気分転換に読むにはほどよくおもしろい。

    『それは単なる偶然』の作中でも指摘しているけど、“どんでん返し”って煽るから「え?どんでん返しってこれ??」みたいになっちゃうんだよね。
    作家さんも大変だ。

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    2025年06月03日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    短編集で読みやすかった!
    短い中にきれいに内容がつまってるかんじで
    その先も読みたいと思う物語ばかりでした。

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    2025年05月23日
  • 失踪トロピカル

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    ネタバレ

    文字だけでこれほど嫌悪感を抱けるものなのか⁉︎
    昔ビデオでギニーピッグを観た時のような不快感だった。
    内容としては映画ホステルのような猟奇殺人グループに拐われた女性を助けようとするが、次々にやられてしまうという…

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    2025年02月26日