三砂ちづるのレビュー一覧

  • 不機嫌な夫婦 なぜ女たちは「本能」を忘れたのか

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    身体の声を聞く、という話は面白くて好きだ。
    男性・女性両方に読んでほしい本。
    パートナーがいることで満たされて収まっていく問題。
    赤ん坊が出すサインをちゃんと汲んで気付くこと。
    自分の身体の持つ力を引き出すこと。
    一昔前であれば自前に出来ていたであろう能力が無くなっていること。

    「昔の状況が今より良いとは言わないが」、
    「人によって環境や能力は様々で一概に言えることではないが」、
    「自責の念も込めて書くが」、
    と、本の中で何度も繰り返して言わねばならないほど、
    頭でっかちな理論武装勢力に対抗していくのは難しい。
    (偏った過去の認識からくる攻撃性と、
    身体的なものに基づく体験値を貶めて
    社会学

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    2015年10月15日
  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~

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    園ママからの紹介で読んだ本。「中性的であることがよしとされる現代だけど、女性性を大切にしないとオニババになりますよ」というメッセージ。
    昔は生理用ナプキンなんてなかったけど丸めた綿を詰めてかつ「月経血をコントロールできた(トイレで用を足すように)」というのを読んで、ハァ?!と驚き周囲のママさんに話したら、布ナプキン使用の数名から「できるよ」と言われて更にビックリ。
    布ナプキン導入とまではいかずとも、きちんと自分の身体を大事にして付き合っていきたいと感じた本だった。

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    2015年06月22日
  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~

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    オニババになってるわらし。。。。
    「女」として終わってしまったのかもっておもって
    日々の焦燥感がすごい近頃

    だけど、女性ってそれだけではないはず。
    女性らしさは大事だけど、人としてのありかたも大切にしたい
    自分の思考に近い本だけど、近すぎてちょっと危険
    男女平等とか、人間の魅力アップ的な本も読もう~

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    2015年05月25日
  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~

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    タイトルからどんな内容なのかが読み取れなかった。
    知り合いから勧められた1冊。
    ”布ナプキン”に興味を持ちはじめたから、女性の体についても深く知れるいい機会だった。
    月経や妊娠のこと、知らないこともたくさんだったけど、身に起こることだから自分のことだと思って読むと、目からウロコ。
    自分の体のこともっと自分で知ろうと思った。
    オニババにはなりたくない!

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    2015年01月24日
  • 不機嫌な夫婦 なぜ女たちは「本能」を忘れたのか

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    これ、ちぺがなぜか大好きσ^_^;なにかっていうとすぐてにしている。そんなに私たち不機嫌か…反省σ^_^;(笑)
    内容は、今までの、「オニババ」とか「オムツなし」とかぶってるところもある。

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    2014年11月15日
  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~

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    大学の先生のおすすめで読んでみた。自分のからだの機能を十分に使うという考え方はいいなと思った。毎月の月経を愛おしんで、軸のある腰の座った女性を目指したい。
    性の話なのにぜんぜん抵抗を感じずに読めた。

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    2014年05月02日
  • 月の小屋

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    「母の夢、オセチアの夢」「石鹸」「逡巡、あるいは骨の記憶について」「詰めもの」「そうじする人」「小屋」
    特に「そうじする人」がよかった。

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    2014年02月17日
  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~

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    面白い!

    女性のあり方、生き方を考えさせられます。(ただし独身の頃に読んでたら凹むかも…)

    男性と一緒じゃなくていい、女性だからこその幸せを感じながら生きていきたいと思いました。

    タイトルも中身もなかなかですが、新たな視点でした。

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    2013年06月21日
  • 不機嫌な夫婦 なぜ女たちは「本能」を忘れたのか

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    良書。色々考えさせられた。
    夫婦はいっしょに寝るだけで関係が良くなる。
    子供には、言うか言わないか迷う時は言わないほうが良い。
    風呂に入らなくても、冷水摩擦ですっきり。
    駆り立てられずに生きる。

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    2013年05月05日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    体はなんでも知っている、直感に従おう、頭でばかり考えないで直感を磨こう、というような本。

    いいから黙って結婚しなさい、そして黙って子供を産みなさい、子育ての間は細々と仕事して、早く子育てを終えたらまたバリバリ働けばいい、というようなお話を、民話やらなんかで裏づけしながら話す対談集でした。
    結婚は誰としたって結局同じだ、とか、批判を浴びそうなこともたくさん書いてあったけど、面白かった。私も割りとそう思う(夫よ、ごめん)。

    内田先生は男性なのに、父子家庭で子育ての時期は仕事は細々とつないでいたそうな。こんな男性は珍しいよね。子育てガッツリしてたからこその感性というのもあるのだろうなーと思った。

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    2012年04月13日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    ネタバレ

    なにかを学び始めてすぐは、「見えなかった」ものがすこしでも「見えた」、ということに興奮して、
    じつはまだ「見えてないものもある」ってことには文字通り目を向けなくなりがちです。
    ですから、別の視点を切り開くために、
    内田樹の意見は定期的にチェックするようにしています。

    この本でも、脳科学の発達とともに、否定されたわけじゃないけどなんとなく目を向けられなくなってしまった「脳以外の身体の感覚」に着目しています。
    そのうち話はしぜんと人間の歴史や文化にとび、
    ふるくなったものにもかわらず真理がある、ということを感じさせられます。

    論理的にはっきりわかるものとおなじくらい、あいまいなものも大切にすべ

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    2011年11月16日
  • 不完全燃焼、ベギーバギー、そして暴力の萌芽について

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    ネタバレ

    この方、フィクションも書けるんだなー。

    全て短編で、よく練られたお話でした。
    いわゆる「研究者」の方が、自分の専門分野をテーマにしたストーリーをかくというのが面白い!
    母娘の関係や、時間に縛られる話、
    どれもリアリティがありました。

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    2011年11月08日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    理解するのに難しいところもあったけど、いろいろなことを察知する身体能力の大切さをあらためて認識できた。1番いいな、と思ったところは定点で見守る人、の話で「自分に与えられた場所からあまり動かないで、そこできちんと仕事をするという「分をわきまえる」というあり方って、すごく大事だと思う」「「私は」役割があるからやらせてもらってるだけです」というところ。

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    2011年05月29日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    体育会系なオジサンと、女性の生活や出産などに詳しいオバサンが対談しているんだけど、ウンウンと頷ける所もあれば、ウ〜ンと思う所もあるけど、全体的に勉強になるところが多い著書。黙って結婚しろ!と言う三沙氏。早く結婚して子供を生んで、40くらいでキャリア積めばいいらしい。そして、結婚に向いた男は早く片付いてしまうので、早めに結婚した方が良い男に恵まれるとも。まぁワタシはサッサと結婚したが、子供には最近まで恵まれず、やっと40代で妊娠出産育児に突入した。いろいろ考えて今で良かったと思う。仕事に結婚にとうじうじ悩むくらいなら、とっとと結婚して子供を産んだ方が良いかもしれないね。やはり、40代の育児はかな

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    2011年06月24日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    個人的にとても納得できることが書いてあった。

    特に、《コミュニケーション能力が高いというのは、理路整然とした明確なメッセージを送受信することじゃなくて、「理解できない言葉」に対して耳を塞ぐとかノイズとして切り捨てるということはしないで受け止める、他者が発する「ノイズ」を「声」に変換して聴き取る強引な力業》だということに、涙が出るほど納得した。

    閉じない家の在り方とか、昔ながらのお産についてとか、異質なものに直面したときの対応とか、親になるまえに考えておくべきことだろうと思う。
    東京に住んでるけど、わたしは沖縄の人みたいな出産観を持ってる。
    多分それは歓ぶべきことなんだろうな。

    将来職業と

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    2010年12月02日
  • 月の小屋

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    短編集で、全部「からだ」とかかわっているような話。舞台も日本にとどまらない感じで、大きい枠で人間とか身体について考えさせられる。整理整頓ができないので、そうじする人の出てくる短編がおもしろかった。

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    2011年09月03日
  • 竹富島に移住して見つけた人生で大切なこと

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    竹富島は、魅力的な島だった。しかし、移住迄は、考えなかった。宮古島に行った時、毎年来ているという人が居た。魅力的な海と美味しい食べ物、ゆったりした時間。さてさて自分のこれからの時間。移住は、あり得ないが、毎年長期滞在は、考えるかも。

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    2025年12月06日
  • 六〇代は、きものに誘われて

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    「六十代は、」とタイトルにあるが、着物の話に関しては六十代といわず五十代でも十分参考になった。
    着物の話も面白くためになるのだが、着物の思い出話とともに語られる三砂さんのキャリアの話も面白い。女子大で着物で教壇に立つと聞くとなんとなく古典を教えてるのかな、と思ってしまったが、なんと疫学者だった。カッコいい!

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    2025年10月27日
  • 頭上運搬を追って~失われゆく身体技法~

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    薄い本なのだが、内容が絞れてない。
    経血は意識することでかなりの程度コントロールできると言う話から、身体操作は「意識」の問題で、頭上運搬もやるものだと思ってやったらできたのだと言いながら、軽いものと重いものを同列では語れないと言ったり、3世代経つと復元は難しいと言うなら意識して出来るってのはなんだろうと思わせながら、まあ、前半南の諸島地域の風俗持って来て、後半には今日周辺のソレを語る。
    具体的な頭上運搬の身体的な技術には全く触れていないと言ってよく、そりゃ、頭上にものがあるんだから重心を通ってるのは当然だと思うし、筋肉でなく骨で支えるから思ったより重量物は扱えるのだろうが、首とか腰とかへの負担

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    2025年07月10日
  • 撤退論

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    衰退する日本をいかに撤退させるかについて、多様な論者たちが論じる一冊。
    サンクコスト、責任追及、同調圧力・・・撤退判断を妨げる要因はいくらでもあるが、どこで撤退の決断に踏み切るのか。
    最後の論者である平川氏の「撤退とは、行くか戻るかの二者択一ではなく、パラダイムシフトなのだ」というメッセージが一番ささった。

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    2025年02月10日