三砂ちづるのレビュー一覧

  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~
    面白い!

    女性のあり方、生き方を考えさせられます。(ただし独身の頃に読んでたら凹むかも…)

    男性と一緒じゃなくていい、女性だからこその幸せを感じながら生きていきたいと思いました。

    タイトルも中身もなかなかですが、新たな視点でした。
  • 不機嫌な夫婦 なぜ女たちは「本能」を忘れたのか
    良書。色々考えさせられた。
    夫婦はいっしょに寝るだけで関係が良くなる。
    子供には、言うか言わないか迷う時は言わないほうが良い。
    風呂に入らなくても、冷水摩擦ですっきり。
    駆り立てられずに生きる。
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる
    体はなんでも知っている、直感に従おう、頭でばかり考えないで直感を磨こう、というような本。

    いいから黙って結婚しなさい、そして黙って子供を産みなさい、子育ての間は細々と仕事して、早く子育てを終えたらまたバリバリ働けばいい、というようなお話を、民話やらなんかで裏づけしながら話す対談集でした。
    結婚は誰...続きを読む
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる
    なにかを学び始めてすぐは、「見えなかった」ものがすこしでも「見えた」、ということに興奮して、
    じつはまだ「見えてないものもある」ってことには文字通り目を向けなくなりがちです。
    ですから、別の視点を切り開くために、
    内田樹の意見は定期的にチェックするようにしています。

    この本でも、脳科学の発達ととも...続きを読む
  • 不完全燃焼、ベビーバギー、そして暴力の萌芽について
    この方、フィクションも書けるんだなー。

    全て短編で、よく練られたお話でした。
    いわゆる「研究者」の方が、自分の専門分野をテーマにしたストーリーをかくというのが面白い!
    母娘の関係や、時間に縛られる話、
    どれもリアリティがありました。
  • 不完全燃焼、ベギーバギー、そして暴力の萌芽について
    この方、フィクションも書けるんだなー。

    全て短編で、よく練られたお話でした。
    いわゆる「研究者」の方が、自分の専門分野をテーマにしたストーリーをかくというのが面白い!
    母娘の関係や、時間に縛られる話、
    どれもリアリティがありました。
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる
    理解するのに難しいところもあったけど、いろいろなことを察知する身体能力の大切さをあらためて認識できた。1番いいな、と思ったところは定点で見守る人、の話で「自分に与えられた場所からあまり動かないで、そこできちんと仕事をするという「分をわきまえる」というあり方って、すごく大事だと思う」「「私は」役割があ...続きを読む
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる
    体育会系なオジサンと、女性の生活や出産などに詳しいオバサンが対談しているんだけど、ウンウンと頷ける所もあれば、ウ〜ンと思う所もあるけど、全体的に勉強になるところが多い著書。黙って結婚しろ!と言う三沙氏。早く結婚して子供を生んで、40くらいでキャリア積めばいいらしい。そして、結婚に向いた男は早く片付い...続きを読む
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる
    個人的にとても納得できることが書いてあった。

    特に、《コミュニケーション能力が高いというのは、理路整然とした明確なメッセージを送受信することじゃなくて、「理解できない言葉」に対して耳を塞ぐとかノイズとして切り捨てるということはしないで受け止める、他者が発する「ノイズ」を「声」に変換して聴き取る強引...続きを読む
  • 月の小屋
    短編集で、全部「からだ」とかかわっているような話。舞台も日本にとどまらない感じで、大きい枠で人間とか身体について考えさせられる。整理整頓ができないので、そうじする人の出てくる短編がおもしろかった。
  • 月の小屋
    短編集で、全部「からだ」とかかわっているような話。舞台も日本にとどまらない感じで、大きい枠で人間とか身体について考えさせられる。整理整頓ができないので、そうじする人の出てくる短編がおもしろかった。
  • ヒトはどこからきたのか――サバンナと森の類人猿から
    対談形式にして読みやすくしたのかもしれないけど,学者と学者の,研究の進め方の話になっていって~タイトルの答え乃至仮説はP12「類人猿やヒトの共通祖先は乾燥帯,あるいは森と乾燥帯の境界あたりで生息していて,ヒトの祖先はそのまま乾燥帯に残り,類人猿はモリに入り込んだのではないか。私はヒトが乾燥帯にいられ...続きを読む
  • オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~
    この本を書いた時よりさらに時代が進み、作者の望む方向からさらにかけ離れたと思う。

    作者の言わんとすることはもっともで、
    性について代々受け継がれなければいけないことが
    受け継がれずぞんざいにされてきたと思う。

    それをテーマに改めて考える機会になったのはよかった
    ただ、やはり作家さんが一般人である...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。

    内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世界をテーマに執筆しま...続きを読む
  • 撤退論
    少子高齢化社会でも経済成長を続けることは、お米が足りないのにおにぎりをもっと作れって言ってるようなものなのかな。無理よね。
    まず、無理を認めること。
    それから、資本主義社会の外の世界があることを知り、体験し、その世界の間でバランスをとっていくことが鍵だと思った。


    ・大切なことを持続させるために、...続きを読む
  • 撤退論
    撤退論。例によって内田樹から寄稿依頼された面々が思い思いに「撤退論」を論ずる。勢い、流れで私も持論を述べたくなるが、テーマ幅広し。一人一人に割かれるページ数が少なく浅い。興味深いのだが〝好奇心のインデックス“程度の本だ。

    切り口がそれぞれ。女性疫学者の三砂ちづるが、撤退の英訳withdrawalを...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    中高生を想定読者とした、現在30代〜70代の20名からのメッセージ。今回のパンデミックであらわになった日本社会の欠陥について、こんなに不出来な社会を後続世代に遺すことになってしまった責任を感じ、補正しきれなかった悔しさがにじむ。

    世代が変わると考え方や行動も変わる。是非、現状を反面教師として欲しい...続きを読む
  • 撤退論
    内田師範のお話以外あまり面白くありませんでした。面白くないのは、たぶん、書いてる人たちの表現力が頭良すぎて何がいいたいのかケムに巻かれたような気持ちになるからかもしれません。

    わかりやすすぎるのも、あれだし難解すぎるのもちょっと。

    正直に申し訳ございません。

  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    斎藤幸平さんの名前があったので読んでみた。
    一番心に残ったのは平川克美さんの文章だろうか。会社勤めするようになって当たり前のように見聞きしてきた経済合理性。原価を絞り、無駄を排除して、より低価格の製品を提供する。お客様の要望に応え、お客様が期待する以上の価値を生み出すこと。製造業をはじめ、経済はその...続きを読む
  • 撤退論
    面白いのに、読みきるのに時間がかかってしまった。
    総じて皆様が仰っているような、ユルい撤退を早いところ社会全体で開始したいと思うのだけど、
    いったいどうすればよいのか。方向転換せずにいたら、みんなで崖から落ちることになるのに。