三砂ちづるのレビュー一覧
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VUCA感がめちゃ高まっている現在
今、そしてこれからの世界をどのように生きていけばよいのか。
それを自分のために、そして若い人達のために知りたい。
そのような気持ちで本書を読みました。
執筆者は、内田樹先生セレクトというバイアスはあるので、ものすごい多種多様な意見という感じではないですが、それでも幅広い年代と専門分野にわたっています。
そしてみなさん暗くなりがちな話題にも関わらず、暖かで柔らかい前向きな文章を書かれており、こちらも穏やかな気持ちでページをめくり続けることが出来ました。
全体を通してある程度共通だと感じたメッセージは
•現在や過去(大人、制度、システム)を信じすぎないでね
•データは大事だけど私たちは人間だよ
•自分の頭で考えてね
•支え合うって、大事だよ
•いや、そんなシンプルで簡単にまとめられることばっかじゃないからね
ということです。
これに関して私は全面的に共感します。
このメッセージの先によい未来があると信じて、若い人達にそれを伝えたいし、伝え方を考えていきたいです。
と同時に若い人達には、このメッセージと全く関係ないような、私たちが予想もしない全く新しい素敵な未来を創ってくれることも、ちょっと期待しています。 -
Posted by ブクログ
大学は勉強するところではない。大学とは、知識を商品のように学生に売るところではありません。知とはデジタルデータではなく、身体と感情を持った人間一人一人が身につけ、実践し、対話し、試行錯誤する中でしか役立たない。
あらかじめ用意された正解をたくさん覚えることが優秀だというのは、いわば知識ベースの勉強です。しかし、非常事態に対処するには、そんな勉強だけでは限界があります。そこで力を発揮するのが、物事をいろいろな角度から観察し、今までに知った事実と組み合わせて、全体の構造を考えるという知性ベースの学びです。
まだ答えがない問題への対処については、先生と生徒の立場は対等です。 -
Posted by ブクログ
子供を育てるというのは、「世の中思いどおりにならない」ということを骨の髄まで味わうということですからね(内田)
ポルトガル語で「マオ・レゾルビーダ」という言葉があります。英語で無理やり言うと、badly resolvedとでもいうのでしょうか。ある地位を得て、ひとかどの人間のように思われているけれども、実際には、自分の個人的な生活とか人間的成長を大事にしていない人、自分ではそういうことを解決したと思っているけれども、本質的には何も解決してない人のことをさすんです。(三砂)
評価コストって、けっこう深刻なシステム問題なんですよ。精密な評価をするということが自己目的化すると組織の中の人間は活気を失って、消耗していくんです。エビデンスもアセスメントもいいんですけれども、人間は有限なリソースしか持っていないということをwすれちゃいけない。大切なのは精密な査定にどこまでコストを使えば「勘定が合う」のかということなんです。査定のための負荷で本来の仕事に回すべきリソースが食われるというのは本末転倒なんです。(内田)
「妥協」と「許容」って、違うでしょう。自分と違うものが自分の世界に入ってきた時に「そういうものもありか」と思って自分の範囲を広げて応援するのは「許容」であって「妥協」じゃない。(略)異質のものを受け入れることが人間の自然だと言うことがわかっていない。それが人間にとってある種の尽きせぬ快楽であることがわかっていない。(内田) -
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●女性は、自分のからだを使って、セックスしたり出産したりということをしないと、女性としてのエネルギーの行き場がなくなる
●しっかりふれられることなく育つということも、セクシュアリティの面で子どもにさまざまな歪みを産む
ブラジルの18歳の女性が妊娠したときのエピソードが印象的だった。大学生のその女性が妊娠したとき、まず父親に相談し、親戚中で彼女の出産を支援した(出産は賛成で結婚は反対したところもポイント)。誰もなじったり非難したりすることもなく。
「自分だけで問題を解決できない、と言ってきているのだから、大人の僕たちは何とか手を差し伸べて当たり前だ。」
この考え方を日本の大人が持ち合わせるようになり、日本で妊娠に悩む若い女性が多く救われる社会になれば、幸せになる人が増えると思う。 -
Posted by ブクログ
ーー仕事があれば結婚しなくていいよ
現代は、女性であること、子どもを産むことに
夢や希望が持てない時代
ーー女性のからだの声が忘れさられている
月経は面倒だ
セックスはなくてもいい
出産は痛いから嫌だ
女性のからだが行き場を失ってしまうと
オニババになってしまう
心が満たされず悲鳴をあげる
本来、月経血はトイレで出せるよう
からだをコントロールできた
出産は原審体験、宇宙とつながる体験を
からだで感じられた
女として生まれたからには
女性のからだときちんと向き合いなさい
つまり、自分を、他者を受け止めなさい
そんな人間になりなさい
と言うことなのかなあと私は解釈しました -
Posted by ブクログ
ガールズ・ビー・ラディカルのタイトルで連載されたエッセイ集。女というだけで押し付けられる理不尽。悔しいけれど女が引き受けてきたからこそ世の中が成り立っている。達観ではなく次世代のキーパーソンとしての女の生きる覚悟を説く。42のエッセイはどこから読んでもいい。日本では「男女平等な労働条件」が女性を男性なみの、より過酷な労働へと追いやることになったが、ヨーロッパでは男性が女性に労働条件を合わせたことから寧ろ時短を推進する原動力ともなっている。唸らせられる。月経血コントロール、ダイエット、出産、母になること、閉経の逆襲、死・・・・・どれも興味深く読ませてもらった。
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Posted by ブクログ
う~ん…批判の多そうな本ですけれども、個人的には結構楽しめましたかね(笑) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
かなり著者の感性によって書かれていると思われますので、具体的なデータとかは無いのですが…しかし、それが何だと言うのでしょう? 本など少しは独断と偏見が混じっていた方が面白くなるってなもんです。 ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
そんな差し障りのないことしか書かれていない本なぞ読みたくない…そんな僕の思いを解消してくれる本でしたね。 ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、肌を触れ合わせる相手のいないメスは「オニババ化」するのかどうかは定かではありませんけれども、高齢独身女性がややヒステリックな感じがするのは否めない…という現実世界での僕の実感を本書は強めてくれたのでした…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
買った後帯び見て愕然。
「いいから黙って結婚しなさい」
耳の痛い言葉で。
別れちゃってごめんなさい。
鬼婆予備軍でごめんなさい。
未来に希望が持てなくってごめんなさい。
別れたときに、私はこれで一生結婚しない可能性がとてつもなく増えたと思いました。
それは絶望的な感覚ではないのです。
わたしにはまだ、身が滅ぼされるような孤独と言うものが
よく分かっていないのかもしれません。
元彼は、いい男です。
絶対に私のことを否定しません。
「別れてくれ」と言っても否定しないくらいですから。
今後この人と一緒になったとき、私はこの人となら生活できるだろうなぁと思いました。そんな人今までいませんでした。
でも、結婚とかそういうのがちらついたときに、
子供が生まれたらとかそういうの考えてみたときに、
わたし、パパにならんと育てられんわ。と言うような確信がありました。っていうか6年間付き合ってみてたどり着いた結論でした。
規律も、社会的なルールも、倫理観も、
およそ彼も持っているのでしょうが、
絶対にこいつは子供が出来てもそういうこと言わないだろうな、
「あなたについていく」
「あなたの言うことは正しい」
そういってやり過ごすのだろうなと。
ある意味とても楽で、死ぬほどしんどい。
あらゆることを否定しないけれど、
自分で絶対責任を取らない男。
わたしはきっと多分5年くらいはそのことに頭を悩ませていたのだと思う。
その結果が、今なのだと思う。
彼はいつだって、
「ほら、行くよ!」って
私が手を差し伸べるのを待っていた。
「よし、結婚するよ!」
「子ども作るよ!」
「子ども育てるんだから、私の指針に従ってよね!」
6年間で、彼の変わったところと、変わらないところを考えて、
しんどさばかりが積み重なって
それが一生続くのだろうと思うと、
一気に心が疲弊して言った。
なんでも肯定してくれる男は楽だが、
責任を取るべきところや、自分が介入してこなければものごとがすすまないであろうことから、
うまく逃れようとする態度は
とても疲れる。
わたしは、それでも彼といるべきだったのか。
分からない。
私の下した決断が
間違っていなかったと思えるように
私は今出来ることをきちんと一つ一つ
行って生きたい。