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行き場を失ったエネルギーが男も女も不幸にする!? 女性保健の分野で活躍する著者が、軽視される性や生殖、出産の経験の重要性を説き、身体の声に耳を傾けた生き方を提案する。
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Posted by ブクログ
読みやすく、読んでいて面白かった。 男女平等と言われる世の中だけど、女性として大切なことや忘れるべきでないことが、躊躇なく書かれていて面白かった。 その通りだと思うところも多かった。 助産院で出産してみたい、体と向き合ってみたいと思った。
ひとつの動物である人間、その身体の神秘に対する畏敬の念や慈しむ気持ちが詰まっているように感じた。 「表現が難しいが」といいつつ、なかなか公言しにくい内容にもバッサリかつあっさり言及されているところが小気味良い。また、日本の常識から考えるとかなり枠から外れた斬新な提言もあり、新鮮だった。 子どもへの愛...続きを読む情表現と自分の身体を愛おしむことを心がけたい。夫婦のありかたも見直したい。 心豊かに生きるってこういう事なのかなぁ、とか考えさせられた。
女性の社会進出が進み、男性も女性も活躍せよと言われる昨今。 けれども、男性と女性は生物学的に異なるのだ。 女性は本来、子供を産むことに適した身体を持っている。 それをもっと活かしても良いのではないかと思えた1冊。 ・昔は女性自身が女性の身体に対する知恵があり伝承されてきた ・月経こそ毎月生まれ変わ...続きを読むれる体験で、月経量をコントロールすることができた ・出産は原身体経験の砦で、自分が自然の一部と気づく経験だった 特に出産に関する捉え方が面白かった。 女性が自分のからだに向きあって赤ちゃんを産んで自分のからだにちゃんと向き合ってというお産をした人は 「宇宙との一体感を感じた」「自分の境界線がないようだった」という声が聞かれるそうだ。 それは原身体経験と呼び、自分は1人ではなくて誰かとつながっている、自然、宇宙とも繋がっていて繋がっているところから力が出てくる経験。 おそらく、日本の武道はその原身体経験を極める1つであったのではないかと。 宮本武蔵も「宇宙と続いている身体の中心を感じて、自分の身体を動かすことを感じていた」様子が伺えるらしい。
月経や妊娠出産について。 ・昔の人は経血をある程度コントロールできた。 ・病院で出産すると会陰切開は必須のように思われているが、お産婆さんに取り上げてもらうとそうでもない。 ・自然出産だと感じる“宇宙と一体になったような体験”。 後半トンデモスピっぽくもなるが、前半から読んでいると論旨に納得もで...続きを読むきるし、私にとっては示唆にとんでいました。 経血コントロールはやってみたらけっこうできた。ケツの穴締める要領でしょ。
最近数人にこの本の内容について聞かれたり紹介する機会があったので再読。奥付を見ると2004年の本であるが、未だに女性たちは身体性を取り戻していない。布ナプキンが流行るなど、身体に向き合い始めた女性たちも微増しているといったところか。 内容としては、 ・現代の女性が自分の身体や性に向き合っていない ...続きを読む・親世代も女としての生き方を強要しなくなっている ・自身の女性性ときちんと向き合い、うまく女性としての力を使わないと「オニババ」になってしまう ・力の使い方としてはやはりセックスや出産がオススメ ・「負け犬」と自称するのは仕事に恵まれ恋人を見つけられるような、結局は勝ちの人で、そうでない大半の女性が心配 ・一世代上の女性たちは生理用品がなくても経血をコントロールできた などなど。 某女優さんが、更年期になった時「女性ホルモンが少なくなっているからなわけだから」と、AVを観まくって乗り切ったという話があったが、やはりきちんと自分の身体や性欲、パートナーと向き合わないと不定愁訴などが起きるのだなあと納得した。 日本の神社は女性性の象徴という説があるらしい、鳥居が入り口、参道が産道、お宮は子宮、鳥居をくぐって入ってくる神輿が精子。深い性の象徴を建造物として祀っていた国民性はどこに行ったのか。 夜這いなどの文化もなくなり、日本人は性に対して非常にクローズになった。その反面、風俗や袋とじの中途半端な欲望は垂れ流しで、まったく憤慨ものである。 「卵子には個性があり、子宮口には心がある」という下りには非常に得心が行くところがあった。 具体性と抽象性がバランスよくちりばめられており、身体というものはすごいものだと改めて思った。この本を読んで、感じ入るところや思い当たるところがあればそれでよいと思うし、これからでも自分の身体に向き合っていけばいいのではないだろうか。 この本を読んでキーキー言う人は、自分を否定されたような気がするのだろうか。向き合う勇気がないだけではないだろう? それこそオニババ化の始まりではないだろうか、と思ってしまうのだが・・・
女性の身体性、深く考えたことなかった。出産のことも、生理のことも、性生活のことも、全部自分の知らなすぎる世界が詰まってて、女性で生まれてよかったと、自分を大事にしようと、思った。そして、日本の少子化少子化と言いながらも子供を生みにくい環境にしている社会、固執した考えの蔓延による日本の弱体なところを垣...続きを読む間見た。これからの日本のために、女性は女性らしく強くいるべきと思った。
時々、著者の偏った意見も出てくるけど、概ね若いうちの出産についてしっかり書かれているので、若い人たちに読んでほしい。あんまりよくないとされている若者の出産についてのビジョンもしっかり書かれている。
この本は、主に女性に向けて書かれている。よって、男性の私が読むためには、内容を抽象化&拡張化する必要がある。この本の内容を一言にまとめるなら、「身体を大切にし、スピリチュアルを感じよう!」であると考えたが、女性がその手段として、出産、育児等を挙げていた。ならば、男性でいうと該当するものは…。...続きを読む自分の人生経験が浅はかなせいでよく分からないが、これから探していきたいものだ。
ときどき、ウッとなったけど、おおむね、おもしろい。 何より、自分を信じる、と決めたひとは、強い。 歳をとって、不自由が増えたり、ままならないことを経験して、それで、優しくなったり、豊かになったりするのは、すてきだなぁと思う。 よい歳のとりかたをしたいと思っていたけど、それは、あたりまえだけど、突然...続きを読む変異じゃなくて、いまここにいる自分が、いま、考え、からだに向き合うこと、ここからつながっているのかなと。
おもしろいです。今流行りのコウノドリと真っ向から対立する主張!コウノドリ好きな人読んでる人はこれも読むべき。どちらかに偏るべきでない。両方の見方を知った方がいい。と私は思うので。 タイトルが激しいけれど、言いたいことはわかる。主張も納得できるけれど、大学の先生なのに根拠が曖昧だったり無茶苦茶!笑 ...続きを読むほぼ私の考えでは!って感じです。 多分まとめると、 子供を産むってことはとても素晴らしいこと。 今は産まない選択の女性も増えているけれど、実は女性の体や心のために、子供を産むことは必要なこと。 本来必要なことなので怠ると、 少子化などの社会的問題以外に、女性の体や心が悪い方向(更年期障害や、他人に厳しいババァになったり、性欲ババァになったり=オニババ化)へ進む原因になる。 産まない選択をする理由は、身体的な問題以外なら、日本の社会や病院主義が生み出している。 お産は本来誰もが経験すべきもので、自然の営みだから怖いものではない。しかし今の日本ではお産は危険だ、辛い、厳しい、苦しいというイメージが先行してしまっている。 日本政府の少子化対策や女性が活躍する社会の政策は全て的はずれ。女性が男性化する必要はない。女性だけが産むことができ、それは絶対に男性に代われないこと。女性が産みやすい社会の仕組みを男性とは別につくらなければ、女性の活躍もクソもない。 産むリスクだけでなく、産まないリスクにもフォーカスすべき。 というような感じだと思います。 私も実際これを読むまでは、すごい痛いらしいし死ぬかも知れんし、死ななくても五体満足でいられなくなるかも知れないし、お金だって何億もかけて、なぜこの今の幸せを捨てて子供を産まなきゃいけないんだ!と思っていました。わざわざなぜ自分の体を傷つけ、死の危険に晒す必要があるのかと…子供は可愛いけれど、そんなに自分も立派な人間ではないし、子供を育てることは何億もかかる贅沢で、私にはそこまでの贅沢は必要ないなぁ、と。 これを読んで、お産はただただ危険で痛くて怖いもので、子供は何億もかかる贅沢品、ではないことがちょっとだけわかりました。 確かに覚悟のない母親や認識の甘い母親はいると思うのでコウノドリみたいな主張も必要。だけども、それだけ読んでたら、え、私はそんな立派でも子供好きでもないから、私は無理…となってしまうかな、って思います。
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