吉野弘人のレビュー一覧

  • 血塗られた一月

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    ネタバレ

    刑事ハリー・マッコイシリーズの開幕作品。グラスゴーのスコットランドノワールとのことで、もともとノワール小説は苦手で敬遠しがちなとこがあったけど、最近新刊が出るのでよく買う。でもとても面白かった。海外の警察小説は、かなり痛めの描写が多い印象だが、それに加え本作は主人公がかなり問題警官で、麻薬はやるは愛人は娼婦だわ、アルコール漬けだわ、暴力団のような奴と幼馴染で便宜供与してるわで、感情移入に時間がかかった。しかし、慣れてしまえばどうってことはなく、物語にどんどん引き込まれていくけど、どんどん血塗られて人も死んでいく。とりあえず既刊の3月まで購入、本国は5月まで。12月まで続くけど付いていけたらいいな。

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    2024年04月09日
  • 評決の代償

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    10年前に起きた大富豪の一人娘の誘拐殺人事件。その裁判の陪審員だった11人の男女が、ドキュメント番組収録のため、裁判のあいだ宿泊していたホテルに集められた。だが収録の前日、新たな証拠を見つけたと主張する陪審員の黒人男性が部屋で死体で発見される!

    間違いなくリーガル・ミステリだが、予想以上に変化球であった。
    ネットフリックスでドラマ化したらしい。どんな仕上がりになるのだろうか。

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    2024年03月24日
  • ザ・ロング・サイド

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    テネシー州プラスキ。ジャイルズ・カウンティ高校のアメリカンフットボール・チーム「ボブキャッツ」がライバル校を相手に歴史的な勝利を収め、試合後には地元の人気バンド「フィズ」がそのスタジアムでコンサートを行い町中が熱狂した夜――翌朝、バス置き場で遺体が見つかった。被害者はフィズのカリスマシンガー・ブリタニー。容疑者は、彼女の恋人で「ボブキャッツ」のスター選手オデル。現場に残された証拠はどれもオデルが犯人だと示していたが、彼は無実を主張し、彼が父親のように慕う弁護士ボーセフィスに弁護を依頼する。地元の黒人コミュニティは騒然とし、オデルをブリトニー殺害の犯人と敵視しはじめる。一年前に子どもたちの親権を取り戻し、やっと平穏な生活を手に入れたボーは、オデルの弁護は「間違った側(ザ・ロング・サイド)」に立つことではないかと逡巡する……。

    前作「嘘と聖域」と本作で、ボー・ヘインズが主人公のシリーズはおしまいだとか。ちょっと残念。

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    2024年03月09日
  • ザ・ロング・サイド

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    ネタバレ

    2024年の5作目は、大好きな作家ロバート・ベイリーの新作です。主人公は、哀しみに悲観せずに前を向こうとする熱血正義感な男ボーセフィス(ボー)・ヘインズです。
    衝撃の2連チャンで終わった前作「嘘と聖域」からの流れを大いに受けていますので、前作から読む事をおすすめします。
    舞台は、いつものようにプラスキです。アメリカズ・ゴッド・タレントのファイナリストで、人気バンドのフィズのカリスマシンガー、ブリタニーが町のバス置き場で死体で発見されます。彼女は、ビール瓶で殴られていました。犯人と疑われたのは、彼女の恋人で有り、ハイスクールのフットボールのスター選手、オデルでした。オデルには、逮捕歴と暴力事件で高校を退学になり、転校して来たという過去が有ります。
    オデルは、死体が発見された近くで酔って眠っている所を発見され、血痕の付いたブリタニーのシャツを握っていました。しかも、オデルは、ブリタニーから別れを切り出された直後で有った事が分かります。状況証拠は、オデルが犯人で有る事を指し示し、動機も十分です。
    オデルは、ボーに弁護を依頼します。オデルは、ボーの農場で週末働いており、ボーは、かつての自分とオデルとを重ねていました。有名人同士の事件という事も有り、町が騒然となる中で、正義を求める声が高まって行きます。ボーは、オデルの弁護を引き受けるべきか、悩みまくります。果たして、ボーは、弁護を引き受けるのか?そして真犯人は、他にいるのか?
    前作の衝撃が強かっただけに、今回の真相自体は、ロバート・ベイリーからすると、少し落ちるかもしれませんが、前作とセットと考えると良いと思いますし、正義とは何かを問いかける良作だと思います。
    シリーズ完結という事なので、ボーを主人公とした物語が、もう読めないのが、残念でなりません。
    ☆4.6

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    2024年03月03日
  • 嘘と聖域

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    テネシー州プラスキ。無敵の検事長ヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは、女子高校生が被害者となった、街の実業家によるレイプ事件の裁判に臨もうとしていた。しかし、裁判の直前にヘレンは元夫の殺人容疑で逮捕されてしまう。ヘレンはかつて、殺人容疑で起訴したことがありながら、最も信頼を寄せている弁護士ボーセフィス・ヘインズに弁護を依頼する。愛する妻ジャズと心の師トムを喪い失意の底にいたボーだが、たった一人で圧倒的不利な裁判に挑むことに。しかし事件の背後には38年間明かされることのなかった禁忌があった……。

    新シリーズ開幕。やや駆け足気味の部分もなくはないが、最後まで読ませるリーガルミステリ。

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    2023年09月30日
  • 喪失の冬を刻む

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    アメリカの先住民の環境がこんなにも悲惨なものだとは知らなかった。法に守られず、それこそ居留地の中は無法地帯。
    法の守護が無く警察も当てにならない。
    そこで主人公のような処罰屋が必要となる。
    物語は、そんな主人公の甥のネイサンが麻薬の密売人と嫌疑をかけられた事で、ネイサンを救うために主人公が奮闘する話で、テンポよく話の内容もよく練られていて面白い。
    読みやすく、軽い気持ちで読み進められた。
    ネイサンを発見する方法に関しては、ちょっと賛否が分かれるんじゃないかな?
    この物語の背景を考慮しても無理が有ると思うけど、まぁ、そこまで違和感は無く僕は読めたから、個人的には良しとしようと思う。
    ラストのハッピーエンドは出来すぎで、ちょっとしらけたけど、これも許せなくもない。
    期待していた物語とは、だいぶ違っていたけど、悪くは無かった。

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    2023年08月19日
  • 血塗られた一月

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    舞台は、1973年1月のスコットランド・グラスゴー。70年代のグラスゴーは、斜陽の時代。失業率が高く、町は治安が悪い事が想像されます。テイストとしては、エイドリアン・マッキンティのショーン・ダフィのシリーズに近いものが有るでしょうか?ショーンのシリーズは、紛争の最中の北アイルランドという強烈な背景が有り、成功しているかはともかく、密室殺人にも挑戦しており、かなり読み応えの有るシリーズですが、こちらは警察官を主人公としたノワール小説の趣が強いです。 
    主人公の刑事ハリー・マッコイが、囚人ネアンに呼び出され、明日、ローナという少女が殺されるという情報を得ます。そして、翌日、ハリーの目の前で、少女が少年に銃で殺され、撃った少年が自殺する事件が起こります。殺された少女は、ローナなのか?撃った少年は誰なのか?何故、少女は殺されたのか?出だしから、最高に面白いですが、ミステリーと思って読み進めると肩透かしを喰らうでしょう。それにしても、1月のグラスゴーは、雪が降りまくります。
    ハリーは、73年に30歳ですから、今生きているとすれば、80歳となりますが、果たして生きているでしょうか?まあ、クーパーは、生きていないでしょう。
    ☆4.4次作も期待

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    2023年07月09日
  • 嘘と聖域

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    トム亡きあと、最愛の妻ジャスミンも殺害され引きこもっていたボー・ヘインズ。
    検事長ヘレンの元夫ブッチの殺人容疑の弁護を引き受けて見事復活。
    でも、ほんと著者のこれまでにこのシリーズ、絶体絶命の危機で終盤を迎えつつ、大丈夫ヘレンは無罪になるとわかっていても頁をめくる手が止まらない。
    タイトルに”嘘”があったように、ヘレンは何重も嘘をついてたのね。
    中絶もほんとはしてなかったし、ブッチは誤発砲で、その後トドメを撃ってくれと言われ死なせるに至ったらしい。
    カルフォルニアで密かに産んだ子がまさかのレイプ犯のザニックだったとは!(ヘレンがレイプされて出来た息子)
    今後、このふたりの関係どうなっていくのかんしら。
    このボーを主人公にまだ続編がでるみたいなので楽しみ。
    元保安官のペニス・ペトリーKKKに昔所属してボーの父親だと思っていた黒人を惨殺した過去があり、今もそれを悔いていて…、でも今回は色々、助けて窮地を救ってくれた。
    ミニー・ロイ(ボーが引き取ったトムの愛犬)も救ってくれたしね。
    あのUberの運転手、フーバーも優秀な私立探偵で今後も活躍しそう。
    それにしても、レイプ被害者のアマンダも嘘をついてまんまの多額の賠償金を手にしたってことなのかしら…
    元ダンサーの母親ロナ・バークスにも嘘をついて?ボーの事務所で働きだしたとこなのに。謎だわ。

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    2023年06月25日
  • 彼女は水曜日に死んだ

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    誰が言い出したのか「エルエーでレコーデングして」「エルエーで撮影して」みたいんのがイケてるって日本人の中ではそうなってるが、実際にはうずまさみたいなもんで、現地ではオワコン化してるんだと思うが。そんな訳?でギャングが名産地でもあるカリフォルニア。短編集ですが、どれも低所得者が主人公で、しんどさにじみ出る、滲み出てる。結構読んでて辛かった。ドライに笑い飛ばせないんだよなー。結構切実にささってしまった。メキシコ人やアジア人の表記は多数あったが、実際物語の人種を特定させない書き方がうまいと思った。(共感させる)

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    2023年06月17日
  • 黒と白のはざま

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    前作「ザ・プロフェッサー」に続くロバート・ベイリーの2作目。たまたま続けて読んだがこれは2作続けて読んだ方が良い。単なる2作目ではなく「ザ・プロフェッサー」を前半、これを後半と思って読んでもいいくらいだ。
    今回はミステリ要素とハラハラドキドキのサスペンス要素が両方あり、読みごたえも抜群。KKK、アーミッシュなどアメリカ独特の雰囲気も満載。
    次回作を読むのが楽しみだ。

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    2023年05月28日
  • 嘘と聖域

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    テネシー州を舞台にしたリーガルもの。老弁護士で元ロースクール教授のトムと妻の死に、世捨て人になった敏腕弁護士ボーが自身の子達の親権を取り戻す為と、かつては法廷でも対決した凄腕女性検事の夫殺しの罪の弁護を引受る、と言うストーリー。作者は悪人を本当に憎たらしく描く名人だと、毎作思う。今回も面白かった。

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    2023年03月08日
  • ラスト・トライアル

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    四部作とはいえ、最終巻は復讐譚であり、法廷物としてはこの第3作で完結している。老齢と病魔に蝕まれ、肝心のパートナーも不在なまま孤軍奮闘する主人公の姿が痛々しいが、大学時代の恩師に叩き込まれたスピリッツは最後まで失われない。

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    2023年03月01日
  • 彼女は水曜日に死んだ

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    人々の日常生活の隣にある犯罪がリアルに伝わる… 絶望や不安の中にも希望あれ #彼女は水曜日に死んだ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    あまり恵まれない環境の人々が、望まれないながらも犯罪に関わってしまうクライムミステリー。
    全10編からなる短編集で、スラム街に住む女性、死刑囚の看守、ギャンブラー、麻薬に手を染めてしまった人など様々な立場の目線で語られていく。

    派手な展開や謎解きの要素は少なめの純文テイストの文芸作品といった趣き。文章ひとつひとつが綺麗で、作者はもちろん訳者の筆力がほんとに素晴らしい。

    どの作品も登場人物たちの静かな叫びが、読者の胸にゆっくりナイフを刺してくる。恐怖感と悲壮感がしっとり、ずっしり、そしてやたらリアルに迫ってくるんです。

    どれも至極の短編ばかりですが、特にお気に入りは、甘いささやき、聖書外典、本能的溺水反応、万馬券クラブ。決して長くない本ですが、じっくりと内容を味わって読んでほしい短編集でした。

    ■おすすめ短編の感想
    ・悪いときばかりじゃない
    生活がうまくいっていない新婚夫婦と、金持ち義父との物語。
    現実と絶望の狭間におかれるやるせなさが痛烈。

    ・ベイビー・キラー
    スラム街で生活している女性目線で描かれる物語。
    不安しかない現実の中でも、小さな希望にすがる描写がしんどい。

    ・ボルドーの狼
    古のフランス、死刑囚と看守のやり取り。
    仕事として臭い蓋の役柄を務めるとはどういうことなのか。

    ・万馬券クラブ
    ギャンブラーの愚かさと悲哀を描いた作品。
    お金よりも大事なものがあるという単純なことにも気がつかない悲しさが秀逸。

    ・夕闇が迫る頃
    議員秘書の日常と裏側の生活を描いた話。
    終盤、ベランダでの行動が胸糞悪くさせてくれる。

    ・本能的溺水反応
    麻薬ジャンキーたちの物語。
    コンビニで買い物したら不幸になってました。といった感じで日常に麻薬がはびこる恐ろしさが伝わってくる。
    詩のように美しい心情描写の中に、悪夢と現実の対比描写が光る作品。

    ・聖書外典
    治安の悪い街でガードマンをしている男だったが、自分が警備している店が襲われそうと知って…
    社会や人生を悟ってしまった潔さが辛く、読んでいて悔しくなる。

    ・すべてのあとに
    世界滅亡後の廃墟荒しの物語。
    静かな世界で、大きな絶望と小さな希望が見え隠れする。おそらく絶望しか残ってない。

    ・甘いささやき
    社会のレールからはみ出してしまった奴らの生き様、日常に溢れている感じが圧倒的に怖い。
    少なくとも希望が見える一番好きな作品。

    ・灰になるまで
    不法入国と家族を守る美しいお話。
    終盤の展開は本作すべてを物語っているようでした。

    ■推しポイント
    20代の頃の私は、常日頃から不平不満を垂れ流していました。何故こんなに人生がうまくいかないんだ、努力しているのに誰も助けてくれない、僅かな財産や時間を奪われてばっかり。

    タイムマシーンで過去の自分に会いに行って怒ってやりたい。

    今のお前がどれだけ幸せな環境におかれているか。
    少なくとも犯罪に手を染めたり、巻き込まれるような環境ではないはず。希望を胸に生きることができる。それだけでどれだけ幸せなのかをよく噛み締めるべきだと。

    明日も今の幸せが続くように頑張らなきゃ。

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    2023年02月21日
  • 彼女は水曜日に死んだ

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    犯罪に関わってしまった人々の孤独、恐怖、希望や絶望を描いた短編集。犯罪の目撃者、看守、前科者、薬物中毒者、密入国者などなど、生きる辛さがそこかしこに表されているのが読んでいても哀しい。訳者が「ザ・プロフェッサー」や「喪失の冬を刻む」の吉野氏なので格差社会を生きる人々を鮮やかに丁寧に訳しているのも素晴らしい。

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    2023年01月31日
  • 黒と白のはざま

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    法学教授トーマスシリーズ2作目。登場人物の名前が覚えられないのは前作と一緒。端役にも心理描写があるため読み飛ばせないせいかと思う。
    楽しみだったリー・ロイは登場しなかった。

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    2023年01月14日
  • 最後の審判

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    【著者あとがき・引用】
    答えを出せるのは読者であるあなただけであり、それこそが読書の愉しみではないだろうか。物語は人によって異なった意味を持つ。それがわたしが読書をする理由のひとつである。そしてまたわたしが物語を書こうと思う理由のひとつでもある。

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    2022年12月29日
  • ラスト・トライアル

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    正義のために戦うトーマス・ジャクソン・マクマートリーの胸アツリーガル小説の第三弾

    本作も凄い!

    毎回トムは大変な目に遭うがもちろん今回も…!?

    アラバマ州タスカルーサ、ブラック・ウォリアー・リバーの川岸で男が殺される
    物語はそこから始まる

    その殺人事件の被害者はトムの宿敵
    容疑者としてトムに弁護の依頼をするのは因縁の人物
    法廷で闘う相手は無二の友人たち…
    (なんじゃコリャ?どういうこと?)

    そんなややこしい状況下でも
    「わたしは彼女を信じている」
    「それが正しいことだから」と、正義のために弁護を引き受けるトムがカッコイイー!

    で、過去の因縁や恩讐、友情が複雑に難しく絡み合う闘いの最中さらに体調不良、病気と追い打ちがかかる

    ただ、トム自身も「悲しみもまた人生の一部なのだ」と、運命として受け入れていくトムがまたまたカッコイイ!

    さぁ!次はシリーズ最終作に向けて「ケツの穴前回でいくぞ!」(ボーのキャッチフレーズ頂きましたw)

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    2022年12月06日
  • 黒と白のはざま

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    法廷ミステリにして胸熱小説だった前作で存在感を放った、頼れるアニキことボーセフィス・ヘインズの過去に焦点をあてた第二作。
    今回も胸熱度マシマシで興奮しました。第4章に入ってからは興奮しっぱなしで、ページを繰る手が止まらないどころか、面白すぎて飛ばし読みみたいになった(いいのかそれで)

    今作で登場した辣腕検事のヘレンや、離婚訴訟を得意とする酒浸りの弁護士レイレイかっこよかった。
    前作よりトムの存在感は薄めに感じたけれど、リックの逞しい冒頭陳述や、レイレイの活躍など、他に見所が溢れていて不満もなし。
    自作も読みたいけど一旦休憩。

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    2022年10月23日
  • ザ・プロフェッサー

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    やっとリックは声がしたほうに顔を向けた。そこにいる人物を見たとき、両膝が崩れそうになった。これはいったい……?そしてジェイムソン・タイラーを見たとき、尊大なろくでなしの顔にこれまで見たことのない感情が浮かんでいるのを見た。怖れを。「裁判長、私はトーマス・ジャクソン・マクマートリーです」

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    2022年09月17日
  • フォーリング 墜落

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    元キャビンアテンダントの執筆。ページターナーであることに疑いない。どこにも、真の悪人が出てこないことが読後感をさわやかにしている。

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    2022年08月30日