吉野弘人のレビュー一覧

  • ラスト・トライアル

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    このシリーズは色んな成分が混じり合ってて、ほんまに面白い。
    著者あとがきと謝辞もええなーと思ってたら、解説の人も言及してた。

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    2021年01月07日
  • ザ・プロフェッサー

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    一気読み。本書は訳者”持込み”によって出版が実現したと巻末にある。もう…よくぞ見つけて持ち込んでくれました!ありがとうございます。感謝と拍手を贈りたいです。ストーリー自体は至ってシンプルな法定ミステリー。しかし主人公のトム、脇役のリック、ドーン、パウエル、そしてボー。みんなキャラが魅力的で生き生きとしてる中で、極め付けは愛犬のブルドック「ムッソ」、犬はやはり素晴らしい生き物であり人間の一生の友だと実感。中盤からそれぞれの人間性の高潔さにチョイチョイ眼を潤ませたが、ラストでは、やはりそうよね…と…泣いてしまった。まさに胸熱痛快法廷エンタメスリラー。

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    2020年08月03日
  • 黒と白のはざま

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    5歳の時、父をKKK(白人至上主義団体)に殺害されたボーは、そのリーダー・アンディに正義の裁きを受けさせる為、故郷のテネシー州ブラスキで唯一の黒人弁護士となった。そして父が殺された45年後のその日、アンディが同じように殺された。ボーは逮捕され、あらゆる証拠がボーを犯人と告げている。弁護を頼んだ恩師とその相棒は真相を探るが、KKKの過去を消したい街の思惑や、何者かに雇われた殺し屋に阻まれる。絶体絶命まま迎えた裁判の最終日、意外な人物による証言で法廷は大混乱に…。閉廷後も、ラストまで衝撃の連続だった。全ての謎がスッキリ解決されたが、45年の執念はボーに苦しい結果となった。

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    2020年07月25日
  • ザ・プロフェッサー

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    ちょっとちょっと、これ最&高なんですけど!!??

    リーガルものを小説で読むことないのだけれど(海外ドラマで見るのは好き!)これは読んでよかった。映画を見るようだった。

    正義は勝つ、というシンプルなものではあるが、ラストは胸にこみ上げるものがある。

    68歳のリタイアしたおじいちゃんが主人公というのもいいよね。
    続編もあるのかしらあるのかしら。

    わたしはボーが好きだよ。

    それにしてもあのリックのピンチのところで、トムがバーンと法廷に現れたときの胸熱感は、キューティブロンドのエル・ウッズが全身ピンクで現れた時に等しいな。待ってたよおおおおおお!と叫びたくなったよ。

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    2020年06月20日
  • ザ・プロフェッサー

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    失意の底から立ち上がる主人公や隠蔽工作を図る被告をはじめ、登場する人物の造形が素晴らしい。彼らが織りなす読み応えたっぷりのストーリーが、手に取った読者を陪審員席に誘う法廷スリラーの秀作。泣かせるエピローグや続編に期待を持たせる後日談がまた上手い。

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    2020年03月14日
  • 黒と白のはざま

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    前作「プロフェッサー」に続いて読んだ。登場人物の多くが前作から引き続き出ていて、とても嬉しかった。気持ちの良い仲間達にまた会えたような気がして、こういう読書体験は滅多にない。藤沢周平の用心棒シリーズ以来かも。本書の内容もまた優れている。話の展開もよく、終わり方も最高。主人公のトムが1人で大活躍するような単純な話ではないのがまた良い。気持ちの良い読書をしたいなら、前作から本書を読むべし。

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    2020年03月04日
  • 黒と白のはざま

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    46年前テネシーで黒人の父がKKKのメンバー10人に殺された。息子ボー・ヘインズは復讐を誓い、弁護士になった。KKKの指導者だったアンディ・ウォルトンが殺された。ボーはしょっちゅうアンディを殺すと言いふらしていた。ボーは逮捕され、ロースクールの教授だったトム・マクマートリーに弁護を依頼する。証拠はボーの有罪を示している。担当検事のヘレンは負けなし。絶体絶命の裁判は・・・

    うおー!2020年ナンバーワンだ。

    前作「ザ・プロフェッサー」もすごく面白かったが、それ以上かも知れない。解説を読んでいて、確かに前作は誰がやったかは分かっているのでミステリー的要素は少なかったけれど、本作にはミステリー要

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    2020年03月01日
  • ザ・プロフェッサー

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    面白かった❗️オススメです。ミステリーではないし、結末もハッピーエンドになるんだろうなぁと分かっているけど、どうしてそうなるのかが全く分からず、最後までハラハラしっぱなし。結末のカタルシスも大きく、主人公達や古い仲間達との絆なども好みで、久々にとても良い本に巡り会えました。登場人物とも言えないような「ザ・マン」がずーっと存在していて、これが最高でした。超オススメ。

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    2020年02月06日
  • ザ・プロフェッサー

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    面白かったぁ〜。
    これぞ、パスタ小説!(パスタを茹でてる時間も読んでしまうという村上春樹のたとえ。)
    68歳のトーマス・マクマートリー40年もの長きにわたりアラバマ大学のローククールの教授。妻をガンで失い自身も膀胱がんになり、信じてた親友にも(憎っくきジェイムソン・タイラー)手ひどく裏切られる形で大学を追われる。
    ここであらすじを書いてもしょうがないよんね。
    とにかく私のすきな法廷ミステリー。
    リックが絶体絶命の時に現れた時は心の中で喝采。
    アシスタントのドーンとは上手くいきそうだね。
    最後はめでたく勝訴するんだけど、いったい何人が犠牲になった?
    証言しようとしてたミュールは殺されるし、工場長

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    2019年12月29日
  • ザ・プロフェッサー

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    骨のある小説かどうかは、どういうわけか最初のページからわかってしまう。その期待はたいてい裏切られない。ストーリーではなく、作家が書こうとしているものが、文体の後ろからにじみ出てくるような、そう、気配のようなもの、小説の持つ気品のようなものだ。

     そうなるとストーリー展開も楽しくなる。なかなかタフな物語になることは、書き出しで摑めているからだ。

     南部出身の法律家出身の作家は誰? 大抵の読書子ならば、ジョン・グリシャムと答えると思う。この新手の作家ロバート・ベイリーも実は南部出身の法律家なのである。先人グリシャムの権威を傷つけないばかりか、やはり米南部生まれのリーガル・サスペンスには骨

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    2019年04月23日
  • フォルクスワーゲンの闇 世界制覇の野望が招いた自動車帝国の陥穽

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    日本ではあまり大きく報道された感じがしないVWのディーゼル排ガス不正問題に関する本だが、VWの歴史、そして、VW創設者であるフェルディナンド・ポルシェの孫でVWのCEOであったフェルディナンド・ピエヒやその一族のVW支配の実態なども詳しく記されていて、VWが不正を働いた背景・遠因が分かるようになっている。
    VWの不正が発覚するきっかけとなった路上実験の話も面白いが、不正発覚後も非を認めて改善しようというのではなく、むしろ、隠蔽工作に走ったり、現場の責任にして「私は知らなかった」と口をそろえる幹部たちなど、その闇は深いと感じられた。
    それにしても、クリーン・ディーゼルが全然クリーンじゃなかったの

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    2017年11月05日
  • 瞬きすら許さない

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     タイトルが好みだったのと、創元推理だったこと、帯に小島秀夫とあったので、よし取り敢えず読んでおこう……と購入。展開は割と予想がつきやすいが、人物の描写が良い。素直な性格の人物が多いので、登場時のセリフや行動からどういう人物か推測しながら読むと、大体当たっていたりする。被害者の苦しみを思うと辛い……。あと、AI捜査官のロックが可愛い。続編も翻訳されるなら読みたいかも……。

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    2026年06月04日
  • 瞬きすら許さない

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    海外ドラマを見ているかのような臨場感と展開。
    内容とは逸れるが、レイプが日常茶飯事のように描かれていて怖い。泣き寝入りするしかないのもおかしい。

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    2026年06月04日
  • 瞬きすら許さない

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    女性のベテラン警察官が
    AIを活用するのではなく
    直感かデータか
    お互いに反発しながら
    行方不明事件を追っていくのが
    斬新で面白かった。
    そして
    人間が人間たらしめる感情や欲こそが
    犯罪を引き起こし
    物事を複雑で面倒なものにしているわけで
    これほど厄介なものはないなー
    とつくづく思った。
    果たしてAIに
    痛み、喜び、悲しみなどを
    学習させたらどうなるのだろう。

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    2026年06月03日
  • 瞬きすら許さない

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    AI捜査官と刑事のバディ。こういう設定をすんなり理解できるのは現代の特権だよなあ。おもしろくて一気読みした。ところどころ未回収のような気がしないでもないけれど、キャラクターもみんな良くて最後まで引き込まれた。これがデビュー作なのか。たのしかった。

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    2026年06月02日
  • 無垢なる町

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    近代化が進むバージニア州の中で唯一時間が止まったように荒れ果てた南部の田舎町で、殺人事件が起こった。心に傷を抱えた保安官補ウィルは、上司の命令で旧友サムの父ジークを逮捕することになる。だが被害者の家族ですらジークは犯人ではないと主張しており、彼を逮捕することが正しいとは考えられなかった。ウィルは気まぐれな私立探偵ベニコとともに上司に逆らって捜査を行うが。

    読後、しばらく余韻にひたる。

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    2026年06月02日
  • 瞬きすら許さない

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    AI捜査官と刑事のコンビということで、正直読み始めは半信半疑だったのだが、面白くて一気読みした。
    キャットはどこか応援したくなるキャラクターで、彼女を取り巻く上司や部下も色々ありながらも結局実直で、安心して読んでいられる。
    AI捜査官の登場で、いかにも近未来的な内容かと思いきや、がっつり人間の倫理観を問うような事件内容だったり、母と息子の関係がリアルに描かれていたりと、読み応え十分だった。読み終えた後に著者自身もパートナーを癌で亡くしたと知ったが、そんな中で本作がデビュー作だというのだから様々な思いが込められた作品なのだろう。
    ぜひ続編も読んでみたい。

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    2026年05月30日
  • 瞬きすら許さない

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    ネタバレ

    2026年の18冊目は、ジョー・キャラハンの「瞬きすら許さない」です。
    舞台は、イギリス中部ウォーリックシャー警察のキャット・フランク警視正です。キャットは、少し前に夫をガンで亡くし、1人息子のカムと暮らしています。(ここが結構ポイントかもしれません。)
    仕事に復帰したキャットは、人工知能捜査体(AI)のロックを捜査に取り入れた未解決事件捜査のパイロットプロジェクトの指揮を執ることになります。かつては、SFの世界の話で有ったものが、現実に有り得るものと捉えられる所に、技術の進歩を感じます。
    AIを信用せず、直感を重視するキャットと正論では有るものの、場の空気を読めないロックは、事有る毎に対立し

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    2026年05月30日
  • 瞬きすら許さない

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    面白かった!
    絶対それ伏線やろはよ気付いてーーっていうストレスはあったものの、何というか、結果としては(読者に)優しいサスペンスだったかな。

    辛いことがあっても生きていくんだと、自分の感情と闘いながら前を向くキャットとカムの姿にジンとしつつ、ハッサンたち憎めないメンバーの成長が楽しみにもなったので、シリーズ全4作全部翻訳されることを期待!

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    2026年05月22日
  • 瞬きすら許さない

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    主人公とAI捜査官の掛け合いや連携プレイが見事だった。高性能なAIにも苦手な領域や意思決定ができないなどのデメリットはあれど、それを凌駕するほどの活躍を見せていたと思う。とてもいいコンビが生まれた。この難解で複雑な事件の真相を解き明かすのは人間なのか、AIなのか、先が読めない展開にハラハラしながら十分に楽しめた作品だった。

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    2026年05月20日