磔の地(新潮文庫)

磔の地(新潮文庫)

ルイジアナ州アイビーリア郡。刑事ロビショーのもとに、かつて私刑により父親を磔殺された写真家ミーガンが訪ねてくる。窃盗罪で拘置中の黒人が看守に虐待されていると訴えてきたのだ。真相を探るうち、件の囚人の妻の自殺、レイプ犯らの殺害と、様々な悲劇が表面化し、かつての磔の惨劇へと結びつく……。米南部ミステリーの巨匠が犯罪小説に文学性を吹き込んだCWA最優秀長篇賞受賞作!(解説・霜月蒼)

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磔の地(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    先日、王谷晶さんが受賞して、話題となったダガー賞(の翻訳部門)、
    その、ゴールド(最優秀)を獲った作品として本屋さんの新発売コーナーに随分と積んでいたので衝動買い。
    ・・・ただし、受賞は1998年でありました・・・
    翻訳モノは、相性の良し悪しで分かれ道。
    今作は、登場人物の相関関係を理解するのに大苦

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    長いのだが、時折、描写が飛んでいる感を受ける。殺人の連続がこのラストで良いのかとも。
    とにかく超絶的に人名が頭に残らずで、こんなにも人物一覧見返したのは…

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    サンセット・リミテッド号の停車駅があるルイジアナ州ニュー・アイビーリア。その町の保安官事務所の刑事デイヴ・ロビショーのもとに、女性写真家ミーガンが訪ねてくる。彼女の父親は、かつて納屋の壁に磔にされて殺害された労働活動家フリンだった。この犯罪は罰せられることなく、無関心や恐怖から見て見ぬふりをした人々

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1998年ゴールド・ダガー賞受賞作.アメリカ南部が舞台で,どうやらシリーズの10作目らしい.
    ゴールド・ダガー賞受賞にふさわしく,南部の田舎のどうしようもない閉塞感が重厚なトーンで描かれた,傑作であるが,読後感はスッキリしない.結局,巨悪には勝てないのか...
    しかし,アメリカ人は,こんなにも婉曲的

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025年の28冊目は、ジェイムズ・リー・バークの「磔の地」です。1998年のゴールドダガー賞受賞作です。舞台は、アメリカ南部ルイジアナ州。ディープサウスとも呼ばれるスワンピーな土地を舞台にしつつも、暑くるしさよりも乾きを感じるのは、作者の文体なのでしょう。そして、この本がゴールドダガー賞を取る当た

    0
    2025年08月13日

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