吉野弘人のレビュー一覧
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テネシー州プラスキ。無敵の検事長ヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは、女子高校生が被害者となった、街の実業家によるレイプ事件の裁判に臨もうとしていた。しかし、裁判の直前にヘレンは元夫の殺人容疑で逮捕されてしまう。ヘレンはかつて、殺人容疑で起訴したことがありながら、最も信頼を寄せている弁護士ボーセフィス・ヘインズに弁護を依頼する。愛する妻ジャズと心の師トムを喪い失意の底にいたボーだが、たった一人で圧倒的不利な裁判に挑むことに。しかし事件の背後には38年間明かされることのなかった禁忌があった……。
新シリーズ開幕。やや駆け足気味の部分もなくはないが、最後まで読ませるリーガルミステリ。 -
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アメリカの先住民の環境がこんなにも悲惨なものだとは知らなかった。法に守られず、それこそ居留地の中は無法地帯。
法の守護が無く警察も当てにならない。
そこで主人公のような処罰屋が必要となる。
物語は、そんな主人公の甥のネイサンが麻薬の密売人と嫌疑をかけられた事で、ネイサンを救うために主人公が奮闘する話で、テンポよく話の内容もよく練られていて面白い。
読みやすく、軽い気持ちで読み進められた。
ネイサンを発見する方法に関しては、ちょっと賛否が分かれるんじゃないかな?
この物語の背景を考慮しても無理が有ると思うけど、まぁ、そこまで違和感は無く僕は読めたから、個人的には良しとしようと思う。
ラストのハッ -
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舞台は、1973年1月のスコットランド・グラスゴー。70年代のグラスゴーは、斜陽の時代。失業率が高く、町は治安が悪い事が想像されます。テイストとしては、エイドリアン・マッキンティのショーン・ダフィのシリーズに近いものが有るでしょうか?ショーンのシリーズは、紛争の最中の北アイルランドという強烈な背景が有り、成功しているかはともかく、密室殺人にも挑戦しており、かなり読み応えの有るシリーズですが、こちらは警察官を主人公としたノワール小説の趣が強いです。
主人公の刑事ハリー・マッコイが、囚人ネアンに呼び出され、明日、ローナという少女が殺されるという情報を得ます。そして、翌日、ハリーの目の前で、少女が -
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トム亡きあと、最愛の妻ジャスミンも殺害され引きこもっていたボー・ヘインズ。
検事長ヘレンの元夫ブッチの殺人容疑の弁護を引き受けて見事復活。
でも、ほんと著者のこれまでにこのシリーズ、絶体絶命の危機で終盤を迎えつつ、大丈夫ヘレンは無罪になるとわかっていても頁をめくる手が止まらない。
タイトルに”嘘”があったように、ヘレンは何重も嘘をついてたのね。
中絶もほんとはしてなかったし、ブッチは誤発砲で、その後トドメを撃ってくれと言われ死なせるに至ったらしい。
カルフォルニアで密かに産んだ子がまさかのレイプ犯のザニックだったとは!(ヘレンがレイプされて出来た息子)
今後、このふたりの関係どうなっていくのか -
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人々の日常生活の隣にある犯罪がリアルに伝わる… 絶望や不安の中にも希望あれ #彼女は水曜日に死んだ
■きっと読みたくなるレビュー
あまり恵まれない環境の人々が、望まれないながらも犯罪に関わってしまうクライムミステリー。
全10編からなる短編集で、スラム街に住む女性、死刑囚の看守、ギャンブラー、麻薬に手を染めてしまった人など様々な立場の目線で語られていく。
派手な展開や謎解きの要素は少なめの純文テイストの文芸作品といった趣き。文章ひとつひとつが綺麗で、作者はもちろん訳者の筆力がほんとに素晴らしい。
どの作品も登場人物たちの静かな叫びが、読者の胸にゆっくりナイフを刺してくる。恐怖感と悲壮感が -
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正義のために戦うトーマス・ジャクソン・マクマートリーの胸アツリーガル小説の第三弾
本作も凄い!
毎回トムは大変な目に遭うがもちろん今回も…!?
アラバマ州タスカルーサ、ブラック・ウォリアー・リバーの川岸で男が殺される
物語はそこから始まる
その殺人事件の被害者はトムの宿敵
容疑者としてトムに弁護の依頼をするのは因縁の人物
法廷で闘う相手は無二の友人たち…
(なんじゃコリャ?どういうこと?)
そんなややこしい状況下でも
「わたしは彼女を信じている」
「それが正しいことだから」と、正義のために弁護を引き受けるトムがカッコイイー!
で、過去の因縁や恩讐、友情が複雑に難しく絡み合う闘いの最