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  • 頭がない男 ― ダグラス・ハーディングの人生と哲学(覚醒ブックス)
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「私は頭をもってない! 」 知られざる20世紀の天才哲学者の 生涯と哲学をイラストと文章で描いたグラフィック伝記 この驚くべき主張を生涯追究した哲学者 ダグラス・ハーディングとはどんな人物だったのか? ダグラス・ハーディング(1909~2007年)は若い頃、 「私とは何か?」という質問を尋ね始めた。 彼は父親が信仰する原理主義的宗教を拒否し、 自分に言われてきたことを退け、自分自身で「見る」決心をした。 ハーディングは驚くべき発見をした ― 彼の肉体は単なる人間の枠ではなく、 最も遠い銀河から最も近い粒子までが範囲である多層のシステムであったのだ。 このタマネギのようなすべてを包含する構造の中心に、 ハーディングは自分の本当の自己、 あらゆる自分の外見の背後にある形なき現実を発見した。 彼は「私たちは本当に何なのか?」について多くの本を書きながら、 私たちの人生におけるその奥深い意味と、 世界の偉大な宗教の核心のメッセージとの関連について探求した。 彼はまた、私たちの中心で「頭がない現実」を直接指し示す実験も開発した。 ハーディングのワークは根本的観点の転換であり、 自分自身で「見る」奥深く新しい方法への跳躍である。 本書は、この偉大な男がどんな人物であったのか、そして彼が何を発見したのかを、 イラストと解説で明らかにしていくグラフィック伝記である。 「「中心」では何もないので、私はすべてとして現れ、すべてのための空間である。 銀河から粒子への全階層が私の体と心である。 この頭のない受容能力に気づくことが私がすべてを見る見方を変える― 多重の層の宇宙は私の中にあるのだ。私は無限に豊かだ! 」 (本文より) 「リチャード・ラングとヴィクター・ラン-ロックライフは、 ダグラス・ハーディングの人生とワークに関する素晴らしく実用的で、 奥深い霊感を与えてくれる話を創造しました。 ハーディングの個人的物語と奥深い教えを描写する美しい絵と明晰な文章は、 彼のワークを知らない人たちに彼のワークを見事に紹介することでしょう。 そして、ハーディングの理解の奥深さをすでに知っている私たちにとっては、 本書は自分自身の継続した関心と実践を再び鼓舞するのに役立つことでしょう。 本書は、視覚的にも文学的にも格別な喜びです」 ジョセフ・ゴールドスタイン (『マインドフルネス:目覚めへの実践的ガイド』の著者) 目次 1.私とは何か? 2.幼少期から青年期…1909年2月2日~ 3.結婚・インド滞在・自己発見…1933年頃~ 4.天と地の階層』…1946 年頃~ 5.「 見ること」を分かち合う…1961年頃~ 6.実験を開発する…1971年頃~ 7.さらなる活動と魂の闇夜…1975年頃~ 8.晩年…1986年頃~2007年1月11日
  • 彼女は水曜日に死んだ
    4.1
    1巻2,310円 (税込)
    ギャングの少年による殺人を目撃した女性は、報復を恐れて通報できず、苦悩する……(「ベイビー・キラー」)。1899年のフランス。8人の子供を殺して監獄に入れられた囚人と看守の、奇妙な交流の行方は……(「ボルドーの狼」)。メアリーローズは水曜日に死んだ。売人の家で麻薬を打った直後に死んだという。キャンベルは愛する人が死んだことで、世界の一部も死んでしまったような気がした……(「本能的溺水反応」)。メキシコとの国境地帯で大規模な山火事が起こる。密入国する途中で火事に巻き込まれたらしい親戚を探すという父親に連れられ、少年は荒野に足を踏み入れるが……(「灰になるまで」)。目撃者、看守、前科者、薬物中毒者、密入国者の親戚──。さまざまな形で犯罪に関わりを持ってしまった人々の孤独と希望を、美しく切なく真摯に描く。英国推理作家協会(CWA)賞最優秀短編賞受賞作ほか全10編収録の傑作短編集!/【目次】悪いときばかりじゃない/ベイビー・キラー/ボルドーの狼/万馬券クラブ/夕闇が迫る頃/本能的溺水反応/聖書外典/すべてのあとに/甘いささやき/灰になるまで/謝辞/解説=杉江松恋

ユーザーレビュー

  • 彼女は水曜日に死んだ

    Posted by ブクログ

    読書チャンネルを運営するYouTuberさんがお勧めしていたので、手にしてみた。

    何らかの形で犯罪が描かれている物語が十篇。

    舞台は文化や風景に馴染みのないアメリカだけども、どうしてか一篇ごとに胸を打たれる。むしろ、主人公に自分を投影しちゃって、読みながら苦しくもなった。

    その理由は最後の一篇を読み終えて、解説を読み出した時、唐突に出てきた涙ではっきりした。

    「なぜ今のようにしか生きられないのか、なぜ自分が最も望まない形でしか生きることができないのか、そんな思いを抱えている人にこそ読んでもらいたい一冊である」という解説者の言葉に心の蓋を開けられてしまった。

    この短編集には、苦しくとも

    0
    2024年04月25日
  • 彼女は水曜日に死んだ

    Posted by ブクログ

    アメリカの悲惨な部分がギュッと詰まった短編集。
    普通のレールからはみ出してしまって、どこにも行けない閉塞感がありありと感じられる。
    読んでて息が詰まりそうなのにそれでも読み進められるのは日本語の翻訳が上手いからだと思う。

    0
    2023年07月06日
  • 彼女は水曜日に死んだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはもう”犯罪小説”枠ではないのでは? シーラッハやカシュニッツを思い起こさせられるもの、デイモン・ラニアンやレイモンド・カーヴァー風味?と感じられるものもあって、面白かった。他の作品も読みたい。

    0
    2022年11月10日
  • 頭がない男 ― ダグラス・ハーディングの人生と哲学(覚醒ブックス)

    Posted by ブクログ

    ゾクゾク、ワクワクする一冊。
    なんとなくわかるけど
    まだ、ストーンとはわからない。
    も一度読んでみよっと

    0
    2019年11月22日
  • 彼女は水曜日に死んだ

    Posted by ブクログ

    誰が言い出したのか「エルエーでレコーデングして」「エルエーで撮影して」みたいんのがイケてるって日本人の中ではそうなってるが、実際にはうずまさみたいなもんで、現地ではオワコン化してるんだと思うが。そんな訳?でギャングが名産地でもあるカリフォルニア。短編集ですが、どれも低所得者が主人公で、しんどさにじみ出る、滲み出てる。結構読んでて辛かった。ドライに笑い飛ばせないんだよなー。結構切実にささってしまった。メキシコ人やアジア人の表記は多数あったが、実際物語の人種を特定させない書き方がうまいと思った。(共感させる)

    0
    2023年06月17日

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