中村颯希のレビュー一覧

  • 神様の定食屋 : 5 この雨が止んだら

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    ネタバレ

    両親の定食屋「てしをや」を継いだ高坂哲史が、神様から託された「死者の未練を晴らす」という使命を果たしながら日々を過ごす物語。常連客に愛され、経営も順調な三年目の「てしをや」だが、ライバル店舗の登場によって平穏な日常が揺らぎ始める。今回もまた、温かな料理とともに様々な人々の心が癒されていく。

    登場するエピソードはいずれも心に残る。
    小学生で早逝したヒロトの好物・羽根つき餃子を通して、息子を失った父親が後悔から解き放たれる話は切なくも温かい。忙しさにかまけて家族との時間を持てなかった父の悔恨と、ヒロトの想いが交わる瞬間には胸が熱くなる。

    「お局焼きそば」と呼ばれたベテラン女性社員の物語も印象的

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    2025年09月13日
  • 神様の定食屋

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    ほっこりしたお話
    読みやすく、短時間で読むことができた。

    僕は、食べることが好きで、料理も好きで、外食に行くとお店の人にリスペクトを忘れないように接しているつもりである。
    お店の人の考えていること、気遣いを知ることができた。

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    2025年09月02日
  • 神様の定食屋

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    両親を事故で失った高坂哲史は、妹とともに定食屋「てしをや」を継ぐことに。
    ところが料理ができない哲史は、妹に罵られてばかり。ふと立ち寄った神社で、
    「いっそ誰かに体を乗っ取ってもらって、料理を教えてほしい」と愚痴をこぼしたところ、
    なんと神様が現れて、魂を憑依させられてしまった。魂に料理を教わる代わりに、
    その魂が望む相手に料理を振舞い、未練を解消してやってほしいということらしい。
    母親から息子へ。店主から常連へ。姑から嫁へ、夫から妻へ――。
    料理には誰かの想いがこもっていることを実感する、読んで心が温まる一冊。(紹介文より)
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    設定は現実的ではなくリアリティに

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    2025年08月30日
  • 神様の定食屋

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    定食屋を営んでいた両親が事故で急逝。妹・志穂と共に定食屋の跡を継ぐ高坂哲史。まったくの素人である哲史が頼ったのは、ふと立ち寄った神社。そこで神様から料理上手だった人の魂を憑依させられてしまう。その魂から料理を教わるかわりに、魂の未練を解消することになる。連作短編形式で読みやすかった。

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    2025年08月15日
  • 神様の定食屋

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    ストーリーはベタな展開でしたが、家族の絆ものら展開が分かっていてもジーンときますね。あと、料理の描写がとにかく美味しそうでした!

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    2025年08月03日
  • シャバの「普通」は難しい 05

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    ネタバレ

    牢獄でうまれた主人公がシャバに出てくるも、牢獄にいた人たちが超人的すぎて、超人が普通な価値観になってしまっていて四苦八苦、超絶技巧で解決していく話。あとがきにも書かれてますが、中村さんにしては恋愛方面を頑張って描かれている感じ。ただ、それも中村さんにしては、と言う感じなのであっさりではあります。
    ネジがぶっとんだ主人公を描かれる中村さんでお馴染みのキャラ設定ですが、1番超人だったかも。(魔王と聖女の娘だし)
    こういうスタイルとわかって読んでいるので楽しく読めました。

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    2025年07月28日
  • 神様の定食屋

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    魂が憑依し、定食屋を切り盛りする話。
    1話読切で読みやすい。
    作られる定食の描写が毎回美味しそうで、読んでるとお腹が空く。
    素敵な話ばかりだが、ストーリーが先読みできて、自分には合わなかった。

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    2025年07月16日
  • 神様の定食屋 : 4 ハレの日のさじ加減

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    ちょっぴり笑えて、ちょっぴり泣ける作品。
    そのちょっぴりは物足りないという意味ではなく、ほんのり温かい満足感を与えてくれる。
    自分の本当の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる作品。伝えることで心で深く繋がれる。そんな存在がいてくれることのありがたさを感じられる。

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    2025年07月16日
  • 神様の定食屋

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    ※尼プラの無料枠で借りました。
    神様にも妹にも搾取されてる感のある主人公。
    この違和感を純朴に「ハートフル」という言葉で片付けられるような気はしない。違和感は最後まで読んでも解消されず、なんなら強度が増されているような気も。

    何故だろうかと軽く考えてみると、この主人公はこの流されやすい性格で日々我慢をしながら、何を動機に店を続けているのがよくわからなく、最後に結局都合良く全部うまくいって良い話でしたー、とされてもそれは良い話ではないよね、という感想しかでてこないからだということに気が付いた。さては「良い話」にするための、ただの舞台装置なのか、このキャラ。

    「良い話」を読みたい人には向いてい

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    2025年06月16日
  • ふつつかな悪女ではございますが: 10 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~【特典SS付】

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    面白かった。レイリンとケイゲツのとりかえばやも
    とうとう二桁に突入。
    今回の主役は金家の雛女清佳
    なんとなく、黄家の猪っぷりと被るような感じもあるが
    結構パタリロ系のお家柄
    金家のお家騒動的なやつとか、
    国家のからむ国際交流的なイベントのてんやわんやとか。
    前半、やきもきしたが
    後半かなり面白くなった。

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    2025年05月26日
  • 神様の定食屋 : 2 ごちそうさま、めしあがれ

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    今回もほんのりあったかい感じでよかった。
    前作で超絶腹立つお前絶許野郎だったケンジがまあまあ大変な境遇だったしちゃんと反省して謝ってきたから厳さんに免じて許してやるかとなったのもよかった。

    ひとくちに「ちゃちゃっと作った料理」「教本のように整った料理」と言ってもそうするに至った事情やそれを選んだ理由によって見えてくるものが全然違ってくるもんだなぁと唸った。

    故人を偲ぶために味を再現して受け継ぐのか、その味は故人との思い出としてとっておくのかといった機微もなんかしみじみとよかった。

    哲史が休職中なのすっかり忘れてたけど、次巻からは脱サラになってるのかな?
    次も楽しみ!!

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    2025年05月25日
  • 神様の定食屋

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    “ヴァン・ショーをあなたに”の定食屋バージョンを想像して読んでみると、神様が出てきて主人公に憑依し料理するという面白い展開。

    両親の遺した定食屋「てしをや」を妹と共に継ぐことになった哲史。
    神社で神様に出会ったことから魂が憑依するように。魂に料理を教わる代わりに、その魂が望む相手に料理を振舞い、未練を解消してやってほしいということだった。


    母親から息子へ。店主から常連へ。姑から嫁へ、夫から妻へ。
    思い出の一皿、懐かしい味。あらためて料理って食べてもらう人への作り手の思いが込められているものだなぁと実感。
    チキン南蛮、天たまかけごはん、具沢山豚汁、フレンチ風オムライス、名物唐揚げ、おでん

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    2025年05月08日
  • 神様の定食屋 : 5 この雨が止んだら

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    シリーズ第5弾

    志穂が食品偽装疑惑に関して熱くなりすぎるところは微妙。
    真面目に料理に取り組んでいる者にとっては許されない行為だろうけれど。
    結果的には神様案件も含め、志穂の恋バナも丸くおさまった。

    コミカライズも決定したらしいが、この勢いでアニメ化も近いのかもしれない

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    2025年04月12日
  • シャバの「普通」は難しい (10)

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    と、とりあえず、モンスターペアレンツの意味については「違う、そうじゃない」案件だとして…ルーカスの馴染み具合は最早才能では…?

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    2025年03月28日
  • 神様の定食屋 : 4 ハレの日のさじ加減

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    人って一筋縄ではいかないなぁ
    って思う

    出てる顔と本心が違っちゃうことなんて
    わんさかあるけど、段々辛くなっちゃう
    こともあるしね

    生きるのって大変だよね
    でも人とかかわれるなら大丈夫、って思うな(*^^*)

    ほんとこの兄妹好き

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    2025年01月11日
  • ふつつかな悪女ではございますが: 2 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~【特典SS付】

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    こんなに早く入れ替えがバレちゃって大丈夫なの?もっとこの設定で引っ張るのかと思ってた。まだシリーズは何作かあるみたいだけど…これが解決しても盛り上がれる展開が用意されてるってこと?先が気になる〜。

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    2025年01月11日
  • シャバの「普通」は難しい (9)

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    中村颯希さんの作品は、やっぱり何か破天荒で面白いなぁ!エルマのスペックが高いことをがどんどんわかって天井がわからない(笑)

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    2024年12月21日
  • ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~【特典SS付】

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    ネタバレ

    中村颯希は期待を裏切らない。この小説も実に面白い。楽天的で明るい風が吹いているのがいい。体の弱い皇太子の妃候補が、健康な悪女に体を入れ替えられて、生き生きと生活を満喫する話。弱い体に入ってしまって苦しむ悪女を心配するほど善良な心の持ち主だが、結構したたかでもある。

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    2024年12月19日
  • シャバの「普通」は難しい (4)

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    チートが過ぎる…(笑)!けど、本人は「普通」を目指しているのね。中村颯希さんらしい作品で面白かった!続きも読む!

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    2024年12月08日
  • ふつつかな悪女ではございますが: 9 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~【特典SS付】

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    面白かった。
    とはいえ、基本の二人ではなく、
    皇帝が主役っぽいねぇ。
    入れ替わりの恐怖とか、
    術師のレベルの話とか、
    いままで出てこなかった設定が色々楽しい。
    そして、めっちゃ続きが気になる

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    2024年11月15日