あらすじ
30年に一度開かれる神聖な聖鼎杯(せいていはい)で
優勝することを王より命じられたエルマ。
しかし、王の腹黒い思惑に気づいたルーカスは侍女のイレーネとともに
エルマの優勝を阻止すべく立ち上がる。
聖鼎杯は聖女・聖剣士・聖術師の三部門。
監獄育ちのエルマならどの部門でも圧倒的勝利をしかねない。
英雄的活躍なんて「普通」じゃない!
お願いだから、優勝しないで!!!
感情タグBEST3
たのしい
言ってしまえば単にチート物だけどとにかく、楽しい。ヒュドラ戦の感性がとても好き。包丁だからってなにもそんな解釈をしなくても、と思うけど、王子様と同じようにびっくりしました。びっくりできるようなラノベは貴重です。
Posted by ブクログ
人使いの荒いルーデン国王フェリクスに宗教国アウレリアの聖鼎杯に派遣されたいつものエルマ、イレーナ、ルーカスだが、またもや普通を目指しながらエルマは強烈にやりまくる。どうもエルマは魔族の父(生真面目)と聖女の母(妖艶)との間に生まれた子で、両方の能力を持ち合わせているらしい。聖女の力は凄いぞ、大地をも植物をも奉仕させてしまう。やれやれ。でもイレーネとの友情にはやきもきしてしまう純情さもある。そうそう今回のテーマは友情だろうなあ。はちゃめちゃな話でありながら、ちゃんとうんうんと思わせる。
Posted by ブクログ
アウレリア法国でやっちらかす3巻。アウレリアで行われる30年に一度の国体のような競技界に出場して無双しないようにがんばる。エルマのヌケっぷりと、イレーネの腐りっぷりが面白い。エルマの母ハイデマリーの過去がちらっと判明する。それに終わりころにエルマに弟妹ができるという前振りあり。さらに面白くなってきた。