辻堂ゆめのレビュー一覧

  • 今日未明

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    面白かった 構成もそうだし全部の話がホントに『慟哭』ホントにゾワゾワ
    最初、表紙と先生の名前で〈癒され系キッチン小説〉かと勘違いしてました このギャップでゾワゾワさらに加速です

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    2026年02月15日
  • 今日未明

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    我われ読み手にとって、これは残酷ですよ。短編5話すべて、まず冒頭に報道記事でもって死という重い結末が示される。そしてそこに向かって描かれるシナリオをたどらされるのだ。そりゃあここで犯罪に至る者、自死する者たちの思考に問題はありますよ。とはいえ引きこもりから抜け出そう、妻の連れ子と親子の絆を築こう、古い価値観を打破して堂々と事実婚で家族設計しよう、余生はできる限り子どもたちの通学を見守ろう、早逝した息子の嫁に感謝するとともに詫びようなんて、どこにでもある思い。それを抱く彼らには、あまりにも悲しい顛末が待つ。まあね、実社会において記事で淡々と伝えられる事件の背景には、こうした曰く言い難い事情がある

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    2026年02月16日
  • 今日未明

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    ネタバレ

    面白いけど好きではない小説なので★4つ。
    面白さだけでいえば★5つ。

    なぜ好きではないのかというと、辛く悲しい話ばかりだから。
    この小説の中で被害にあうのは、真面目だったり優しかったり純粋だった人。小説では無く現実でもそうなのかもしれないが、やるせなく空しくなる。
    どうしてこうなったのか、防げなかったのかと、モヤモヤが噴き出すばかり。

    ありきたりのニュースタイトルに「あ~、やっぱりね」と思いがちの日々だけど、作中には、その裏にある思いもよらぬドラマが描かれていて、ページをめくる手がとまらなかった。

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    2026年02月14日
  • 今日未明

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    1日一話ずつ、
    イヤな気持ちを押さえて読み続けるのはそれで精一杯。

    冒頭に書かれた小さな新聞記事、
    小さくても誰かが亡くなった事実は
    けして変わらない。
    どこかで誰かの助けを求めていれば、
    もっと柔軟に考えられたら
    事件は起きなかったのかもしれない。


    実は周りではいろんな事が起きているのかもしれないけれど
    平和な夕暮れ時だと思う自分がいる。
    世の中はなんともせつない。

    1話目の父と息子の話が特に切ない。

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    2026年02月13日
  • 今日未明

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    毎日耳にするニュースにはいろんな裏側があるかもしれないんだなと改めて思った。ニュースの一部だけ聞いたらあぁ虐待ねとか、また熱中症ねとかしか思わないけど。
    大きい事件じゃないと詳細までは報道しないもんね。

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    2026年02月12日
  • あの日の交換日記

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    辻堂ゆめさんの作品は初めてでした。
    交換日記から全てが繋がる連続短編ミステリー。
    最初のプロローグ的なものが最後に、そういう事か!って繋がって、何度も前を確認してしまいました。こんな読み方をしたのは久しぶりで、漫画っぽい雰囲気を思わせる作品でした。
    で、最後はちゃんと温かい気持ちで締めくくれて安心。
    人間ドラマ寄りのミステリーがお好きな方にはお勧めです。

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    2026年02月11日
  • 今日未明

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    ニュースの見出しには一見よくある事件だけど、実際の当事者には様々なドラマがあるということを再認識させられました。身近な話なので他人事ではなく、読んでいて少し辛い部分もありました。どれも意外性があり、ミステリー的にも構成力のある作品ばかりでした。「四角い窓と室外機」は特に感動しました。

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    2026年02月10日
  • 今日未明

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    新聞やネットニュースに、うわ、ひでぇとこぼして終わる記事がある。この小説はそんな見出しから始まる。どの話も、このまま幸せな時間が流れてくれと願わん運びから、見出し通りの結末へ進む。こうも、叩き落としてくれますか。

    そんな結末はともかく、今自分の住む街でも人々は生きている。泣き、笑い、怒り、恨み、喜び…知らないだけで隣近所の家族にもドラマがあるんだろうな、とひっそり思える本。

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    2026年02月09日
  • 僕と彼女の左手

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    恋愛要素もあるが、途中からの不穏な展開に主人公のざわつきを追体験できるストーリーになっていて飽きない。
    エピローグまで読んで「もう一度頭から読みたくなった」作品。

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    2026年02月08日
  • 今日未明

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    あの本読みました?で、著者ご本人からの紹介を見て、辻堂ゆめさん初読み。

    概要だけが書かれた新聞の片隅の小さな記事。読み終えたらそのまま記憶にもも残らず消え去ってゆく文字列。当事者はどんな人なのか、何を考え、どんな思いで事件に至ったのか。短い文章はそれ以上のことを語らない。
    そうした「良くある」事件を、一つずつ解きほぐし、関わる人々の心の動きを追う。何が起きるのかは、冒頭の記事でわかっている。読み進めていくうちに必ず結末は見えてくる。満ち足りた幸せは偽りの紛いもの、そうでなければいつか崩壊する脆弱なもの。くどいほどに幸せな情景が描かれると不安が募る。
    2話目:そびえる塔と街明かり‥マンション女

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    2026年02月08日
  • 今日未明

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    人は少ない情報の中からでもなにかを読み取ろうとする。でも、そこには先入観に基づく思い込みであると改めて思った。

    五つの物語の中の一つ。
    新聞記事によくありそうな見出しで『マンション女児転落死 母親の交際相手の男を緊急逮捕。女児の遺体の背中や手足には多数のあざがあった。』という見出しを見れば、交際相手の男が女児に暴行をしていた端的に思ってしまう。
    それはどこかで交際相手の男が暴力をふるって、子供を死なせた記事を目にしたことがあるからだろう。

    物語の中では虐待していたのは母親であった。転落死は自殺に近い事故であることがわかるが、交際相手の男は自責の念に駆られて「僕が殺してしまった」と咄嗟に言っ

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    2026年02月07日
  • 今日未明

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    久しぶりに辻堂ゆめ先生の作品を読みました。
    小さなニュース記事から始まり、その事件が起こるまでに何があったのか短編で描かれていて、とても興味深かった。
    ニュース記事の断片からでは全くわからない事件の裏側。女児の虐待転落死の記事があれば、『母親の恋人が犯人なのかなぁ』となんとなく想像していたけど、その裏側は全くの逆。
    高齢者夫婦が熱中症で亡くなった記事があれば『高齢者がまたエアコンをつけ忘れたのかな』と想像してたけど、その裏側はゆるやかな自殺だったり。
    ニュース記事だけではわからない、人間模様や動機、結末はニュース記事で知っているから切なさだったり醜さだったり取り返しのつかなさだったり、いろんな

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    2026年02月07日
  • トリカゴ

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    たまたまYouTubeで辻堂ゆめさんが本屋さんで買い物する企画を見て、あらすじを読んで興味が湧き買ってみたけど、読んでよかった!

    戸籍の有無についてこれまで考えたことがなかったが、日本には今も数百~数千人もの無国籍者がいるらしい。当然のことながら親が出生届を出し育ててくれたこと、仕事や住む場所を選択できる当たり前の日常にありがたみを感じたし、それらは生まれた瞬間から自動的に与えらえたものじゃないんだなとひしひしと感じ、色々考えされた。それと同時に無知は怖いなと改めて思い、勉強にもなった。

    重いテーマながらも、先の気になる展開、主人公のまっすぐさや刑事たちの頭の回転のよさ、不自然さもなく腑に

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    2026年02月04日
  • トリカゴ

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    ネタバレ

    兄妹という点と鳥籠事件とユートピアに捨てられた時期が似ているくらいで早々に決めつけ過ぎではないか?と思いながら読み進めていたから別人とわかっても驚きはなかった
    ただ鳥籠兄妹とあの事件が繋がっているとは思わなかった
    その他の伏線もきれいに回収されていて希望のあるラストでよかった
    鳥籠兄妹がただただ可哀想

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    2026年02月01日
  • 答えは市役所3階に~2020心の相談室~

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    巻末の大矢博子さんによる書評まで含めて、「この物語からなにを読み取ればよいのか」をひたすら丁寧に整えた作品という印象を受けました。
    ふつう一人称視点の小説では「語り手による自己申告に基づく物語」が描かれるものですが、カウンセラー2人が「意図的に隠された部分」のベールを剥がす構成は、私にとっては新しい体験になりました。確かにコロナ禍は断片的な情報から分断がおこったことも多くあったような(今もそうかもしれませんが)

    コロナ禍に人生をめちゃくちゃにされた5人の独白は、少なからず読者自身も経験してきた惨状と重なります。正直、昨今忘れかけた古傷をひらくようで読んでいて非常にしんどいものがありました。が

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    2026年01月31日
  • 君といた日の続き(新潮文庫)

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    辻堂ゆめさんの作品は何作か読んだが、ミステリー色の強いイメージからは真逆の作品。
    ファンタジーとミステリーの融合ともいうべきか。

    娘を病気で亡くし妻とも離婚した中年男が主人公だが、その設定舞台が私の自宅付近ということで尚更入り込んでしまった。

    昭和の時代から来た10歳の少女。彼女はなぜ彼の前に姿を現したのか。その目的は。
    そして彼女は何者なのか。

    それらが数々の伏線で繋がりタイトルの意味がわかったときにファンタジー特有の温かさというものに溢れたような気がする。

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    2026年01月30日
  • 今日未明

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    ネタバレ

    ニュースやワイドショーでまたぁ?と思って事件を見る事が多い。何で何だろう、とは思うがその背景を想像するまでには至らない。

    記事が先に書かれているので、それに向かってグイグイ読み進めていく感覚。

    信頼関係を自分で意識すると、相手の思いに無頓着になってしまう恐ろしさも感じた。独りよがりなのか?

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    2026年01月30日
  • 今日未明

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    悲しいニュースばかりで
    加害者と被害者の気持ちが綴られていた
    1話目以外は同情するものもあれば
    見出しだけじゃ分からない部分もあった

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    2026年01月27日
  • ミステリ作家、母になる

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    スマホが身近にあることや、いろんな色を選べたりすることなど自分的には普通だと思っていたことが、この数十年で変化してきていることであることを改めて感じながら、テンポよくまとまっているので読みやすく面白かった。

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    2026年01月27日
  • ミステリ作家、母になる

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    子育てエッセイです。仕事に対するように育児に向き合ったらこうなる!合理的だけど、やっぱり基本は愛情たっぷりの育児が新しくて面白かったです。
    子育て中の面白い発見とか、成長とか、発言って、こうやって文に残しておかないと忘れちゃうんですよね。辻堂家、うらやましいぞ。
    在宅すれば子ども預けなくてもなんとかなるっていう発想、本当に育児なめてんなと思っていたけど、辻堂家がこの本の最後に引っ越したエリアは在宅が保育園入所得点の減点にならないとは、素晴らしい。うちも子どもが保育園の時に社宅→ちょっと大きい社宅→自宅購入で3回、引っ越し後の保育園がフルタイムの人には厳しい(4/1はお休みとか、親子遠足とか)カ

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    2026年01月26日