鈴木康士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでる間じゅうずっとぞわぞわしてなんだか変な気分がつきまとった。最後に謎が解決してもオールハッピーエンドとはいえず少し暗い気持ちにもなった。
よく練られてはいたが、その分濁すような文が多くてじれったいのと、徐々に分かって来るにつれて伏線がわからなくなってページを行ったり来たりしたのが残念。その点は正直いらっとしたところも。
ただいつものように専門知識はとてもあり、読みながら場面にふさわしいクラシックの名曲が頭の中に流れてくるのはよかったし、そういった書き方はとても好き。
個人的には奈緒美と秋穂という名前、それにフルート奏者とヴァイオリン奏者というところも感情移入出来てにやっとした(笑)
石倉 -
Posted by ブクログ
人間の醜いところが鮮明に書かれていてすごく怖かった。気持ち悪いとも言えるかもしれない。
あそこまで登場人物のほとんどを気持ち悪く書ける作家も少ないと思う。
ただ醜さの方が際立ってしまい、主人公の位置にいるはずの朽木奈緒子のキャラが弱い気がしました。
最後まで犯人が分からないような書き方や、複数の人間による犯行はアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせましたが、最後の種明かしで「あ、やっぱ違うか」と投げられたような。もやっとしたものが。
勘違いした私が悪いのですが、そういうオチもありかもと考えて読み進めていただけに何故か残念に感じてしまいました。
最後の松崎と新垣の会話はシリ