鈴木康士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
霊の見える赤い左目を持つ八雲。
霊に関る捜査を行うのと同時に、八雲の宿敵の父の出生をさらに掘りさげた物語になっている。
性善説/性悪説について考えさせられる本巻。
作者はあとがきで、物語のクライマックスを示唆しているのだけども、どうなるんだろ?
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【内容(「BOOK」データベースより)】
友だちが、神隠しにあった―晴香のもとに、助けを求める電話をかけてきたのは、晴香が以前、教育実習の際に担当となったクラスの児童・大森真人だった。それを聞いた八雲は調査のため一路長野へ向かう。一方、石井のもとには、護送車が事故を起こしたとの緊急連絡が入った。その車は、あの七瀬美 -
Posted by ブクログ
霊を見ることのできる赤い左目を持つことから、警察の捜査にも協力する大学生、八雲。
本作では、幾つかの事件を解決に導いている八雲の過去、中学生時代の事件2つが、叔父一心と刑事後藤によって語られる。
5巻の次に出されたようだけども、僕は6巻<上><下>を読んだ後になってしまた(勘違いから)。
この過去があるから、現在の物語がより深みを増している・・・そんな内容。
主人公八雲を含め、お決まりのキャラクタの変化ぶりと変化しなさぶりが読み取れておもしろい。
善くも悪くも、心理描写と行動様式がワンパターンで、それが「心霊探偵八雲」の落ち着く所でもあるんだけど。
6巻(既読)は大転換だったので、7巻 -
購入済み
ライトにひまつぶし
表紙がオシャレなので以前から書店などで気になっていました。
大人のライトノベルといった感じで読みやすいです。
幽霊とか興味ない、というかあまり得意ではない派ですが、ホラーではないので怖くないです。
死後の世界や魂について主人公が興味がないというキャラクター設定なので
重い話もあるわりに、そのあたりの世界観が軽いです。
そのあたりがいい意味で読みやすさかもしれません。
物語の展開などは小説好きならなんとなく分かってしまうと思いますが、
その分
合間合間にぶつ切りで読んでもお話を思い出せるのでひまつぶしには持ってこいです。
巻数も多く出ているので、時間のあるときに購入するにはハズレませ -
Posted by ブクログ
心霊探偵八雲のシリーズ第5弾
回を追うごとに、複雑性が増してきて面白くなってきている。
赤い左目を持ち、霊を見ることのできる八雲。
今回は主人公八雲の失踪と、刑事後藤の失踪に、八雲の出生の秘密が絡み合う大転換の物語。
※後藤刑事失踪のトリックが明らかにされていない気がするのだけども・・・
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【内容(「BOOK」データベースより)】
八雲が消えた―!?15年前に起きた猟奇殺人事件の現場で、ビデオカメラに映り込んだ、恐ろしい形相をした女性の幽霊。八雲は相談を受けるが、その映像を見たとたん、なぜか突然姿を消してしまう。一方、時効成立間近に姿を現した、殺人事件の容