鈴木康士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こちらも神永学の読んだことないシリーズを読んでみたくて購入。
シリーズの一作目を購入したつもり、怪盗探偵山猫としてこれは2作目だった。それでもこの本から読んでも十分楽しめた。
怪盗探偵って、怪盗なのか、探偵なのか、って感じではあるが、怪盗が事件の真相を暴くというものだった。
神永学の作品としてはいつもどおり、実はその人が?!って人が黒幕にいる。なかなかわかりやくかった。タイム・ラッシュの後に読んだためかもしれないが。
やはり登場人物が濃くてラノベっぽく感じる。みんな格好良くて面白いけど。
天命探偵真田省吾のように熱血主人公が突っ走るのも面白いが、この怪盗探偵山猫のようにいつも余裕しゃくしゃくで事件を解決するのも痛快でいい。
久日に神永学を楽しみました。面白い。
天命探偵の山縣はちょいと登場。名前は出てこないが、確率捜査官御子柴岳人も登場。そういった遊び心も相変わらず。 -
Posted by ブクログ
読書録「心霊探偵八雲6下」4
著者 神永学
出版 角川文庫
p34より引用
“確かめてもいないことを、決めつけて
話す。こうやって、噂に尾ひれがつくのだと
晴香は実感した。”
目次より抜粋引用
“彷徨・陽
決別
その後
夜桜”
幽霊を見ることができる大学生を主人公
とした、心霊ミステリー小説。
八雲の叔父である一心が、刺されて重傷
を負った。その犯行を宣言した相手は、拘
置所の中にいた。身内が傷つけられながら
も、八雲は見かけ冷静に事件と対峙する…。
上記の引用は、一心が入院する病院での
幽霊の噂についての一節。
人は物事を伝えるときに、多かれ少なかれ
その人の主観が混じってしまうようです。
噂の元を自分でたどってみないと、本当の
ことはなにもわからないのでしょうね。
しかし、多くの人は、噂の真相を追いかけ
るほど暇ではないでしょうから、噂は大きく
なり続けてしまうのかもしれませんね。
主人公にとっても周囲の人にとっても、
大きな転換点となる話です。
きちんと順番を守って読んだほうが、いい
のではないでしょうか。
この巻が手に入りにくかったので、7巻を先
に読んでしまった私には、物事を楽しむた
めの我慢が足りないなと思いました。
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Posted by ブクログ
「心霊探偵八雲 (9) 救いの魂」
シリーズ最高のクライマックスが迫る。
2015年は、デビュー11年目となる神永学。彼が最も多く書いた作品が、心霊探偵八雲シリーズである。外伝を入れると全12作品となる。本作は本編の第9弾に当たる作品である。銘打つは“シリーズ最高のクライマックスが迫る”と言うメッセージ。否が応でも期待が高まってしまう。
結論から言うと、シリーズ最高のクライマックスが迫る...とは表現が適切では無いかなと思った。八雲シリーズでは定番の展開に見えただけに尚更だ。
しかし、内容にがっかりと言う訳ではない。相変わらずの一気に読める安定感を維持しているのは、個人的に大好きな点だ。安定感があるとなると代わり映えしないとも取れてしまうけど、このシリーズにおいては少しずつ変化が加えられている。八雲、晴香、後藤、石井、皆少しずつ、ほんと少しずつ成長していくのだ。これが焦れったくもあるのだけど、慣れてくると親しみも湧いてくる。
個人的には、石井刑事が一番親近感が湧く。何もかもにビビりがちで、芯がある思いをなかなか具現化出来ない。そんな自分に腹立たしく思いながらも、周りに頼ることに何処か言い訳をつけて納得している。そんな弱さとちょっとした意地を見せる姿が自分とダブる。石井刑事は、本作でも着々に成長していることを証明してくれる。だから、彼は一押しだ。
物語はどうやら最終章に向かっているらしい。これ以上長く続けると終わりが見えなくなりそうで怖いので、著者の納得いくエンディングへと突き進んで欲しい。 -
Posted by ブクログ
読書録「心霊探偵八雲5」4
著者 神永学
出版 角川文庫
p186より引用
“世の中、真実を知ることだけが全てではな
い。一心の愛情があったからこそ、八雲は闇
を抱えながらも、優しさと芯の強さを持った。
そう思いたい。”
目次から抜粋引用
“失踪
悲壮
思慕”
死者の魂を見ることが出来る大学生を主人
公とした、心霊ミステリー小説。
十五年前、一家惨殺猟奇殺人があった現場
に、テレビ番組の収録班が撮影に来ていた。
偽の霊媒師を伴って、彼らが現場に踏み込む
と…。
上記の引用は、主人公・八雲の出生につい
て語られた箇所での一節。
嘘も方便、とりあえずその場を乗り切るため
には、真実から距離を置くことも方法の一つ
なのかもしれませんね。
飽きさせることのない展開と、読みやすい
書き方がされているので、最後まで気持ちよ
く読み進めることが出来る一冊です。
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Posted by ブクログ
間違えて2巻から読んでしまいましたが、若干のネタバレ(?)はありましたが楽しめました。
探偵とは付きますが、ミステリーかな?って感じです。謎らしい謎はあまり無いので、ミステリーを楽しみたいなら物足りないかもしれないです。
ロマンスほぼ無いし、サスペンスでも無いし、アクションと言うにはあまり派手さを感じ無いので、やっぱりミステリーなのでしょうかね?
山猫が良かったです。善人では無いけど、鼠小僧的なところや、口では悪いけど、最終的に丸く収める感じとか。調子外れの歌も。
一巻はこれから読むので、改めてもう一度読み返したいです。
確率捜査官御子柴さんが名前だけ出てきました。前後の巻で登場があるのか、気になるところです。 -
Posted by ブクログ
赤い左目で死者の霊が見え、話すことができる八雲が主人公の
シリーズなんだけど、これは外伝。
とは言え、主役も八雲のままだし、物語の展開の仕方も同じ。
単行本では9作目、文庫では8作目まで本編は進んでいるが、
時系列としては、6作目以前のどこか。
後藤もまだ刑事をやめていない頃のお話。
本編で描ききれなかった部分を掬っていくシリーズになるようです。
前作では石井刑事にスポットを当てた内容でしたが、
今作は後藤刑事。彼が過去にかかわり、出逢った当初の八雲を
放っておけないと思わせるきっかけとなった事件、
そして当時の相棒との確執。
物語自体は大学生3人がとある泉で幽霊に出くわし、
そのうちのひとりは霊に取り憑かれ、
ひとりは「殺してやる」との声が聞こえるようになり、
もうひとりがそんな状況を八雲に相談しに来るところから始まる。
うーん、それにしても複雑な事件だったなぁ。
「○○を殺したのは誰か」っていう部分はなんとなく、根拠もなく
想像はついたけれど、それ以外は全くもってわかんなかったな。
それでも、面白かったけど。
霊という不思議な部分があるにはあるけれど、その点以外は
全般的に論理的な物語で、事件の真相やそれに関わる人々の
心理描写、心情の移行などはとても読み応えがあるからね。
今後も本編を含め、八雲シリーズには期待です。