鈴木康士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八雲の小学校のクラスメイトだという
奈津美がバイト先のペンションへの
同行を懇願してきた。
最近人気の預言者がSNSで
「そこで殺人がある」と予言したらしい。
怯える彼女に同情した晴香の後押しで
結局、現地へ乗り込む八雲。
折しも台風が近づく中
そもそもの泊まり客に加え
奈津美の友人3人に当の預言者まで乗り込んできた。
そして、嵐で孤立した邸内で
ついに予言通り人が死ぬ…。
本編と違ってあくまで一話完結で
今回は特にクローズドサークルだから
妙な黒幕とか考えなくていいし
絶対に最後は解決すると思えるし
…実はこっちの方が安心して物語に没頭できるのだ。 -
Posted by ブクログ
八雲と晴香の通う学校でも学園祭の季節になった。
行事ごとに関心のない八雲は
いつもどおり部室でこもっているが
晴香はサークルのための練習に大忙しの日々。
そんななか、演劇部に所属する友人が
「講堂で幽霊を見た」と相談してくる。
このままでは学園祭まで
練習に参加できない…と訴える彼女を
八雲に引き合わせる晴香だったが。
という巻頭話に続きまして
晴香のサークル仲間の男子が
幽霊に取り憑かれたかもしれない件。
映画サークルが学祭用に撮影した
呪われたビデオの件。
やっぱ八雲〝呼んでる〟んちゃうん?
ってくらい短いスパンです。
(いや、晴香ちゃんが巻き込んでるねんけどね)
舞台が学園内限定で -
Posted by ブクログ
今回、八雲に相談をもちかけてきたのは
同じ大学に通うひとりの男子学生。
天体観測に出かけた町外れの泉で
女の幽霊を見てしまった友達が取り憑かれ
謎の歌を歌い続けているのだという。
その泉には
「自分の真の姿を見ると呪われる」
という伝説があるらしい。
同じ頃、別ルートの依頼で
悪霊に呪い殺されると訴える男子学生の
調査をするハメになった後藤刑事は
彼の話を信じると言ってくれたらしい
教会の牧師を訪ねる。
意外なことに、その牧師は
後藤の過去に関わる元同僚だった…。
まいどまいど、よく呪いを思いつくな。
今回は後藤刑事にスポットライト。
死者が何を訴えようとしているのか?
という謎もあります -
Posted by ブクログ
「この樹の前で嘘をつくと、呪われる」
そんな言い伝えがある神社の樹の下で
ひとりの男が無残に刺し殺されていた。
警察が検分している最中に
遺体にとりすがった婚約者の女性は
現場にいたヤジ馬の中にいた男を
殺人犯だと名指しする。
捉えられた男はあっさり自供するが
担当した後藤刑事は
なにか釈然としないものを感じるのだった。
そのころ、八雲のもとに
またしても晴香が「トラブル」を持ち込む。
級友が何かに取り憑かれたようになって
怯えているから助けてくれというのだ。
その現象は彼女がいつわりの樹の下で
待ち合わせをした日から起きているらしい。
事件現場で後藤刑事と鉢合わせした八雲は
そこで殺され