鈴木康士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事件が起こるのはいつものことなのだけれど、晴香が逮捕って! シリーズ(本編含め)最大の危機ともいえる状況かも。しかも「霊に取り憑かれてやった」だとしても罪状からは逃れられないのか……どうなっちゃうのよこれは。
事件に直面しての八雲の揺らぎがなんとも痛々しくて。しかしどちらかといえば後藤サイドに立って「何をぐじぐじ悩んでやがる!」と思ってしまいました。ま、もちろん杞憂だったのですが。
ミステリとしての謎解きがまさかこういう方向に行っちゃうとは。伏線はいろいろあったのに、気づけなかった自分に忸怩たる思いですが。真相が明かされた時の爽快感は素晴らしいです。 -
Posted by ブクログ
大学時代から付き合いのある気心知れた三人の演奏家
今回の仕事はミュージカルのオーケストラだ
本番が近づくある日、突然に演出家とコンダクターの変更が告げられた
新しくコンダクターとして加わることになった人物は海外留学をしていたはずのあの男であった
そして、起こる事件
白骨化した頭部を切断された変死体は彼らの大学時代の写真を抱いていた
失われた記憶が甦る時
真実は暴かれる!!!
てなお話
おっ
結構、おもしろい
読み始めはもっと
ファンタジー的な?
超能力的な?
感じがしたんだけど
いやいや
ミステリーとして楽しかったですね~
この作品の胆は事件の真相を暴く人物です
フルート演奏者の心の病に -
Posted by ブクログ
こちらも神永学の読んだことないシリーズを読んでみたくて購入。
シリーズの一作目を購入したつもり、怪盗探偵山猫としてこれは2作目だった。それでもこの本から読んでも十分楽しめた。
怪盗探偵って、怪盗なのか、探偵なのか、って感じではあるが、怪盗が事件の真相を暴くというものだった。
神永学の作品としてはいつもどおり、実はその人が?!って人が黒幕にいる。なかなかわかりやくかった。タイム・ラッシュの後に読んだためかもしれないが。
やはり登場人物が濃くてラノベっぽく感じる。みんな格好良くて面白いけど。
天命探偵真田省吾のように熱血主人公が突っ走るのも面白いが、この怪盗探偵山猫のようにいつも余裕しゃくしゃく